とよティーの喫茶室
 

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■ソーラーライト奮闘記 (1/3)

 


 粗悪品のソーラーライトを買わされました。少し使っただけですぐに点灯しなくなりました。安価な品物ですのであきらめようかとも思いましたが、こんな粗悪品で金儲けをするメーカーの悪徳さ(経済倫理の欠如)を訴えるため、消費生活センターに持ち込み、製造元企業に製造中止をせまりました。

 

 消費生活センターに調べてもらうと、配線のハンダがはがれていたらしいことが分かりました。また充電機能も低下していることが分かりました。日常ふつうに使っていただけで簡単にハンダがはがれてしまったり、充電機能が落ちてしまうような粗悪品で金儲けをするとは、やはり許せません。

 

 少なくとも建前上は消費生活センターは消費者の側にたつ役所ですので、徹底的に調べて当然だと思いますが、今回は必ずしも満足のいく対応ではありませんでした。

 

 小さな問題かも知れませんが、小さな問題でもきちんと声を上げていくことが、長期的には社会のあり方を変えていくことになると思います。

 興味のある方はどうぞご覧下さい。

 

 

 

(1)事の発端

 

 2010年の夏休みに高知県を旅行しました。高知県は、実父の生まれ故郷ですし、ちょうどNHK大河ドラマで「龍馬伝」が放送されていたこともあって、足が向いたのです。

 

 ある観光名所の土産物店で、大河ドラマ「龍馬伝」のロゴの入った3連LEDのソーラーライトを見つけました【写真】。低電力で明るい光を放つLED(発光ダイオード)を3つ並べたライトで、中央の正方形のボタンを押すと、非常に明るく光ります。裏側にソーラーパネル(太陽電池)がついているので、これで発電しているのでしょう。太陽電池を手で隠しても点灯するので、内部に充電池も入っているようです。これならば昼夜関係なく半永久的に使えそうです。

 実は私は、以前に同じようなLEDライトを持っていましたが、ソーラー式ではなかったので内臓のボタン電池が消耗したのか点灯しなくなり、電池を入れ替えてもなぜか点灯しなくなって残念に思っていたのです。そんなわけで、太陽電池がついているというのは魅力的で、値段が消費税込535円と手ごろだったこともあり、迷わず買い求めました。

 

 ところが、帰宅後ときどき使っているうちに、購入後わずか2ヶ月ほどでLEDが暗くなってしまいました。明るい蛍光灯の下で点灯しても暗いままです。買ったときは懐中電灯並みに明るかったのに、まるで消えかかった蛍のようにかすかな光です。たまにしか使わず、点灯時間は合計で1時間にもならないだろうと思うのですが、どうしたわけでしょう。ふだんポケットに入れているので太陽電池での充電が足りなかったのかも知れないし、蛍光灯ではなく太陽光線でないと十分に充電しないのかも知れません。そう思って、天気の良い日に太陽電池を外窓に向けてスイッチを入れてみましたが明るくなりません。そのまま丸1日窓際に置いておきましたが、ちっとも明るくなりません。次の日もずっと外に向けていたのに、明るくならず、ついに2〜3日でLEDはまったく点灯しなくなってしまいました。

(2)製品を分解してみる

 「変だな」と思って、恐る恐る製品を分解してみると【写真】、小さなボタン電池が取り付けられています。充電池のようには見えず、型番は「LIR203・・・」と刻印されていますが、あまり聞いたことのない型番です。また太陽電池パネルと思っていたものも単なるアクリル板のようでもあり、本当に太陽電池なのかどうか怪しい代物です。さらに基板の電気回路もシンプルで「こんな回路で本当に充電するの?」と疑いたくなるほどでした。

 

 これを見て私は、「この太陽電池は見せかけで、実際はボタン電池だけで点灯していたのではないか、だとすればこれは詐欺商品かもしれない」と思いました。仮に太陽電池や電池が偽物ではなかったとしても、「太陽電池で発光・充電できるから長く使える」と思って買った期待は裏切られたわけです。

 

