美幌峠からの屈斜路湖の眺め。
R243を美幌(びほろ)の街から南下すると、屈斜路カルデラ外輪山の鞍部にあたるこの美幌峠を越え、屈斜路湖畔に下っていく。
峠の標高は490m、湖面標高は121m。400m近くの標高差をもっての眺めは圧倒的だ。視界いっぱいに屈斜路湖が広がる。
湖の中央に浮かぶのは周囲約12kmの中島。二重式火山である。◎
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美幌峠の支柱を中心に、ひっきりなしに観光客が記念写真を撮っていく。
峠には広い駐車場と土産物屋があり賑やかだ。ジャガイモを3つ串に刺して揚げたジャガイモドッグを1本食べればもう満腹である。
北海道の主な峠にはたいてい展望台があり、土産物屋ではジャガイモやとうきびや牛乳やソフトクリームなどを売っているので休憩にいい。
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美幌峠からの180度パノラマ。
上の2枚の写真と同じく、駐車場から石段を上がった展望台からの眺め。実物は写真より全然素晴らしい。
湖の展望だけでなく、この背後にもなだらかな丘が続き360度の大パノラマが広がる。◎
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R391から分岐する道道102は外輪山を登り北東から湖面を望む。その藻琴山展望駐車場からの屈斜路湖。
美幌峠の雄大な眺めと甲乙つけがたいが、こちらはより変化に富んだ眺めである。 湖に落ち込む斜面には絨毯のように笹が茂っている。道をさらに登ったところにもう1カ所、藻琴山小清水高原展望台があり、こちらの眺めもなかなか。道道102は眺め美しく、交通量は少なくお薦めである。◎
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上の写真と同じく藻琴山展望駐車場からの180度パノラマ。
この眺めに、仕事の途中ここに立ち寄ったらしい若いお父さんが「綺麗だよお」と携帯で電話していた。相手は家で待っている小さな子供らしい。すっかりデレデレの声なのである。この眺めを見せたいと、いかにも残念な様子であった。◎
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