愛  は す  べ  て



愛とは何だろう。何であるか解らないままに考えてみた。愛はすべての根源ではないかという気がする。生きていく上でのすべての根源であり、思考・行為の源泉ではなかろうか。難しい哲学的思考をするよりも例えばこう云うことを指すのではと思う。我が子でも他人でも誰でも良い自分のそばにいた人が何かの原因で突然倒れかかったら考える前に先に支えようとする。池や川でおぼれかかっている人を見れば、何も考えることなく飛び込んで救おうとするなり、何かつかめるものを探し救おうとするだろう。大自然の営みに触れたり、観たりして感動する。それが愛ではないかと思っている。心や身体や自然すべてを包み限りなく大きな・・・喩えれば宇宙そのもののように思われる。
マザーテレサは「一番貧しい者のしもべとなって仕える」と誓って生涯を終えられた。もちろん貧しい者から施しは一切受けなかったそうです。常人の私達が一時的にせよ無意識に人を支え助けようとすることを常とし自ら進んで選び、何の見返りも報酬も望むことなく生涯を貫かれたということです。自分というものがこころも身体もすべてが自然のすべてと一つに溶け込んでいるのではないかと思う。そんなマザーテレサを知り素晴らしい人だと思う常人の私達にも、そのこころがあるのだと逆に考えざるを得ない。私も含み私達はまだ自分と言う個が優先しがちですが、私達の廻り全体、地球全体、宇宙そのものへと個を全体に溶けこまして一体になって行けたらもっと素晴らしい世界が開けてくるでしょう。いや、私達のこころは愛に包まれておりその愛を放つこころは既にあるのだから、マザーテレサのような常なる愛のこころで自然と一体になったこころ豊かな世界が広がっているように思う。