 私は、何か情報はないかと、電池の型番をキーワードにインターネットで検索してみました。すると、「(同じようなソーラーライトを)使っていたが短期間で使えなくなった」という趣旨の記事を複数みつけました。電池の型番は「LIR2032」であることも判明しました。また同種の製品を電気の知識がある人が分解・分析したページもあり、読んでみると、いちおう電池は充電池のようですし、太陽電池パネルも発電機能を有するらしいことが分かりました。

 

 しかし、製品に搭載されている太陽電池パネルが3連LEDを発光させたり充電池を充電したりするのに必要な電力を生み出せるのか、またそもそもこのような単純な電気回路で発光・充電が可能なのかどうかはよくわかりません。もし電気回路に間違いが無いのであれば、仮に充電池が寿命になったとしても太陽電池が機能していれば点灯するはずです。それともLEDが徐々に壊れていったのでしょうか?

 

 憤懣やるかたない私は、このまま泣き寝入りする気持ちになれず、徹底的に行動しようと決心しました。そして、1ヶ月ほど経過して時間の余裕ができた日に、県の消費生活センターにライトを持ち込み、「欠陥商品あるいは詐欺商品かもしれない」と対応を求めました。

 

【参考】同種ライトの問題を指摘するサイト例

>>http://plaza.rakuten.co.jp/hoihoi123/diary/201003260000/

>>http://rof-factory.sytes.net/weblog_R/diarypro/index.cgi?mode=comment&no=121

>>http://noriyuki.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/led-6b7f.html

>>http://ameblo.jp/amechabu/entry-10677727047.html

>>http://rifle.blog.so-net.ne.jp/2011-01-18

(3)県の消費生活センターへ持ち込む

 県庁ビル1階の消費生活センターに行って、簡単に事情を説明すると、奥の相談室に通されました。そこで応対した若い女性の職員に詳しく事情を説明したところ、担当の職員は「少々お待ち下さい」と席をはずしました。「消費生活センター」というくらいですから、きっと相談者である私の身になってくれると期待していたのですが、しばらくして戻ってきた職員は、「太陽電池は電池を補完しているだけなので、電池を交換すればまた点灯するようになります、と言われました」と切り出しました。席をはずしている間に、誰かに相談していたようです。でも、まるで人形が話しているみたいに、言われたことをそのまま復唱しているような口ぶりです。

 

 私は思わず苦笑しながら、「そりゃあ電池を交換すれば再び点灯するでしょうね。それくらい予想はつきますよ。でも私が問題にしているのは、この商品の内部構造です。太陽電池がついているのだから、本来ならそれだけで点灯するはずだし、点灯していないときは充電池に充電されるはずでしょ? 太陽電池がついているから充電しながら長く使えると期待して買ったのに、実際にはそうなっていないから相談に来ているのではありませんか」と反論しました。

 

 すると職員は「あ、そうか」と気付いた様子で、再び「少々お待ち下さい」と席をはずしました。ところがやっぱり、しばらくして戻ってきた職員は、「充電池には寿命がありますので、購入前に店頭で別のお客様が繰り返し点灯するなどしたために充電池が寿命に達してしまった可能性があります。ですから、この商品の製造元に事情を説明して下さい」と言います。商品に関する苦情はまず製造元に相談するのが順序だ、というのは、手続き的にはその通りかも知れませんが、しかしどうでしょう? この職員や、この職員から相談されているらしい陰の職員は、私が単に「点灯しない」ことだけを問題にしていると思っているようです。点灯するようになる方法を説明すればよいと思っているから、先ほどから充電池のことばかり説明しているのでしょう。つまり私の相談の趣旨を正しく理解していません。そもそもこのライトが太陽電池を売りにしている商品であるはずなのに、実際には太陽電池で発光しているようではない、太陽電池は見せかけかもしれない、つまりは欠陥商品・詐欺商品であるかもしれないという可能性について、まったく考慮していないようです。

 

