走行会日記 その六


〜2001〜

鈴鹿サーキット
7/11 スポーツファクトリー千里主催


約3年ぶりとなる鈴鹿参り、往復1000キロの長旅も全く苦に感じないのは
このエキサイティングなコースにチャレンジできるという、何物にも替え難い悦びがそこにあるから
再びこのような素晴らしい機会を与えてくれたSF千里には、心から「感謝」のコトバを捧げたい

ノーマルサス+強化スタビの足廻りにハイグリップなRSV98specを組み合わせて走った5月〜6月、
前後のスタビライザーを支持するリンクやブッシュ類が相次いで破損するという事態に至った
大きなロールモーションに抵抗するスタビ、その多大なストレスが招いた結果であることは間違いない
急遽、4型RX−7時代に装着していた
車高調ユニットサスを部屋から引っ張り出してきたのは、
中・高速コーナーが格段に多い鈴鹿サーキットを、より安全に走行するための慎重な決断であった

2周のペースカーランの後、30台弱の参加車は次々にPITレーンから本コースへとなだれ込む
3年前のビデオ映像を再生する時間がなかったため、過去の記憶を必死にたどりながらのアウトラップ、
いよいよ最初のアタックLAPに向け、スピードをのせ130Rをクリア、そのままダイキンエアコン看板の
ブリッジ下を勢いよく通過・・・
してはいけなかった!!!
完全にブレ−キングポイントを誤った5型RX−7は、4速から3速までシフトダウンした時点ですでに、
シケイン入口を右後方に置き去りに・・・・・目の前の
僅かな退避スペースでは到底止まり切れない!
そう察知した瞬間、縁石を飛び越えるタイミングを見計らってアクセルを床まで踏み込んだ
いきなり一周目で最終コーナー方向に立ち上った
凄まじい砂塵を、PITエリアの人々はどう思っただろう・・・
その数秒後には、何事もなかったかのように猛然とメインストレートを駆け抜ける赤いFDの姿が(笑)

車高マイナス10ミリ&フルHARDセットでぶっつけ本番となった足廻りは、リアのグリップがやや不足気味
さらに、エアゲージ不調で曖昧な調整のみの空気圧を、高いアベレージスピードが一層上昇させてしまったようだ
マシンは周回を重ねるごとにアンダー&オーバーが激しくなっていく・・・・4周目には、S字で切り返すたびに
体勢を乱すほどになったが、これにはステアリングの切り始めをゆっくりと行なうことで対処ができた(^^)v

序盤はひときわ慎重に(笑)ブレ−キを大きく余らせていたシケインも、次第に詰めていくことに成功
ダンロップコーナーも底付きしながら全開、そしてデグナーもスピードをのせて気持ち良く通過できるようになった
しかし、3年前のリズムが戻らないのは1コーナーのブレ−キング・・・タイミングも早いし減速も過剰だ
猛暑の中、コース前半は保ち続けたPOWERも、ヘアピン立ち上がりからの長い全開加速区間を終え、
バックストレッチに入った頃にはリタードによる出力低下がハッキリと感じられていた

約50分間のフリー走行枠に途中で5分のPIT休憩を入れ、マシンとドライバーをクールダウン

後半最初のアタックLAP、思わず気合いも入ったがヘアピンのブレーキングでシフトが入らずオーバーラン、
続く周も同じヘアピンで、クリッピングポイントの手前で突然リアが流れてフルカウンター状態に・・・
こうして左コーナーへの進入で発生し始めたマシンの不安定な挙動は、3周目以降さらにエスカレートし、
なんとスプーンや130Rの入口でもリアがブレイクし始めた・・・ こ、
これはハッキリ言って怖い!!
リアの減衰力か? 空気圧バランスか? はたまたアライメントか? それとも前後荷重か?
答えを探ってみても確認する時間はない、せめてもう1セッションあれば何かをトライできたのだが・・・
最後まで攻め切れなかった1コーナーやヘアピンの攻略とともに、次回以降の大きな課題となった

会心の周回ができずにベストLAPは無念の
43秒台にとどまったが、クルマのセットアップを適正化しさえすれば、
あとはドライバー次第(笑)  次回は宣言通り38秒台をターゲットにしてもよさそうだ!

