啓蟄 |
実際、虫が活動するのは4月の声を聞いてから、1日の最高気温が15℃ぐらいのころですので、旧暦ならドンピシャリ。現在の暦では、本当の「啓蟄」は1カ月ほど先なのです。薄手のコートもそれまでお預けです。 |
旧暦の4月1日は更衣の日です(現在の暦で言うと4月末から5月ごろ)。 |
このころは穏やかに晴れて暖かい日が多く、西日本なら半袖でも良いくらいの日もあります。 |
清明 |
新暦では、子どもや学生は入学式・新学期をあと数日に控え、社会人は新年度が始まったばかりのころ。 |
中秋の名月 |
新暦では1ケ月程度後になり、満月の日を「中秋の名月」と呼ぶことが多いようです。 |
「つごもり」は「月籠り」が詰まった言葉で、やはり月の終わりを意味します。」 |
西高東低 |
・・両者の気圧差が大きいほど等圧線の数が多くなり、北西の季節風が強く吹きます。 大陸の冷たく乾いた空気が日本海を渡るとき日本海の暖かい海水から蒸発した水蒸気をエネルギーにして雲が発生します。 |
大陸の冷たく乾いた空気が日本海を渡るとき、日本海の暖かい海水から大量の水蒸気が蒸発する。この大量の水蒸気を含んだ空気が脊梁山脈を強制上昇するとき、温度が下がるので水蒸気が凝結して雲が発生する。このとき、水蒸気は凝結熱(潜熱)という形でエネルギーを周りの空気に放出する。 |
・・今茲に空気の一塊が、高所へ昇騰すると、四方から之を圧してゐる外気の圧力が減ずるから、その空気塊は漸次膨張する、然るに膨張するに当つては、外気の圧力に反對して、容積が増す為めに、自己の内部のエネルギーを消費する、然るに凡て気体の温度の昇降は、自己の内部のエネルギーの増減によるから、此空気塊の温度は、漸次低落する、・・・ ・・昇騰する空気の中に、全く水蒸気が無いときは、百米昇る毎に約一度冷却する割合である、・・若し此昇騰する空気が、水蒸気で飽和してゐると、昇騰して冷却するにつれ、水蒸気の一部は凝結して雲になり、潜熱を放出するから、冷却するのが聊か緩やかになり、百米昇る毎に約0・五度位の割になる、・・ |
猛暑か冷夏かについては、過去の統計から「10年のリズム」というものを見つけました。これは、冷夏の翌年とその翌年は猛暑になるというパターンが、10年ごとに3回続いていることに基づいたものです。 私はこれを基に、2005年(平成17)年の初め、日本農業新聞からの取材で、「2003年は冷夏で、翌年は猛暑。だから2005年は猛暑」と話したことがあります(気象予報士は3ヶ月以上先の予報を出すことはできないので、これはあくまでもパターンから見たものです)。 結果はと言うと、全国的に平年より高く、とくに西日本で猛暑となりました。統計的な手法も大切にしたいものですね。 |