 何度か押し問答をしましたが「製造元に聞いてくれ」の一点張りで仕方がないので、私は「では製造元に連絡をとって、また来ます」と言い残して、消費生活センターを出ました。消費生活センターは消費者の立場に立つはずの役所なのに、何だか企業の利益を防衛している組織みたいな対応です。消費生活センターに相談すれば、きっと、「そうですね、これは変ですね、では調べてみましょう」というふうに親身に対応してくれると思っていた私が馬鹿だったのかもしれませんが、消費生活センターの冷たい対応にまで腹が立ちました。

(4)販売元にたどりつく

 さて自宅に戻り、さっそくインターネットを使って観光名所の連絡先を調べて電話をし、ライトを買った土産物店の連絡先を教えてもらって、そこに仕入先を尋ねました。電話に出た店員は「同様の商品は2軒の問屋から仕入れているが、お客さん(=私)が買った商品はどちらの問屋から仕入れたものか分からない」というので、両方の問屋の連絡先を教えてもらい、順番に電話しました。

 

 1軒目の問屋は、私が買ったライトの納入先ではなかったものの、同じ種類のライトを扱っている問屋でした。電話口に出た人は私の話を聞いて、「実は自分も同じようなソーラーライトを犬の散歩の時に使ったことがあるが、すぐに点灯しなくなった。太陽電池で充電する構造にはなっているようだが、ほとんど機能していないようだ。主要な部品はもともと中国で製造されたもので、それを日本の会社が輸入して、外側にいろいろなデザインを施して販売しているので、輸入販売元に聞いてもどうにもならないのではないか」と話してくれました。やはりこの種のライトはどれも短期間で使えなくなっているようです。私が買ったものだけが特に不調だったわけではない、ということがだんだん明らかになってきました。「この商品は購入者の期待を裏切っているのではないですか」と私が尋ねると、「お客さんの立場としてはそう思うだろう」と同情してくれましたが、もともと私の買った商品の納入先ではなかったこともあり、この問屋さんはそこから先の輸入販売元の情報は教えてくれませんでした。

 

 2軒目の問屋に電話してみると、やはりここが私が買ったライトの納入元でした。事情を説明すると、輸入販売した会社の連絡先を教えてくれたので、すぐそこに電話をしてみました。大阪にある会社でした。応対にでた職員は、申し訳なさそうな口調で、「確かに当社がライトの製造元ですが、そのライトはもともと電化製品としてではなく、“おもちゃのキーホルダー”として製造・販売しているものなのです。中国で製造された部品を輸入し、点灯するかどうかの検査をしただけで販売しています。電化製品ではないので「事故や故障の責任は負えない」と表示しています。充電する機能はあり、太陽電池の大きさにも、電気回路にも問題はないと認識していますが、半永久的に使えるものではありません。商品を送料着払いで本社に送ってくれれば良品と交換します」という対応です。いちおう返送する場合の宛先を聞いておいて、この商品についてどういう認識をもっているのか質問したら、「改めて当社から連絡する」というので、こちらの連絡先を伝えて電話を切りました。

(5)再度、消費生活センターへ

 今度は消費生活センターに電話し、大阪の会社に連絡した結果を伝えました。すると先ほど応対した職員は、「充電池の持ち時間については聞きましたか? ライトの使用可能期間についてはどういう表示がされていたのですか?」などと聞いてきます。やはり消費生活センターは、私が持ち込んだケースを充電池の性能や商品表示の問題ととらえているようです。しかし私はそういう次元のことを問題にしているのではありません。挙句の果てには、「実際の性能と、商品についている表示内容とに違いがあるというのであれば問題ですが、今回の場合は事故が発生しているというものでもありませんし・・・」という消極的な言葉まで飛び出す始末です。

 

