扉・三態

(元気のいい扉)
僕らは、いつもはほとんど気にも留めませんが、たくさんの扉を開けたり閉めたりしています。
街で見つけた扉のいくつかをご紹介。
最初はこれ。
名付けて、
『元気のいい扉』
新宿駅のKIOSKにありました。缶ジュースを並べてある保冷保温庫です。一日に数え切れないほどの人が、この扉を開けてジュースを取り出しているのでしょう。
忙しい人が多いからなのか、省エネルギーのためか、それ以外の理由のためか・・・。
しかし、「良すぎます」って。
なんか、いいよねぇ。江戸っ子って感じ(笑)
東京都新宿区にて

(重い扉)
次はこの扉。
名付けて、
『重い扉』
そのまんまという気もしますが(笑)
お茶の水から神田に向かう道。そこにあったビジネスマンのいこいの場(古くさい言い回しだ)である居酒屋の入口です。
木目が浮き出た柱に注意書きが貼られています。しかし、ガラスが嵌め込まれた引き戸は、柱とは別に軽く開きそうな雰囲気なんですけど。
きっと、上司への不満、部下への注文が渦巻く会社帰りの人びとの思いが、扉の重さに成りかわっているのでしょう。
東京都千代田区にて
(投げやりな扉)
最後はこの扉。
名付けて、
『投げやりな扉』
たまたま出張で訪れた街で採取しました。
とあるスナックの白い扉。
そこには驚くべきことが書かれていました。
「このドアは全開しません」
なんとまぁ、扉としての役割を放棄しているような扉じゃぁないですか。
なんでかなぁ。
嫌なことでもあったのかな。それとも、お客さんの入りに不満でもあるのかな。
これじゃマスター困っちゃう(爆)
千葉県茂原市にて
20010501