役所言語
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役所言語感覚の立て札
(役所言語感覚の立て札)

 正月に、友人宅へ伺った際に収集したものです。
 その日、待ち合わせの時間より少し早めに駅についたので、そこからすぐの利根川土手に時間つぶしに。
 枯れた芝の続く土手の斜面。
 河川敷へ下りていく階段のすぐ近くに、この立て札がありました。

 「警告
   散歩、ジョギングなどをしている人たちの迷惑になり、危険です。
   苦情も寄せられています。
   ゴルフ練習を禁止する。」

 なんだかなぁ。
 まともな文章じゃないですね。
 前半は理由で、ですます調です。
 後半、いきなり「ゴルフ練習を禁止する」ですよ。
 唐突です。
 せめて、

  「禁止する」 => 「禁止します」

 とか、

  「よって、ゴルフ練習を禁止する。」

 という具合にすればいいと思うんですよ。(あるいは、最後の文を先頭に持ってくるとか)

 少なくとも、通常の言語感覚ではないように感じます。お役所、お役人特有の言語感覚なのでしょうか?意味が分かればいいと言うものではないのですよ。いくら「警告」だから、でも。

茨城県取手市にて
20000319

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