お前は既に切れている・2

(ここも切れているのか? 山西線−120)
前回に続き、「切れている?鉄塔」です。
全く別の経路で見つけました。
上の写真、どこかで見たことあるような? と思った人は鋭い!
以前に紹介した『鳥居の奥の手招き』とほぼ同じ構図です。しかし、送電線の並び替え方が違いますね。逆になっています。少なくとも、一通りに決まっているということでは無さそうです。
おっと、横道にそれてしまいました。
ここは利根川が太平洋と東京湾に分かれる所、関宿。
その一角にある工業団地のなかにありました。
千葉県東葛飾郡関宿町にて

(幹線の下の鳥居)
足下から見上げると、鳥居の上に4本一組になった「河北1.2L線」の送電線が見えます。
鳥居鉄塔の碍子は左右(というか前後というか)に広がっており、それぞれ送電線を引き留めています。しかし、その切り離された送電線同志をつなぐためのジャンパ線がありません。
この山西線は、少なくともこの部分で切断されているのです。
ということは、「門の中の門」「門の中の門・2」も同じ山西線ですから、使われていない可能性があるわけです。
(切れている証拠 と 風にはためく幟)
一番端の部分を撮ってみました。
やはり、ジャンパ線の迂回を固定するための懸垂碍子が、手持ちぶさたそう(笑)。
それに、せっかく6回線分まで増強できるようになっているにもかかわらず、使われていないなんて(そう決めつけちゃってますが)。
もうひとつ。
この鉄塔の足下にあった「幟」も撮ってみました。
この日は風が強く、ちぎれそうなほどはためいていましたが、電気の来ていない送電線に対する注意、ということで幟自身が少々自棄になっていたのかもしれません(爆)