T-34/3 ボ
レー砲塔
(プラウダ高校仕様)
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《 製 作 過 程 》
(部分ごとに解説しているので、組み立て、塗装などの
順番が前後
しています。)
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タミヤ・ミリタリーミニチュアシリーズ35149のT-34/76、フォルモチカ砲
塔(天面と側面につなぎ目のない一体型の砲塔)を、3連装砲塔に載せ替えました。
《このキットを購入した経緯》プラウダ高校のT-34/76の転輪は片側5個のうち、
前後の2個がゴムタイヤ付きディッシュ型で、間の3個がスチール製なのですが、MM35059(1943年型ミッキーマウス砲塔)は転輪すべてがスチール
製で、ディッシュ型は入っていません。なので、このフォルモチカの35149の転輪を流
用しようと思っていました。しかし、そのあと購入したプラッツのT-34/76(GP-28)でディッ
シュ型転輪が余剰パーツになったので、それを使ってT-34/76冬季迷彩を完成させました。(上の画像は、製作中の35059のT-34/76。)
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4年前に駿河屋で見つけたシタデルのT-34系の3連装砲塔。
おお、カッコイイ! T-34車体に取り付ける予定だったとか。じゃあ、フォルモチカと差し替
えて作ってみようと思ったのでした。
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パーツ(レジン製)はこれだけで、3本の砲身は別途用意しなければなりません。鋳造らしく表面がザラザ
ラしています。 |
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解説文を読むと、机上プランで試作にも至らなかったようです。戦車道的にはセーフ?
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アルミ製の76.2mm F-34
L/42砲身(ライフリングが刻まれています)と、45mm 20-K砲身2本を購入しました。ところが、あとでわかったのですが、プラッツのT-34/76(GP-28)に余剰パーツとして76.2mm砲身
がありました(>_<;)。
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タミヤ本体のリング経のほうが大きいため、厚さ0.25mmのプラ棒を3枚重ねまし
た(6か所)。 |
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瞬間接着剤で砲身や各パーツを接着しました。
3本とも同軸で固定されているので、ヤマトの3連装主砲のように別々に動きません(^_^;)。濃い色のプラ
パーツ(エピスコープ、キューポラ)は、タミヤ(35059の不要パーツ)から持ってきました。キューポラの側面はタミヤパテで荒らしました。
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釣り上げ用のリング3個は、プラッツ(GP-28)の余剰パーツです(ホントは
4か所必要)。 |
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今までに何個か作っているT-34系。今回は排気口ルーバーの網目のモールドを削り取って、市販の金属メッシュに置き換えます。
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最初にドリルで何か所か穴を開け、デザインナイフを入れて削っていきます。
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周囲の縁は、金属ヤスリで均しました。メッシュは、ごくわずかに湾曲している端の部
分は面相筆の軸に巻いて丸みをつけました。 |
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幅0.75mm,エバーグリーンの厚さ0.25mmのプラ棒を瞬着で接着。伸ばしラ
ンナーを切ってボルトにしました。 |
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放熱用のスリットは、プラッツ(GP-28)を参考に、厚さ0.3mmの目盛り付きプラシート(長さ38mm、幅6mm)
で作成。前回、冬季迷彩のT-34/76はタミヤの白いプラバンを使いましたが、目盛り付きのプラプレート(wave)を
持っていたのを忘れていたよ(^_^;)ゞ。直径0.75mmの丸棒を半切りして回転軸にしました(固定)。 |
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車体の右側面にあるΠ型
のフックは車体と一体成型になっていますが、実車はロープを通したりできるような立体的な穴になっているようです。
緑色のランナーはプラッツのT34/76を作った時の余剰パーツ(アニメでは表現されてないため付けていません)。 |
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金色のエッチングパーツはプラッツのT-34から。銀色はショーモデリング社製で、タミヤの冬季迷彩のT-34でメッシュを使った残
り。それぞれ未使用のフックがあります。 |
