現代の支倉常長たち


GPで現在活躍中の日本人ライダー達を紹介。
彼らのスゴイとこは速さはもちろんのこと、ほとんどのライダーが当たり前の顔して
英語でインタビュー等に答えていることでしょう。中にはイタリア語を喋る人も。
中学、高校、大学と英語を勉強してきたはずのオレだけど、英語で自分の言いたいことを
伝えるという点では完全に彼らに負けています(T_T)。やはりインターナショナルなスポーツを
しているという意識が他のスポーツ選手より強いのでしょう。その辺りがレベルにも反映
されているのではとオレは思ってます。


*このページのバイクの画像はYoriさんが運営されている「WGPラクガキチョー」のフリーのアイコンを使わせて頂いてます。
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500ccクラス

チーム
マシン
紹介
阿部典史
公式ページ
Antena3 YAMAHA Da'ntin

YAMAHA YZR 500
#6
愛称「ノリック」。00年500ccランキング8位。
GP参戦7年目の日本のエース。去年までは
転倒も多くややリスキーな走りだったが今シーズンは
速くしかも安定している。
スタートが上手く「ロケットスタート」を武器にしている。
宇川徹
公式ページ
Repsol YPF Honda

HONDA NSR 500
#11
00年250ccランキング4位。今シーズン500ccに
ステップアップ。
鈴鹿8耐日本人最多の3勝の記録を持ち
第2戦南アGPでは早くも3位表彰台と
大排気量車を得意とするだけに
うじいえも期待のライダー。
中野真矢
公式ページ
Gauloises YAMAHA Tech3

YAMAHA YZR 500
#56
愛称は何故か「王子」。00年250ccランキング2位。
昨年はシーズン最多の5勝を挙げるが最終戦で
チームメイトのオリビエ・ジャックに僅差で破れ
惜しくもチャンピオンを逃す。
今年はチームごと500ccにステップアップ。
非常にスマートな走りをする。
漫画「バリバリ伝説」フリークとしても有名。
芳賀紀行
公式ページ
Redbull YAMAHA WCM

YAMAHA YZR 500
#41
00年スーパーバイク世界選手権ランキング2位
肘も地面にこすれそうな深いバンク角と
リアを滑らせる走りでヨーロッパでは絶大な
人気を誇る。今年から500ccに転向。
スーパーバイクとGPマシンの特性の違いに
まだ悩まされている様子。
そろそろトップ争いに絡めそうだけどなぁ?
青木治親
公式ページ
Arie Molenear RacingTSR AC50M
#12
95,96年125ccチャンピオン。レースの世界では
超有名な「青木三兄弟」の三男。
去年はスーパーバイクに参戦していたが
今年から2年ぶりにGPに復帰
非力な2気筒マシンでワークス食いを狙う。


250ccクラス

チーム
マシン
紹介
加藤大治郎
公式ページ
Telefonica Movistar Honda

HONDA NSR 250
#74
愛称「大ちゃん」。
00年250ccランキング3位。
昨年はGPフル参戦1年目ながら
シーズン4勝を挙げる活躍を見せる。
今シーズンも開幕4連勝と絶好調。
今年のチャンピオン最有力候補。
実は去年の8月に入籍し、12月には
長男の一晃(いっこう)君が生まれていた
ことが判明。
あれ、計算が合わないような・・・・
原田哲也
公式ページ
MS Aprilia Racing

Aprilia RSW 250
#31
00年500ccランキング16位
93年にGPデビューイヤーで250ccクラス
チャンピオンを獲得した天才ライダー。
97年にヤマハからイタリアの
バイクメーカー、アプリリアに移籍。
昨年まで500ccを走っていたが
アプリリアの500cc撤退に伴い
今シーズンから250ccに復帰。
"まだ250の感覚を取り戻せてない"と
言いつつも開幕4戦連続で表彰台獲得と
かなりの速さを見せる。
ストップ・ザ・大治郎はこの人でしょう。
イタリアではTVのCMに出演するほどの
人気者。
松戸直樹
PETRONAS SPRINTA YAMAHA TVK

YAMAHA YZR 250
#8
00年250ccランキング10位
昨シーズンは市販マシンのTZ250ながら
イギリスGPで3位表彰台獲得する
活躍を見せる。
今シーズンは念願のワークスマシン
YZR250を手に入れ上位を狙う。
しかしまだYZRに乗り慣れていないせいか
開幕戦鈴鹿の4位以来思うように
成績が残せないでいる。
全日本時代にはYZRでチャンピオンを
獲得しているのでカンさえ取り戻せれば
必ず上位に食い込めるでしょう。


125ccクラス

チーム
マシン
紹介
宇井陽一
公式ページ
DERBI L&M

DERBI 125
#41(画像は昨年型)
00年125ccランキング2位。99年に速さとマシンの
開発能力を買われ、約10年ぶりにGPに復帰したスペインの
バイクメーカー、デルビに移籍。昨年はシーズン5勝を挙げ
デルビをたった2年で勝てるマシンに仕上げた。
しかしアグレッシブな走り故転倒も多く、シーズンを通して安定して
ポイントを取ることが今シーズンの課題と言える。
転倒さえなければ今シーズンのチャンピオンはおそらくこの人。
奥さんや長男の陽平君の家族を連れGPを転戦している。
上田昇
公式ページ
F.C.C.-TSR

TSR AC10M
#5
愛称「ノビー」。00年125ccランキング5位。
9今年で11年目の大ベテラン。91年にGP参戦を開始し
坂田和人、故若井伸之とともに二輪メーカーのサポートを受けずに
ヨーロッパに乗り込んだ先駆者。現在の日本人ライダーの活躍の
基盤を作った人物。
走りは、アグレッシブでしかも、駆け引きがうまい。
今シーズンは10年ぶりに日本のチーム、TSRから125ccに参戦。
宇井同様、家族でGPを転戦する。
ヨーロッパ生活が長いので、イタリア語ペラペラ。
去年の8耐でピットレポーターをしていた時、イタリア人ライダーに
通訳なしでインタビューをしてたのをTVで見たときはビックリ。
今シーズンは宇井同様、家族でGPを転戦する。
東雅雄
公式ページ

HONDA RS 125R
#4(画像は昨年型)
00年125ccランキング4位。
派手さはないが、いぶし銀の玄人好みな走りをする。
予選の結果が悪くても必ず上位の方に顔を出してくる
ところがスゴイ!
今シーズンはすでに2勝しており現在(フランスGPまで)
ランキングトップ。
125ccはこの3人の日本人同士でのチャンピオン争いになると
予想されている。