お前は既に切れている

(切れているのか? 花葛線−46)
毎日通勤に使う街道。
大したことのない鉄塔なのですが、なぜか変な感じがしていたのです。
別に、工事をしている様子もないし。
ある日、その感じが「どこ」からくるのかが分かりました。
そう。
この送電線は、「ここで切れている」のです。
千葉県松戸市にて

(突き付けられた証拠)
この鉄塔、「花葛線−46」は耐張型碍子で送電線をつなぎ止めています。
したがって、通常は碍子部分を迂回して電気を流すためにジャンパ線という手段を用いるのです。
ところが。
上の写真のように、ジャンパ線がありません。
ジャンパ線固定用の碍子が、所在なさげにぶら下がっているだけです。
つまり、花葛線はこの部分で切れているのです。
ただ、切れていること自体で、この花葛線が使われていないことの証明にはなりません。この鉄塔のどちら側に変電所があるのかは未調査なので分かりませんが、次のような場合が想定されます。
その1: | 変電所A | ==X花葛線46X−− | ここで行き止まり |
その2: | 変電所A | ==X花葛線46X==変電所B | 実は別系統同志が ここまできている |
その3: | | −−X花葛線46X−− | 全く使われていない |
=:生きている線 −:死んでいる線
「その2」については、あまり可能性はないと考えていますが、実際のところどうなんでしょう。
この項、続く。