Suspension : MAZDASPEED Adustable Ride Height Unit (Used) 

 BEST LAP : 2'43"45 (New)
 

CHARGE号、ついに鈴鹿デビュー


MINEサーキット
11/17 中国DUNLOP主催

約4ヶ月ぶりの走行会参加はお馴染み中国ダンロップ主催のMINEサーキット走行会
7月の鈴鹿で暫定導入した「お古」のMAZDASPEED車高調は、前後とも迷わずフルHARDにセットする
軟らかめのバネと低下した減衰力は大きな不安要素だが、5分山のRSV98specにも絶大なグリップ力はない
30分×3本の余裕のスケジュール、1本目は完全にマシンの様子見とドライバーの慣熟に充てられそう(笑)

まずは他の34台の動向を探りながらの走行、今回のドライビングテーマの丁寧なターンインを実践していく

途中からグリップ低下が激しくなり、早めに切り上げて空気圧調整、ベストは48秒9で最初の30分を終了

天気は曇り、気温16℃と今年一番の好条件、2本目は隊列の先頭をキープし早くもアタックモードだ
2周の慣熟を後え全開で向かった1コーナー、やや冷えたタイヤが災いして脱出で挙動を乱してしまう
咄嗟のカウンターで立て直しはしたが、2コーナーに向かうバックストレッチでミラーに写ったのは
そのあおりを喰って、大スピンを演じながら1コーナーのイン側に巻き込んでいく後続車!
ミラーを気にしながら3コーナー、1ヘアピンと通過するが、後続車集団はなかなか見えて来ない・・・
しかし、続く4周目の1コーナーに停まったクルマの影はない・・・ホッとして我に帰ると、絶好のクリア条件
最後尾車両がほどなく出現し始めたものの、序盤の3LAPをほぼ全開で走ることができた
RAM’sパッドの絶対制動力の高さは圧倒的で、安心してブレーキングを詰めることができる
メインストレートの最高速もコンスタントに200キロを超え、MAXは
210キロの新記録を達成
自己ベストに匹敵する
47秒3を出した直後、念のためPITインして棄権車両のいないことを確認した

MS車高調での初めてのMINE走行、純正ビルシュタインに比べてロールの絶対値こそ少ないものの
タイトターン出口でのオーバーステアが酷く、とくに1ヘアピンではなかなか全開加速に移行できない
コーナー脱出があと少しスムーズにいきさえすれば、初の
46秒台突入も全く夢ではない状況・・・
オーバーステア解消の望みを託し、リアの減衰力をセミHARDに下げて3本目に突入する

再び先頭からフリー走行に入るが、遅れてコースインしてきた1台がひとり戦闘モードでなかなか処理できない
レース形式の走行会と勘違いしているのなら迷惑甚だしいが、簡単に抜けない理由がこっちにもあった・・・
なんと最初から全くパワーが出ていなかったのである!・・・何周走っても最高速は190キロに届かない(泪)
3周目から8周目まで歯を食いしばって見事に揃えた
50秒前半のタイムには苦笑するしかなかった
そのうちに冷静さを取り戻して終盤にPITイン、エンジンオフして復帰するとパワーは回復した
しかし、最後に訪れたクリアLAPに、今度はリアタイヤのグリップが全くパワーを受け止めてくれない
影をひそめたかに思われたオーバーステアも、パワーダウンがその理由と判明しては冴えない限りだった

結局、2本目のフリー走行で記録した47秒3で総合4位となり、今年のMINE自己ベストは更新できた
しかし、CR−XとCIVIC(レース車両)の後塵を拝することになったクルマの挙動には大いに不満が残る
バネレートと減衰力の低さによるリアのメカニカルグリップ不足があらためて明らかとなった格好だが
SF広島・TI走行会までにできることといえば、角のとれた(笑)タイヤの裏組みとアライメント調整くらい
あとは、ドライバーの強力なサポートとなる(はずの)バケットシートが間に合えば良いのだが・・・



