アシュラ男爵

(アシュラ男爵鉄塔 鴻巣線−43)
国道125号のバイパスを深谷方面に向かっていくと左手に見えてきます。
鉄塔の顔とも言える「腕金」部分をご覧ください。
右側と左側で異なる表情をしていますね。
そう、アシュラ男爵の顔みたい。あっ、知りません? マジンガーZを?
それは失礼しました。
(公開時、
そう。ベルクカッツェの顔みたい。あっ、知りません?
科学忍者隊ガッチャマンを?
と書いてしまいました。失礼しました)
埼玉県加須市にて

(その表情は 憎々しい顔?)
よく見てみると、右側の送電線の一番上と一番下の順番が、ここで入れ替わっています。ただし、左側はそのままです。送電線の相の入れ替えというわけです。
したがって、関係のない真ん中の送電線をつかんでいる腕金は、他と比べて極端に短くなっています。しかも、関係ない左側もつられて(笑)同じような長さになっています。
右側の写真でわかるように、入れ替える送電線が接触しないために上の腕金と下の腕金の先端が捻れた位置関係になっています。

(近くの状況)
鴻巣線−43番基の先は、上の写真のようになっています。
右端の鉄塔も、相の入れ替えをしているようです。
いろいろな場所からいろいろな送電線を接続していますから、ある地点ではそのままの位置関係でつなげられないというときに、こういう鉄塔が必要になるのでしょう。
以前ご紹介した「腕が長いのね」も、よ〜く見直してみたら相の入れ替え鉄塔でした。いやいや、鉄塔の世界は奥が深いです。