これも鉄塔・・・か? ポケッ塔

(新京葉線−73−1たち 左:手前が5番 右:手前が1番)
既に紹介した「準備万端(新京葉線−74)」のすぐ近くにある、奇妙な構造物。
5基の鉄柱が、利根運河の土手に突然現れます。一番手前の鉄柱の頭部から、7本の電線が出ており、真ん中の3基の鉄柱では90度曲がった部分に等間隔に固定されています。また、ご丁寧に、接触しないようにケースが被されています。ということは、この電線に高圧がかかっているということなのでしょうか?
それに、普通3本一組の電線なのですが、7=3x2+1、ということで、1本余計なのです。
左の写真の右側に半分写っている鉄塔は「新京葉線−仮73」なのですが、今のところ、「新73」鉄塔は影も形もありません。まさか、これがそれなのでしょうか?
まさに、ポケットに入る鉄塔・・・ポケッ塔?
千葉県柏市にて

(それらしいプレートなのである)
「新京葉73−1−1〜5」というプレートが掲げてあるということは、やはり、これも鉄塔の仲間だということなのでしょう。信じられませんが。
だいたい、高さが3m弱ぐらいしかないこの鉄柱に、上ろうと思えば上れるんですよ。危ないじゃないですか(笑)。
ところで、このプレートの日付は「昭47 3」となっています。それでは下の写真をご覧ください。

(鉄柱に掲げられている占用標示板2枚)
この鉄柱の「5番」と「1番」には、上の写真の標示板が掲げられています。はたして、この標示板が、これら5基の鉄柱構造物についてのものかは判然としませんが、その通りだとすると、ちょっとおかしいですね。
つまり、
- 鉄柱のプレートは「昭和47年」なのに、標示板は「平成7年」
- 標示板の占有期間は「平成7年4月1日〜」なのに、許可年月日は「平成7年7月以降」
標示板が出来る以前に、堂々とこの場所を占有していた、ということになります。通常なら、許可を取ってから、のはずだと思うんですけど。
おそらく、この標示板は、鉄塔の建替え工事に関するものだと思うのです(占有面積からすると)。だけど、この鉄柱に掲げているのは紛らわしいですぞ。