こまいぬ
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狛犬の如く
(狛犬が守る拝殿前の道)

 これは珍しい。

 まるで、神社の拝殿前で向き合って座っている狛犬のよう。
 奥に見える普通の鉄塔から、道路の上を送電線が渡っています。一基の鉄塔から延びた電線は、目の前の2基の鉄塔で左右に振り分けられているのです。
 鉄塔の立地条件としては、最悪の部類に入るのではないでしょうか? なにしろ、通常の鉄骨鉄塔を建てるだけの土地がありません。以前にご紹介したものと同様です。
 少し違うのは、鉄塔の色。この2基の鉄塔は、薄く、若干くすんだ緑色です。いわゆる、エコロジー・カラーというやつですね。
東京都葛飾区にて

不思議な空
(いままでになく不思議な空の感じ)

 見なれた四角鉄塔では味わうことが出来ない空の形です。
 それぞれ3本の送電線を小脇に抱えて向かい合っている、という雰囲気にも感じます。腕と送電線の位置関係が微妙にずれているのも、趣があってなかなかよろしい(笑)。
 (何か意味があるのでしょうか?)

庭には・・・ 顔
(それぞれの顔)

 この鉄塔は『隅田線−4』という鉄塔なのですが、名前はひとつでも体は二つ。ということで、それぞれ『甲−4』『乙−4』という特別な呼び名がついています。
 『乙−4』鉄塔は、これまた、お宅の庭にで〜んと構えていました。そのまわりに洗濯物が干してあったりして、すっかり溶け込んでいるみたいです。

 さて、あなたはどちらがお好みでしょう?

 私ですか?

 それは、『甲乙つけがたい』というもんです(笑)。
 (お客さん、ここは笑うところですよ・・・三平風に)

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