関場(せきば)

 江戸時代に矢倉沢往還の関所(関所跡は関場508番末光家)として賑わった場所で、防火の神である秋葉山権現や山を守る山神など各種の石仏が見られる。 その中にはこの地方最大高さの馬頭観世音(関場332番の西側)も見られ、自然と共に生きる人々の願いが感じられる。

【石仏に使われている文字の解釈】
奉納:謹んで神仏にさしあげること。
不動明王:大日如来の化身。力で菩提心を悟らせる。
大日如来:お釈迦様が王子だった頃がモデルの如来。
如来:正しい悟りを開いた人。
弘法大師:僧侶空海の死後、生前の行いを誉め讃えた名前。
空海:真言宗の開祖。
秋葉山権現:防火の神として知られ、静岡県秋葉山頂に神社がある。関場では毎年三月六日にお火もちの行事を行ない火の魔除をする。

 

関場東山の北側 石仏群の全景。

関場東山の北側 『芭蕉の句碑』

関場東山の北側 『秋葉山大権現』

 

関場203番地の北側 『山神』

関場353番地の西側。

関場332番地の西側 『馬頭観世音』
この地方最大の馬頭観音の石仏。

矢倉沢