（帽子のような）

　ここは、ポニーに乗ることが出来る「上千葉砂原公園」。
　その真中に位置する鉄塔「花川線−１８」。
　帽子のようにも見える、三本の腕金。この小さな腕金は、その下で送電線をつかんでいる腕金と９０度方向が違うのです。
　写真の左から右（右から左？）に渡っている送電線をつかむために、下側の鉄塔の腕金は「手前と奥」に出ているのです。とすると上側の腕金は、どういう方向に送電線を渡そうとしているのでしょう？

東京都葛飾区にて

（幻の交差点）

　この方向からだと、もっと判り易いですね。
　この鉄塔の近くには、もう一本の鉄塔がありますが、その鉄塔に渡る送電線はこの写真の送電線とほぼ平行になっています。（最初の写真の下のほうに写っています）
　つまり、ここで交差させるための送電線のルートは存在しないのです。
　計画だけで、実現されなかった送電ルートなのかもしれません。しかし、この花川線−１８は、その計画を実現すべく準備をしていたという証しなのでしょう(?)。

　けっして、帽子や単なる飾りなどではないのです。