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2013年12月21日

送っていただいた当日のポスター。いつものように「他称・母」さん→O野経由で受け取りました。

左が会場の旧古河鉱業若松ビル。後ろが若戸大橋、右側の黒いのは係船用のボラード型をした洞海湾の転落防止帯です。

上映前のトークタイムです。まだ緊張していました

上映後は緊張も取れ、身振り手振りも交えてトークタイム。

最後は会場にいらした皆さんで「だいじょ~ぶ!!」をしてくれました。

ホールの後ろで出演した作品のポスターなども展示していたのですが、その中に珍しいものが……。『馬喰一代』のポスターです。こんな珍しいものが、とうれしくなって記念撮影。

打ち上げの時のフグです。大皿持ってうれしそうな顔してます。

仲居のお嬢さんたちと記念撮影。美人ぞろいです。

打ち上げの最後は、スタッフの皆さんと記念撮影。ホントに楽しい北九州でした。

 寒波です。寒波がやって来ました。体調に気をつけましょう。楽しく新年を迎えましょうね。
 
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 今年の5月9日、私のホームページに、1通のメールが届きました。発信者は、『天本英世記念館をつくる会』(以下『つくる会』)の会長さんでした(Mさんと呼びます)。この『つくる会』では、毎年、北九州市若松区出身の天本英世さんゆかりの映画を上映する『若松映画祭』という催しをおこなっているとの事。そして、今年は北九州市制50周年にあたり、その記念に、なんと!! 私が50年前に出演した『ぶらりぶらぶら物語』を10月、もしくは11月に上映し、その会場に招待してくれるというのです。
 この映画の冒頭に若松区の開通したばかりの若戸大橋が出て来ます。私の出番は、北九州市のある駅で妹と捨てられる場面が最初です。その後、小林桂樹さん扮するルンペンに拾われ、東京まで連れ帰ってもらう。その道中を、面白おかしく描いたロードムービーです。
 早速、「他称・母」さんに連絡をとり、『つくる会』の事を調べてもらいました。すると、9年前のイベントに、佐々木剛さんが招待されていた事がわかり、剛さんに、その時の事を尋ねました。
「なかなか良かったよ!」との事でした。ここで、ちょっと慎重になり過ぎていた自分を反省し、Mさんに電話。イベントの日を、11月17日に決定。
「まだ半年も先だ」などと思っていたら、チラシとポスターが送られて来ました。もう10月に入ってました。「他称・母」さんに同行を依頼。
 11月に入り、飛行機のチケットが送られてくる。アッという間に、11月17日朝。羽田へ向かう。途中、「他称・母」さんと合流。空港到着。軽く昼食。機内へ。離陸。1時間半後、北九州空港着陸。迎えに来てくれた人を見付け、挨拶をする。車に乗り、いざ若松へ。しばらく走ると、大きな橋を渡る。50年振りの若戸大橋です。美しい橋です。若松の町へ入り、一旦ホテルへ。荷物を置き、一息ついて会場へ。
 この会場の建物が素晴らしい。大正時代半ばに建てられた『旧古河鉱業若松ビル』という建築物で、文化財級とのこと。ここで初めて、Mさんと会う。にこやかな人で安心する(私はこう見えて、かなりの人見知りであります)。
 その後、Mさんより、MCの方、スタッフの方を紹介され、軽く打ち合わせに入る。「他称・母」さんは、外へ出て、建物の写真を撮りに行きました。1階のホールが会場です。100人ぐらいで満席です。お客様が来てくれるのか、ちょっと心配になる。
 開場の時刻になり開場。お客様が少しづつ入って来る気配がする。
 いよいよ開演。まず、『若松ハイボールジャズバンド』の皆さんが、歌と演奏で数曲。会場を盛り上げてくれます。そして、私が呼ばれます。皆様の前に立ち挨拶。最初の何秒かは、緊張で自分が何を言ってるのか、目の前に居る人の顔も分かりませんでした。落ち着いて会場を見回すと、満席に近かったので嬉しかった。しばらく話をし、映画を上映。私は控室へ。Mさん達も控室へ入ってくる。
「普段の上映会は、空席があるので一緒に映画を観るんだけど、今日は空席がないから、観る事が出来ませんよ!」などと言って私を喜ばせてくれる。立見まで出てると言ってくれた。
 上映終了。再びステージへ。ここで、いろんな質問を受け、私が答える。ちゃんと答えられたかどうかは自信が無い。しかし、ある程度は楽しんでもらえたと思う。いや、思いたい。私は、昔の事を色々思い出すことが出来て、楽しかった。
 イベント無事終了。素晴らしい建物とお別れ。ちょっと残念。
 この後、スタッフの皆さんと打ち上げへ。この打ち上げ会場がこれまた凄かった。凄いとしか言いようが無い。明治28年創業、建物は、明治末から大正はじめに再建された料亭で、国登録有形文化財となっている『金鍋』。ここが打ち上げ会場です。何か、凄い建物ばっかし。実はMさん、この料亭の経営者なのです。中に入ると女将さん(つまり、Mさんの奥様)と、それこそ、竹久夢二の絵から抜け出して来たような姿をした、若い、綺麗な仲居さん達が迎えてくれました。私と「他称・母」さんは、建物の中をウロウロと見物させてもらいました。天井の細工など、見事でした。そうこうするうちに、打ち上げに参加する人が揃いました。
 ステージに立った人、立たなかった人合わせて約30人。打ち上げ開始です。直径7~80センチの大皿に、フグの刺身がズラリ。この皿が4~5枚。迫力がありました。その他の料理の事を細々と書いても、何だか野暮ったいので書きません。心のこもった、美味しいフグのフルコースとだけ書いておきます。
 この打ち上げの間の女将さん、仲居さん達の私達に対するもてなしは、「なるほど、これが一流のもてなしか!!」と感心もし、勉強にもなりました。楽しい打ち上げでした。Mさん、北九州若松の皆さん、ありがとうございました。
 次の日、Mさんに空港まで送ってもらい、東京へ。
 慌ただしいけど、本当に楽しいイベントでした。Mさん、北九州若松の皆さん、『金鍋』の皆さん、もう一度お礼を言います。ありがとうございました。「他称・母」さん、お疲れ様でした。また、行きたいな。
 
