岩長遺跡
岩長遺跡
手呂銅鐸出土地、三角縁神獣
鏡で知られる百々古墳から
それぞれ400mという、興味
深い地点に位置する岩長遺跡
の調査が進んでいます。


住居跡の調査
竪穴住居跡
岩長遺跡は縄文時代から古代にわたる集落、墓がみつか
っています。古墳時代の竪穴住居跡も多数みつかっており、
多数の遺物もみられます。

かまど跡
かまど跡
竪穴住居跡に伴う「かまど」の跡です。崩壊した状態でみつ
かっていますが、内部に甕形土器の残されているものや、
土器とともに石製の支脚がみられるものもあります。

古墳跡
削平された古墳
岩長遺跡では数基の古墳がみつかっています。マウンドは
完全に削平されて失われていますが、周溝や小規模な石室
が認められます。同時期の竪穴住居跡と非常に近接してみ
つかっており、興味深い事例といえます。
なお、時期は東山50号窯式期ころ、というお話です。

石室
特殊な石室?
岩長遺跡の古墳の石室は、粗雑なものが多いのですが、
そんな中にあって、板状の石を組みあわせた石室を持つ
古墳がみられます。残念ながら、かなり古い時代にすでに
盗掘にあっていたようで、副葬品はみられませんでした。

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