腕力のないジャミラ

(腕力のないジャミラ・立つ)
常磐線に乗り入れている地下鉄千代田線の北小金駅近くにある鉄塔です。
ご覧の通りのジャミラ型鉄塔。
広い空き地の真ん中あたりで、ぽつんとひょろ長い体で送電線を持っています。
華奢な感じに見えるのはジャミラ型に共通する特徴ですが、やはり腕金の貧弱さによるとことが大、と言えるでしょう。逆に言えば、そうできる部分に存在できるのがジャミラ型鉄塔とも。
千葉県松戸市にて

(プレート)
少なくとも、僕が見つけたジャミラ型鉄塔は、JRのモノが多いです(笑)。
ということで、この鉄塔もJR。実は最初に「ジャミラ」として公開した鉄塔とは近くにあったということが後で分かりました。(このプレートを見ればすぐ分かりそうなもんですが、あっさりと見逃しておりました(汗))

(腕金部分を拡大してみると)
腕金部分を見てみると、腕金を構成する鋼材としては、基本的に三角柱を形作る部分しかありません。三角柱の底辺部分には短い補強材がつけられています。また下側の2組の腕金には、三角柱の中心部分を通って腕金の先端までをつなぐ細い鋼材が見えます。
それでも、それしかないの? と言ってしまいそう。
鉄塔としては、あまり(というかほとんど)力強さを感じないのですが、なぜか、なぜか気になる存在なのです。それは僕が僕自身に感じているモノに近いからなのかな。
20000312