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◆副詞…自立語で、活用せず、主に用言を修飾する品詞。次の三つに分けられる。
①状態の副詞…状態や様子を表す。主に動詞に係る。例 彼女は意見をはっきり言う。雨がザーザー降る。牛がのろのろ歩く。ゆっくり歩く。ワンワンとほえる。
②程度の副詞…程度を表す。体言や副詞を修飾することもある。例 とても楽しい。ずっと昔。もっとゆっくり。
もっと勉強する。（動詞を修飾） 最近とても暖かい。（形容詞を修飾） たいへん静かだ。（形容動詞を修飾） かなりゆっくり走る。（他の副詞を修飾） もう一度行きたい。（体言を修飾）
③呼応の副詞…下にあるある決まった表現と呼応する。 例 決して～ない。おそらく～だろう。もし～なら～。
ｱ 否定…「決して，必ずしも，少しも，めったに」 ⇒ 「ない」 例 こんなことはめったにない。
ｲ 推量…「たぶん，おそらく，さぞ」 ⇒ 「でしょう」 例 たぶん明日は晴れるでしょう。
ｳ 打ち消し・推量…「まさか，よもや」⇒ 「ない」「でしょう」 例 まさかそんなことはあるまい。 まさかそんなことはないでしょう。
ｴ 仮定…「もし，たとえ，仮に，万一」⇒ 「たら・ても」 例 もし忘れていたら注意してください。もし忘れていても注意しません。
ｵ たとえ…「まるで，ちょうど，さも，あたかも」 ⇒ 「ような」 例 まるで雪のような白さだ。
ｶ 疑問…「なぜ，どうして，いったい，なんで」 ⇒ 「か」 例 なぜ答えられないのか。
ｷ 依頼…「どうぞ，ぜひ，どうか，なにとぞ」 ⇒ 「下さい」 例 どうぞ遊びに来て下さい。
ｸ 断定…「もちろん，むろん，必ず，きっと」 ⇒ 「だ。」 例 もちろん彼も来るはずだ。
※その他…ァ 「の」を付けて体言を修飾 例 かなりの人数 ィ 他の言葉を指し示す 例 （こう，そう，ああ，どう） 例 ああ言えばこう言う ゥ 「だ（です）」を付けて述語 例 頂上まであと少しだ
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