JS-3 (プラウダ高校)
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カチューシャ2年生、第62回戦車道全国高校生大会の優勝パレードにて。


《 製 作 過 程 》
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タ ミヤのミリタリーミニチュアシリーズNo.35211のソビエト重戦車、JS-3 スターリン3型です。JS-2の後継車両で、第二次大戦終盤に完成しましたが、実戦投入されず、大戦終結後の9月7日、ベルリンでの戦勝パレードで披 露され、連合国として共に戦ったアメリカやイギリスに大きな衝撃を与えました(戦後の影響力を見据えた示威行動ですね)。
継続高校のKV-1を作るときにも参考にした「ミリタリーモデリングBOOK 第二次大戦ソ連重戦車」に JS-3の作例が載っています。

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この作例では、戦後仕様になっているタミヤのキットを、戦勝パレードに参加したときの状態(先行量産型=1945年型)に戻して作ってあります。エッチングパーツを使っている部分もありますが、こちらの方は、細かいところにこだわらず、見た目の違いだけを修正しました。
「ガルパン」では、アニメ本編や公式設定には登場していませんが、カチューシャ2年生時に全国大会決勝戦で黒森峰女学院を破り、母校のある青森での優勝パレードという設定です。

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サスアームは、高さが水平に揃うように治具があります。これは他のキットにも使えますね。

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ターレットリング周囲の防弾ブロックを削ります。

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デザインナイフでザッと削り、金属製ヤスリやサンドペーパーで均します。
前面の予備履帯を装着するダボ穴も埋めます。

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砲塔後ろの雨樋部分を削り、タミヤのポリエステルパテで形を整えます。側面の数字も削ります。

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手すりは細いので、ゲートを均している時に2つほどポッキリ折りました(>_<;)。

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円筒形の燃料タンクをすべて接着してしまいましたが、前後の隙間が狭く、塗装するときエアブラシも筆も入りにくくなりました。

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砲塔下の張り出し部分の桁は、真ん中を削って2個に。

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取り付けました。

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上がJS-2(MM35289)の履帯、下がJS-3の履帯。模様が細かい造形です。ガルパンのJS-2は、JS-3用の履帯なので、劇中のJS-2の再現性を重視しJS-3の履帯を転用することにして、今回はJS-2の方を使うことにします(こちらは自分設定だから)。

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後部に付いている予備履帯も、JS-2の個別の履板から持ってきました。留め具は、JS3-の履板を参考に、プラ棒と、MENG MODEL社のナットとボルトシリーズ(No.9)で、それっぽく作りました。

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ホーンの穴は平らなため、2mmのドリル(手回し)で穴を空けました。

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ライトは透明パーツではないので(タミヤキットの標準仕様なんですね)、ウェーブのフィギュア用のH-EYES1(クリア)を使用。

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サーフェイサー(オキサイドレッド)を吹き付けた後、パーツ同士の陰で行き届かなかった部分に筆でオリーブグリーン(タミヤアクリル XF-58)を塗りました。前後の燃料タンクの隙間が狭く、筆が奥まで届きにくいです。

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オリーブグリーンをエアブラシ塗装。

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フロントにあった予備履帯の取り付けのダボ穴は埋めた跡がわかりません。

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砲塔側面にモデルカステンの校章デカールを貼り、水性トップコート(つや消し)で保護します。

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ベルト履帯と転輪の間を瞬間接着剤で固定します。フェンダーとの間に挟んだのはトイレットペーパーの芯を細切りしたもの。

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転輪と起動輪の間の履帯が浮いています。JS-2のキットにはプラ製の履帯(接地面は直線で、転輪間は重量で垂れ下がった形状〜〜〜)も入っていたので、手間を惜しまず使えばよかったですね。
JS-3は試合に出ていないということで、ウェザリングは控えめにしました(特に上部)。白いのは道路のコンクリートを削った砂埃ということでグレーのピグメントをアクリル溶剤で溶き、筆で付けていきました。その後またトップコートで定着させました。

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ワイヤー留めなどのパーツは、瓶入りサーフェイサーを筆塗りし、アクリルを筆塗りします。

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ワイヤーはナイロン製で、メタリックグレイ(XF-56)を塗りました。

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ワイヤーが柔らかいので、水で薄めた木工用ボンドを塗って少し硬くしてみましたが、車体に取り付けた際の重量感ある垂れ下がり具合いが上手くいきませんでした。
車両全体を俯瞰すると、銀色のワイヤーが目立ちすぎますね。

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U字型パーツに留め具が無かったので、幅0.5mm、厚さ0.25mmのプラ棒で作りました。

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モ デルカステンの校章デカールVol.4「劇場版」の優勝旗は5種類の大きさがあり、大洗女子学園の優勝パレード時のIV号戦車に掲げられていたのは2番 目の大きさのだと思います。1番大きいのは 1/16用か。Vol.4.5「劇場版&最終章」に同じ大きさの優勝旗があるので、そちらは IV号戦車を作った時に使おう(いつになるやら(^_^;))。
コ ピー用紙をデカールの大きさに切って、表と裏に貼り、完全に乾燥した後、塗装筆の丸い軸で風でたなびくような曲面を付けました(左の白い紙は練 習用)。アンテナにする直径0.5mmの真ちゅう線に瞬間接着剤で接着します。真ちゅう線をオリーブグリーンで塗装後、水性トップコートを吹き付けまし た。

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あ、失敗! カチューシャを装填手の席に立たせてしまいました。右側にある車長用のハッチは接着しているので開けられない(>_<;)ゞ




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