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 12月1日。スペースカインズライブへ行きました。今回は『冬木透がいっぱい』というテーマでした。 前半は『太陽の牙ダグラム』のBGM集。後半は『ウルトラセブン』をはじめ、『ウルトラシリーズ』からの曲。正直、前半はほとんど知らない曲ばかりでした。後半は逆に、よく知ってる曲が多くありました。ショッカーO野は、いつも通りパワフルなMC。いつも感心させられる。
 私がカインズライブについて書くと、いつもO野に言われる事がある。それは、「お兄さん、ライブの事書かないで、打ち上げの事ばかり書くんだから!」というものである。言われてみればその通りである。私に曲の解説などは出来ないし、その曲が使用された番組の知識もほとんどない。ライブは楽しい。この楽しさを文章にするのがむずかしいのです。私だけの楽しさだから。本当にむずかしいのです。また、こんなこと言うと、O野に叱られるかも知れないけれど、私は、打ち上げの方が好きなのです。ライブ中の一生懸命さも良いんだけれど、ライブが終了し、ホッとした空気がただよい、皆がニコニコしている打ち上げが大好きなんです。
「お疲れさま!」と声をかけると、みんな笑顔で「お疲れ様でした」と返してくれる。気持ちいいんだな、これが。一生懸命やっていない私まで笑顔にさせてくれる。これからも、よろしくね、カインズの皆さん。
 おつかれさまでした。次回も楽しみにしています。
 
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 このメッセージ、今年最後のメッセージになると思います。今年は、いろいろありました。特に後半。平山亨プロデューサーが亡くなりました。まだ実感がわきません。
「金子君元気? 何してるの? ムフムフ」なんて電話が、かかってくるような気がします。
 その平山さんの名代で、『宮城ヒーローサミット』に参加させてもらい、仙台まで行きました。藤岡弘、さん、佐々木剛さん、宮内洋さん、ショッカーO野氏達と同じステージに上がらせてもらい、夢の一時を過ごさせてもらいました。また、今回、報告したように北九州若松にも行きました。
 このホームページも10周年を迎えました。皆さんのおかげです。スタッフにも感謝しております。新しい友人も増えました。来年も、このホームページをよろしくお願いいたします。
      それでは 皆さん 
          よい お年を

金子 吉延

 
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