しつもん・モリ
しつもん・モリ(魚をとるどうぐ)

モリは、ちょうど武器(ぶき)のヤリのように、魚をつきさ
してとるどうぐだ。シカの「つの」などをつかって、先のと
がった部分をつくっている。ただ、とがらせるだけではな
く、つきさした魚がにげられないように、ふちはギザギザ
にきざみこまれているよ。これに木の「え」をつけてつか
うんだ。これは朝日いせきでみつかったモリだ。
左はこのモリの先の部分。右はモリによくにている「ヤ
ス」というどうぐの先の部分だ。同じように木の「え」につ
けて使うんだけど、モリとちがって、ふちのギザギザが
ないのがとくちょうだ。まん中の小さいものは「つりばり」
だ。シカのツノでできているよ。今と同じように、つりも
していたんだね。
魚をとるためのどうぐはほかにもある。これは「あみ」の
オモリだ。ねん土をやいて作ったもの、石で作ったもの、
やよい土器のはへんをりようしたものなど、いろいろあ
る。
今の魚つりのどうぐとくらべてみよう!

いせきたんけんをつづけよう!

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