趣味の菜園 玉ねぎ
(2000年1月10日更新)
玉葱と言えば卵焼きの中に入れる増量材のような印象と知らずに食べさせられたトウの苦味といやらしい臭気が今でも記憶に残っていて、終戦直後が蘇ってしまうので好きではなかったのです。が最近はそんなことありません。
加熱すると甘みも増し大変美味しく、ビタミンB1を吸収しやすくする硫化アリル化合物を含む健康的な食物だと思います。この原因は恐らく品種改良と調理法の進歩でしょう。
品種選択で大切にしたいことは長期保存性です。扁平な形状のものよりも球形に近い品種が長期保存に優れているようです。また、最近はサラダ用に赤い玉葱がありますが少量なら喜ばれます。
左の写真,中央は97年に発見した『白い玉ねぎ』です。左が赤い玉ねぎ、右が普通の玉ねぎです。しかし、白い玉ねぎは既に市販され始めたようなので大発見ではありませんでした。保存性などの性質は赤い玉葱と普通の玉葱の中間のようです。
<栽培のポイント>
○11月中旬頃苗を購入して植え付ける。
○霜で根が浮かないように植え付け時に藁を添えるなどの対策をする。
○5月に収穫し良く乾燥させながら外気の当たる所に保存する。
○とりたての玉葱が一番美味しい。
○目が滲みる時は水道の水を出しながら料理すると良いでしょう。
(目を滲みさせる成分は水に溶解し易い)イチゴのページへ。