ミニ鉄塔の群れ・3

(最後の変形ミニ鉄塔)
今までご覧いただいたミニ鉄塔シリーズも、いよいよ解決編です(笑)。
上の写真が最後の鉄塔。やっぱり変です。
腕金は一組しかありません。しかも、腕金の向きと送電線のついている方向が通常の鉄塔と違います。腕金の伸びる先に送電線を留める碍子がついているのです。
向かって左側は、ドラキュラ型鉄塔の特徴的な電線の張り方(縦に送電線が走っている)なのですが、実際には腕金側の碍子と、台座側(?)の碍子の間だけに張ってあります。したがって、この部分には電流が流れることはないのです。
千葉県千葉市中央区にて


(このプレートはっ)
最後の鉄塔の台座部分に、これら鉄塔群の謎を解く鍵がありました。
『訓練センター千葉線』
そうなんです。
実はここ、電力会社の技能訓練センターの実習設備のようなのです。
だから、いろいろな形状の鉄塔、腕金、碍子、電線のパターンが組み合わさっていたんですね。
分かってしまうと何でもないことなんですが、最初にこの場所を見つけてから、このことを知るまでの半年間、疑問符がずう〜っと頭の中を回ってました(笑)。

(電柱でござる)
また、鉄塔だけでなく、ご覧のような「電柱の林」もすぐ脇にあります。
僕は休日にしかこの場所を訪れることができませんが、平日ですと、この電柱や鉄塔たちにとりついている電工さんを見られるかもしれません。

(ハトも研修中)
おまけです。
三羽のハトたちも、研修中(爆)
19990711