「図書館でバック・ナンパーを閲覧した。ノンブル打ちの都合で、号数、発行年月日、ページ数を一号ずつチェックしていくと、
七二年から三年にかけて何号かが抜け落ちていた。調べてみると、いずれも <川口君事件>を扱った新聞だった。
当時、倉庫に保存されている新聞が何者かによって盗まれたそうだ。中には刷り上がったばかりのものも含まれていたと聞く。歴史は偽造され歪曲される。川口君事件を自称「反スタ」党派は葬り去ろうとしたのだ。 単にアイロニーではすまされない問題である。」
本目録は「早稲田キャンパス」縮刷版をもとに作成した。縮刷版は、国会図書館、早稲田大学中央図書館、日本大学法学部図書館、明治大学図書館に所蔵されている。
*PDFは縮刷版をコピーして作成したため、読みにくいものになっています。ご了解下さい。
167号/1972.11.10
連日糾弾集会続く 川口君リンチ殺害事件
ルポ 川口君事件をめぐって 十一・一一〜一六
168号/1972.11.25
六学部で臨時執行部選出 自主的自治会運動をめざして
論説 いま、問題の<根> −反ブロック主義の立場
11/17大学当局告示を発表 学生大会にはロックアウト攻勢 一文当局学生大会を認めず
日誌
*169号/1972.12.10(第四回キャンパス文芸賞特集)
関連記事なし
170号/1972.12.25(受験特集号)
川口君事件から−発言二つ
171号/1973.1.10(受験特集号)、172号/1973.1.25(船上大学特集)
関連記事なし
173号/1973.2.10
更に混迷続く学内状況 武装衝突、機動隊常駐さる
視点 混迷に抗して 負性を照射する視点
日誌
174号/1973.3.10
座談会
川口君虐殺問題 11.8のつきだしたもの <虐殺糾弾>の原点
第一文学部自治会 二J行動委員会 N君(原文は実名、以下同じ)
第二文学部学生自治会臨時執行部 K君
政治経済学部学生自治会執行委 U君
全学行動委員会(準) H君
ワセダ統一救対 I君
175号/1973.3.25
座談会川口君虐殺問題 11.8のつきだしたもの(続き)
176号/1973.4.10
4.4革マル派16号館乱入 鉄パイプで武装、負傷者出る
ルポ4.2 4.2集会実行委入学式介入 <総長団交>追及−当局入学式中止
視点 再び他者との関わりを
座談会 川口君虐殺問題 11.8のつきだしたもの(続き)
日誌
177号/1973.4.25
総長団交実現さる 17日、再団交を確約す 全理事、学部長の出席を要請
一文・二文学生大会成立 総長団交要求を決議
日誌
178号/1973.5.10
全学総長団交流れる 当局、団交確約を破棄 5.17革マル派、学内制圧
日誌
179号/1973.5.25
法自執行部改選さる 再び民青系路線
「負けるな早稲田」集会開かる 豊島公会堂に650名 自衛武装問題、路線分岐鮮明に
教育学部の選管委結成さる
181号/1973.6.25
6.14早朝機動隊導入 当局学内管理強化を意図
社学自治会費革マル系常任委へ下る
早稲田祭を巡る動向
日誌
182号/1073.7.10
新執系、文学部で武装情宣 7月13日革マル派、集会を襲撃
「早稲田解放集会」開かる 党派の問題全面に
7月16日、5・17被告団第一回公判開かれる
論説 早稲田祭開催を巡って 「個」を基点に文化的発現行為を
日誌
183号/1973.9.10
新学期 学生を拒絶する当局 異例の集会禁止措置 恒常化される「不測事態」
5・17被告団第二回公判開かれる 浮き彫りにされる逮捕の不当性
184号/1973.10.10
押村理事と記者会見 早稲田祭当日ロックアウトありうる
山村政明=梁政明の<死> 連帯の回路をめぐって
5・17被告団第三回公判 裁判官、起訴理由の釈明求む
視点 <現実過程>に真摯であれ 暗黒の彼方への出発
185号/1973.11.10
11.8当局ロックアウト強行 川口君虐殺一周忌 機動隊常駐化す
11.21〜26 早稲田祭開催さる
法学部祭開かれる
5・17被告団第四回公判 結審近し 検察側曖昧な態度に終始す
186号/1973.12.10(第五回キャンパス文芸賞) 関連記事なし
187号/1974.1.10(受験特集号)
川口君事件を契機とした大衆運動と私達−私
188号/1974.2.10(船上大学特集)、189号/1874.3.10、190号/1974.4.10(新入生歓迎特集)
関連記事なし
191号/1974.5.10
5.17裁判判決下る 拘留二十日 未決勾留期間と相殺
縮刷版・編集後記 1981年8月10日発行