 私は少々怒りの感情をこめて、「では、電池やライトの持続時間を製造元に聞いてどうなるというのですか? 製造元に充電池の持ち時間を聞いて、仮に1ヶ月だと言われたら、それで私は納得しなければいけないのですか? あるいは、仮に1ヶ月以上使用可能ですという表示がされていたのに、実際には1ヶ月も持たなかった、という場合しか、消費生活センターは問題事案として認識しない、ということですか? そもそも私は、“太陽電池が付いていればそれで発電・点灯するし、充電されれば昼夜を問わず長く使える”と期待したから購入したのです。太陽電池が付いている商品を見れば普通はそう判断するのではないですか? それなのに、実際には太陽電池は見せかけだったかもしれず、少なくとも期待を裏切るような商品だったわけですよ。もちろんどんな電子部品にも寿命はありますが、でも正味1時間未満なんて納得できませんよ。私はそんな程度の商品であると分かっていたら購入しませんでした。もし製造元がその程度の商品だと分かっていて販売したのならば、詐欺にあたる可能性があると思うから相談しているのです。製造元は、太陽電池や電気回路に問題はない、と言っています。製造元がそう言うのは当然ですよ。でも本当はウソかも知れません。製造元が言うことをそのまま信用するのではなくて、本当に太陽電池や電気回路に問題がないか確かめる必要があるのではないですか? それをどうやって確かめればよいのですか? 消費生活センターが専門知識をもった第三者機関として検査することはしないのですか?」と畳み掛けました。

 

 するとようやく消費生活センターの職員も態度が変わって、「分かりました。では商品検査ができるかどうか、問い合わせてみます」ということで、数日間待つことになりました。やれやれ、ここまで言わないと消費生活センターって動かないのですね。いったいどこが「消費者の立場に立って」いるのでしょうか。官僚的というか何と言うか・・・。

(6)再度、販売元へ

 さてセンターとの電話を切るなり、再び大阪の会社に電話をします。消費生活センターの職員が聞きたがっていること、つまり充電池の持ち時間についてどう認識しているのかを聞くためです。ところが「充電池の持ち時間については分からないし、使用可能時間についての表示はしていない」との返事です。「表示しなければならない項目についてしか表示していません。使用可能時間を表示する必要はないので、表示はしていないのです」。そして「充電池の持ち時間については、改めて連絡する」というので、こちらも数日待つことになりました。

 なお、再び「商品を返送してくれ」といわれましたが、「消費生活センターに相談しており、検査してもらうかもしれないのですぐには返送できない」と伝えました。

(7)販売元に3度目の連絡

 数日後、大阪の会社に3度目の電話をして、充電池の持ち時間について質問しました。すると電話口に出た担当者は、「1時間太陽電池で充電すれば(蛍光灯でも充電可)、1時間LEDが点灯する。この充電と発光を300回(もしくは約1年間)繰り返すことができる。過充電の心配はない」と返答しました。また「回路の構造上、太陽電池から直接LEDを発光させることはできず、いったん充電してから、その充電池の電気を使ってLEDを発光させるようになっている」とも説明しました。さらに「部品は中国から輸入してきたものを使っており、販売するにあたって回路に問題ないかどうかまでは確認していない。点灯するかどうかを簡単に確かめている(検品している)だけである。検品の段階で、約1%に不良品がある」とも言っていました。

 

 担当者は私の質問に率直に返答するので、その点は好感がもてました。でも「1時間の充電で1時間点灯できる」なんて本当でしょうか。適当な言い逃れにも聞こえます。「太陽電池で直接LEDを発光させることができない回路になっている」というのは重要な説明です。太陽電池に十分な発電と充電の能力がなければ、太陽電池は事実上見せかけということになります。また検品段階で1%も不良品があるというのは、かなり成績の悪い商品だという印象です。

(8)消費生活センターへ3度目の連絡

 さらに数日後、今度は消費生活センターに商品テストをしてもらえるのかどうかを尋ねるため、3度目の電話をしました。ところが担当者のミスで、商品テストを申請する書類に記入すべき情報が全部そろっていなかったとかの理由で、まだ申請がされておらず、申請書の記入について必要なことをいろいろ質問されました。