 BEST LAP : 1'47"311

危うく難を逃れた後続車の方とパチリ(^^ゞ

TIサーキット英田
12/1 スポーツファクトリー広島主催


80台を超える参加車が集まったSF広島TI走行会は、今回も好天に恵まれて絶好のコンディション!
今回の目玉となるはずだった初のフルバケ導入は、入荷が走行会当日にずれ込み急遽NGに(泪)
代わりにキーとなるのは、
裏組みした3分山RSV98spec前後キャンバーを増強させたアライメント変更
ちょうど1年前に純正サスで記録した
1分52秒1を破ることができるか、ヒジョーに興味深いところだ
へたり切った車高調サスに鞭打つようにフルHARDにセットして、5型装着では初となるTIに臨む

全40台の中ほどからコースインした1本目のフリー走行、タイヤ内圧を上げながら様子見の周回を続ける
最大の焦点は、MINEで露呈した立ち上がりのトラクション不足が、アライメント調整でどの程度改善しているかだ
しかし、その期待も空しく、3周目の2コーナー、クリップ付近でジワッと踏むとリアがだらしなく滑り始めた!
どうやら今回も、コーナー脱出時には繊細なアクセルオンが必要のようだ(・・・こんなときフルバケがあれば)
逆に感心したのは、ターンインからクリップまでの区間の挙動が明らかにスムーズになっていること
Wヘアピンでの切り返し操作も随分楽になり、アクセルのON・OFFに全神経を集中できる点が良かった
アライメント変更の効果は確かにあるようだ

徐々にペースUPし、よりHARDなブレ−キングに移行し始めたときにその挙動は起きた
アットウッドの進入で突如リアがロックして挙動を乱したのである・・・RAM’sの絶大な制動力に任せて、
ブレ−キングポイントを遅らせることには不安はないものの、いかんせんクルマが左右に振られて安定しない
バックストレッチ後のヘアピンもいつになく攻め、120m付近からのHARDブレ−キングを敢行し続けたが、
リアが毎回ロック気味となっていた
結局、不可解な挙動に戸惑い、クリアLAPを創れずに
1分52秒9というタイムで1回目の走行は終了

2回目のフリー走行は2番手の位置を確保、見れば先頭のドライバーのヘルメットはなんとN.マンセル仕様!
コースイン直後のLAPとはいえ、ピケ様の面子にかけてもバックストレッチで強引に抜かせてもらう(笑)
やや上昇気味だった右側タイヤの空気圧を調整した結果、2コーナー&バイパーは安定感が増した
全体的に立ち上がりのオーバーステア傾向も幾分緩和されているようだった

しかし、燃料が次第に軽くなるにつれ、下り進入でのリアのブレーキロックはますます激しくなっていく
おそらく、
キャンバー変更に伴って前後のトーインが減少したことに加え、サスの減衰力不足によって
ブレ−キングで必要以上にリア荷重が抜けてしまっているのだろう・・・
せっかくの制動力もフルに発揮させることを許されず、ストレスの溜まる早目のブレーキングを強いられる

時折前方に立ちはだかる5〜6台の車群が程良いペースダウンを促し、今回はパワーダウン兆候は一切なし!
バックストレッチでの最高速がコンスタントに200キロに達しているのがその証拠といえる
・・・が、マシンを軽量に保とうと、悩んだ挙句に燃料残1/3のまま出走したギャンブルが裏目に出てしまい、
走行時間を約15分も残し、1コーナー立ち上がりの全開時にガス欠症状が出て(汗)、ジ・エンドに
最低ラインと目論んでいた
51秒台突入もどこへやら、昨年の0.8秒落ちに留まり、総合6位結果となった

昨年と比べると、アライメント変更の効果は確認できたが、サスの性能差がそれを打ち消したカタチである
次のステップを考えれば、足廻りの一新が真っ先に望まれるのだが、その一方で、今回のタイムが
現状のマシンの実力を100%発揮した「悔いのない」タイムとは、胸を張って言う自信はないのである
まだ攻め込んでいけたはずのコーナーも多い・・・今回はとくに2コーナー、バイパー、そしてマイクナイト・・・

その回答とやらを、念願のバケットシートというスペシャルカードを使って引き出してみたい!

Plug : NGK Racing #11 & #11.5

 BEST LAP : 1'52"937
 

今回がFD3Sで40回目のサーキット走行でした!