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塗装して完成後、「T-34・T-34/85モデリングブック」(新紀元社)を見てみると、上下のフック○にベルトを通して予備履帯などを留めるようになっており、○印で示した5か所の突起も実車は横長のΠになっていて、タミヤ版では省略されていたのでした。(次、作るときの参考のため、記載しておきます。ここを削って自作の真鍮線のフックに替えるのか、そこまでこだわるかわからないけど(^_^;))
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モーターライズ用だった名残りの穴をプラバンで塞ぎました。 |
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側面(B)に取り付ける丸型予備燃料タンクは、タミヤキットでは使い込まれてボコボコに凹んだ
造形になっていますが、今回は新車に試作砲塔を取り付けるという設定にするため、(A)の位置にMM35059のパーツにある角型燃料タンクを付けることにしました。車体
表面にボルトの高さがあるので、0.75mmの角棒を台形
に囲んで、接着固定します。
(B)丸
型燃料タンクを差し込む穴はプラバンとタミヤパテで埋めました。
(C)上
から除くと、地面が見えるような空間ができますが、プラバンで塞ぎます。 |
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上記のようにタミヤのT-34は、裏側はスカスカなので、厚さ0.3mmのプラバンを長さ13.8cm、幅1.1cmに切って塞ぎました。
(電池ボックス等の穴は、現状のままで、塞ぎません。) |
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ライトも余剰パーツをプラッツから。塗装後、一番最後にクリアレンズを付けます。 |
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サーフェイサー(オキサイドレッド)をスプレー後、タミヤアクリルのオリーブグリー
ン(XF-58)をエアブラシ塗装しました。茶色いのは、ト
イレットペーパーの芯を砲塔の穴に刺した、作業用の持ち手
です。 |
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金属メッシュはメタルプライマーをスプレーし、オリーブグリーンをエアブラシ塗装し
ました。網目が細かかったので、穴がふさがってしまうかと危惧しましたが、数か所つぶれただけで、ほぼきれいに塗装できました(裏側からは塗装していませ
ん)。 |
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転輪は、中央のパーティングラインをデザインナイフで簡単に削った後、サンドペー
パーで均しました。タイヤの溝に細かいプラ粒子が詰まったため粘着テープで取り除きました。 |
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これまでは転輪の塗装に、爪楊枝に刺して塗装していました(差し込む穴がダブダブ
で、ひっつき虫=粘土で固定したりして面倒だった)。今回は新兵器(笑)、ホビーベースの「逆作用の塗装棒」を使いました。オリーブグリーンをエアブラシ
塗装。 |
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転輪周囲のゴムタイヤ部分は、タイヤブラック(XF-85)を筆塗りし、ピグメント
でウェザリング。車体下部の転輪の奥をウェザリングした後、起動輪や転輪を取り付けました。ポリキャップは瓶入りメタルプライマーを筆塗りしてからオリー
ブグリーンを塗りました。 |
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ラバー製ベ
ルト履帯は使わず、AFVクラブのT-34
500mm幅の履帯を使いました。ピンを差し込んで繋げるモデルカステンの連結可動履帯と違って、ダボ穴に、はめ込むタイプです(ランナーから切り離して
ゲート処理する手間は同じですが)。外れやすいので、一部接着して固定しました。
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瓶入りサーフェイサー(ブラック)をエアブラシ塗装。ピグメントをアクリル用溶剤で
溶かして、筆塗りしました。 |
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砲塔は、オリーブグリーンを塗装後、モデルカステンの校章を貼って、水性トップコー
トで保護。
タミヤパテで荒らしたはずのキューポラ側面のザラザラがほとんど目立たなかった。 |
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タミヤのウェザリングマスター(ロシア戦車用)のサンド色を付属のスポンジでこすり
付けましたが、やり過ぎたため、新車の設定が、古い車体に試作砲塔を取り付けた感じになりました(^_^;) |
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牽引用ラグ○は、タミヤが取材した博物館の車両だけで、オリジナルのソビエト戦車には付いていません。以前に作ったT-34は、アニメ設定とにらめっこして、取り付け穴も塞いだのに、説明書どおりに接着してしまいました(>_<;)。 |
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