雨坪(あまつぼ)

 周囲が囲まれていて、一段低くなっているところを、壺に見立てて坪と呼ぶ。 すなわち、東側に位置する福泉よりも雨坪はかなり土地が低く、側溝からの湧き水が多く見られる場所もあり、雨坪の地名がなるほどと感じられる。 
出世地蔵はその名の通りのお地蔵さんで、そのいわれも石碑に残されている。しかし、荒果てた状況は残念である。 その他の石仏は水害が発生したのであろうと思われる斜面や川の近くに設けられていて、水を治める苦労の跡がうかがえる。

【石仏に使われている文字の解釈】
地蔵尊:地蔵菩薩。苦しみを除き、幸福と利益を与えることを願いとする菩薩。

 

雨坪470番地付近の出世地蔵。

雨坪232番地北側。

 
 

雨坪501番地の下。

雨坪269番地東側の狩川沿い。

 
福泉