千倉沖のマッコウクジラ


 
千葉県千倉沖で超ラッキーにも、マッコウクジラの群に会いました。  
 


 ごつごつした黒い個体。
 ずんずんと進んでいきました。



 やっと写っていたフルーク(尾っぽ)。
 クリックして見てください。
 手前に別の2個体が見えます。



 他と異なり、背中がかなり広く、青白い個体。
 これもクリックして見てください。
 背びれが少し海面に出ています。



 斜め前方に潮を吹くのがマッコウの特徴です。
 これまた、大きくして見ないとわかりにくいですね。
 
 うーん、大きくしてもわかりにくいかな。



 一緒に写っているのは、「丸太」ではありません。
「マッコウ」です。
 


 
 
夏場、房総沖でツチクジラがウオッチングできるとのことで、
'95年9月10日、東京からでる「ホエールウオッチングツアー」に参加しました。
マッコウクジラにも会えることもあるとのことで、わくわく。
東京湾を出てからはトローリング。
魚影はあったのですが、残念ながらカツオやシイラのお刺し身にはありつけず、
お昼は千倉港に寄港し昼食。
昼食後、千倉港を出発し20〜25分位走り、東南東へ15マイル程のところで、潮吹きを発見。
近づくと、マッコウクジラが群れでいました。
船を取り囲む感じで10頭はいたと思います。
クジラの方でかなり船の近くまで寄ってきました。
遠くでですが、ブリーチングやフルーク(尾)も見ることができました。 ブリーチングもカメラに収めたのですが、小さくてそれとわかる写真は撮れていませんでした。
クジラたちは移動する様子がなく、なんだかクジラたちと一緒にのんびりひなたぼっこしている感じでした。 2時間あまりクジラと一緒に過ごし、後ろ髪を引かれる思いで帰港しました。
 
今回マッコウクジラに会えたのは、かなりラッキー。
ツアーの人もこんな数のマッコウクジラの群れに会えたのは初めてとのこと。
1日中走っていても、何にも会えないことも多々あるようです。
 
'98年8月27日、お世話になったツアー会社ZEALさんのホームページを発見!
ホエールウォッチングツアーのページもありました。 ('99.9.3:ホエールウォッチングツアーのページは無くなっていました・・・)
ご興味のある方は、ぜひ!

 


【マッコウクジラ】
 マッコウクジラは、ハクジラ類の中で最も大きく、雄の体長は約15mになります。
 また、マッコウクジラは最も深く海底に潜ることで知られています。
 噴気孔が頭部の先端に前方45度の角度で、左に片寄っているため、
 斜め前方に潮を吹きます。



【ツチクジラ】
 ツチクジラは、ハクジラ類の中ではマッコウクジラについで大きく、体長は約10mになります。
 北太平洋に分布し、夏場に房総沖に集まります。
 IWC(国際捕鯨委員会)の規制を受けず、
 商業捕鯨の禁止後も日本では政府の管理下で捕鯨をしています。
 水揚げされたツチクジラの肉は、主に「タレ」と呼ばれる干し肉にされます。

 



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