インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2001
Japan Mystery Award on Internet 2001
睦月
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『タイトル』
著者名
投票得点
『
夜の記憶
』
トマス・H・クック著
+5点
ここ数作と同様の過去の事件を扱った話ですが、一人称の回想形式から三人称のスタイルに戻って、凄みが増した感があります。
『
わが心臓の痛み
』
マイクル・コナリー著
+5点
緻密なプロット、驚愕のネタ、文句なし
『
カーラのゲーム
』
ゴードン・スティーヴンズ著
+4点
最近の冒険小説にしては珍しく、性善説というか人間肯定的な見方をしていることに好感を持った。
『
ポップ1280
』
ジム・トンプスン著
+5点
行き当たりバッタリに殺し、口先三寸で逃れる主人公の姿を苦笑しつつ眺めているうちに、彼の狂気に絡めとられそうになってしまう。
『
国会議事堂の死体
』
スタンリー・ハイランド著
+3点
前半のビッグベン建設の裏話と、後半の本格推理な展開とで、二度おいしい。
文章が下手(おそらくは原文が)で読みにくいのが、玉に傷ですが。
『
自殺じゃない!
』
シリル・ヘアー著
+3点
きれいに引っかかってしまいました
『
悪党どものお楽しみ
』
パーシヴァル・ワイルド著
+4点
ギャンブルを扱ったミステリ連作集。
ミステリのネタは、はっきり言ってたいしたことないのですが、雰囲気がいいです。
『
リスボンの小さな死
』
ロバート・ウィルスン著
+2点
上巻は、第二次世界大戦中に、親衛隊に命じられて中立国ポルトガルにタングステンを買い付けに来たドイツ人実業家の話が中心にのだが、これがすばらしい。
最後まで、このテンションが維持できていれば傑作だったのですが。
『
バカなヤツらは皆殺し
』
ヴィルジニ・デパント著
+3点
昔のフランスの青春映画を下品にしたような、パワーあふれる小説。
『
赤葡萄酒のかけら
』
ロバート・リテル著
+5点
トロツキーとともにアメリカからロシアに渡った革命家の半生を描いた歴史小説なんだけど、最後のスパイ小説作家(?)リテルの作品だから許して。
革命、内戦、大戦後、どのエピソードもいいが、白眉はスターリン時代のエピソード。
泣けます。
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