 内心ムッとしましたが、とにかく早く申請してもらたい一心でしたので、努めて穏やかに対応しました。

(9)商品テストの実施へ

 それからさらに数日たって、ようやく消費生活センターから電話が入り、「商品テストをやってもらえることになったので、神奈川県にある国民生活センター商品テスト部にソーラーライトを送る」ように指示されました。「料金着払いの宅急便で送ってください」ということでした。但し、商品だけを送り、他には手紙のようなものは何も入れないように、ということでした。商品テストを実施してもらえるという点は良かったと思いました。

 しかし気がかりなことがありました。その一つは、消費生活センターの説明では、国民生活センターは問題のソーラーライトをテストするに際して、製造販売元の大阪の会社にも連絡をとって、私が持ち込んだ商品と同型の商品を送らせて、2つを比較しながらテストをするというのです。しかしこれは公正なやり方でしょうか? 比較対照のためであるのなら、他に市販されている同型品と比較すべきではないかと思います。製造販売元に見本を送らせれば、当然問題のない商品を送ってよこすでしょうから、この商品に不良品が多い傾向性は非常に見えにくくなります。私が持ち込んだ商品が単に故障していただけ、という結論にされてしまいかねない危険性があります。 けれども、これについては疑問を伝える余裕がありませんでした。

 もう一つの懸念は、商品だけを送って、他には何も入れるなという指示でした。しかし、それでは私が商品テストに何を求めているのか国民生活センターに伝えることができません。私は、とりあえず「一歩前進」と受け止めて、さっそく問題のライトを送ることにしました。その際、消費生活センターからの指示には反することにはなりますが、1枚だけ要望の手紙を入れることにしました。それは次のようなものでした。

 

国民生活センター

商品テスト部御中

 

 このたびはお世話になります。

宮城県消費生活センターからの紹介で商品を送ります。

 よろしくお願いします。

 

 商品テストで確認していただきたいこと(希望)

 1 太陽電池パネルについて

  @発電能力はあるのか(本物なのか)

  ALEDを発光させるに十分な性能なのか

 2 充電池について

  @LEDを発光させるに十分な性能なのか

  A満充電に要する時間、満充電で点灯可能な時間、充電可能回数は

 (販売元は、「1時間の充電で1時間LED点灯させることが可能で、

約300回の満充電が可能」と回答しているが、間違いないか)

 3 電気回路について

@太陽電池パネルでLEDを発光させることができる回路になっているか

(販売元は、「太陽電池からは充電できるだけで、LEDを発光させることはできない回路になっている」と回答しているが、間違いないか)

  A太陽電池パネルで充電池を充電させることができる回路になっているか

    (特に過充電を防止できる仕組みになっているか=充電池は過充電で早く劣化する)

 

以上です。よろしくお願いします。

 

 消費生活センターの説明では、「テスト結果が出るまでに2ヶ月ほどかかる」ということでしたので、気長に待つことにしました。

(10)国民生活センターから問い合わせ

 ちょうど2ヶ月ほどたった頃、突然消費生活センターの担当職員から、「国民生活センターから2点問い合わせがあった」と連絡が来ました。

 問い合わせの1点目は、私が持ち込んだ商品を修理しても良いか、ということでした。修理をすれば問題の原因が突き止めやすくなるので修理してみたいが、修理するとなると手を加えることになるので、所有者である私の了解を得たい、ということなのです。

 「修理をする」という言葉には、このようなソーラーライトの一般的な欠陥を明らかにするという趣旨よりも、私が持ち込んだ商品そのものに対する不良を問題にしているようなニュアンスがあります。私は何となく嫌な予感がしましたが、問題の原因が明らかになるのであれば、と思って、了解しました。

 2つ目は、「私が持ち込んだ商品に何か問題が見つかった場合、国民生活センターのホームページに情報を掲載してもよいか」ということでした。私は、この種のソーラーライトに一般的に問題があると考えていますので、国民生活センターがそれを情報として公開するというのは私の望むところです。それゆえこれについては1も2もなく了承し、「大いにやってもらいたい」と声を弾ませて答えました。

 

 

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2011/04/04 初版

2011/05/19 追記

2011/06/06 追記

2011/08/12  追記

2015/3/17 冒頭の概要を追記