〜2002〜

TIサーキット英田
1/13 神戸マツダ主催

2002年の走り初めは、今回が初参加となる神戸マツダ主催のTIサーキット走行会に決定
でも正直、今シーズンの開幕というよりは、2001年シーズンの締めくくりとしての登場である
ようやく装着できたスパルコのバケットシート、これが今回の唯一かつ最大のモディファイポイント
窮屈感がなくホールドの強さは今ひとつだったが、クルマとの一体感が増した効果はいかに
驚異的なライフを誇ってきたRAM’sパッドも、ついにリアの残量が残り僅かになってきた


最初のフリー30分は先頭からコースイン、冷え切ったタイヤの内圧上昇を促すために先を急ぐが
その周のアットウッドへのターンイン後にリアが流れ、あえなく3/4回転するシロウトのようなスピン!
ノーズをアウト側のサンドトラップへ落としエンジンが停止したが、すぐに戦列復帰することができた
「攻め」の空気圧セットゆえに慣熟程度ではまだ2キロ以下、とっさのカウンターも効かないのであった(笑)
タイム計測なしのこのセッションは、参加車32台のレベル把握とNewシートへの慣熟に気持ちを切り替える
僅か1ヶ月前のTI走行時と最も違うのは、旋回中にステアリングを握る両腕から余分な力が抜けていること
ドライバー自身と操作系の位置関係が殆んど変わらないから、支持する必要がないのである・・・これは楽だ
PITに戻ると、応援に駆け付けてくれたWW2メンバーから、自己ベストに匹敵する
52秒1との嬉しい報告が

2本目のフリーはPITウォールからS耐サインボードを使ってLAPタイム掲示のプレゼント付きだ!
しかし、走行開始直後から加速感がなく、バックストレッチの最高速も180キロとまったく伸びていない
サインボードで
55秒台の数字を確認し早々にPITインを敢行、イグニッションON/OFFを繰り返す

マシンは昨年12月と比べリアウィングを一段立てたのみで、メカニカルなグリップバランスに変化はない
しかし、前回よりもさらに詰めたHARDなブレーキングにも、車両のふら付きを余裕で抑え込めている
それに、コーナリング中のマシンの挙動の乱れが、全てのコーナーにおいて激減しているのがよくわかる
ブレ−キングからコーナーの進入〜脱出まで、高い減速Gや横Gがドライビングの支障になっていないのだ
これらの相乗効果でバックストレッチは100mまでブレ−キングを我慢、最高速も新記録の
204キロに!
2コーナーこそ慎重に行ったが、バイパー&リボルバー、そしてマイクナイトも容赦なくアクセル全開でいける
再コースイン後はパワーも回復し、7周目から4周連続で
51秒551秒6の好タイムを並べることができた
R32GTーR、AE86、FC3Sに次ぐ総合4位の成績も、チューニング度を考慮すればまずまずの位置だ
ライバル車に対し、トリッキーなコーナーの出口で一気に差を詰めることができたのは大きな進歩だ

2年前の自己ベストの更新幅はたった
0.6秒だったが、同仕様で走った1ヶ月前からの1.4秒UPは大きい
バケットシート導入によるドライビングポジションの安定化は、TIのようなテクニカルサーキットでは効果絶大だ
クリアLAPさえあれば2秒近い更新もできたはず・・・欲をいえば腰の部分にもう少しタイト感が欲しいけど(^^)

テクニカルな鈴鹿やオートポリスはもちろん、ホームコースMINEでの記録更新にも期待がかかるが
2002年シーズンの本格開幕は一体いつになることやら・・・


Seat : SPARCO RevU(with Intruder) 

 BEST LAP : 1'51"512 (New)

 
神戸のみなさんに初お目見え


TSタカタサーキット
7/14 スポーツ走行枠(フリー)


ようやくこの日がやってきた・・・じつに6ヶ月ぶりのサーキット走行!
その間、中国ダンロップ、SF広島と馴染みの走行会をパスしたあとでの復帰ステージは
今年広島にオープンしたばかりのミニサーキットの休日フリー走行枠への参加となった
1周1kmの右回りコースは、起伏も少なくフラットな路面で、2速ときどき3速の安全かつ楽しいレイアウト
難点はコース外に敷き詰められている砂利が、ちょっとのことで頻繁にコース上に出てきてしまうことか・・・
小コースゆえに参加車は5〜6台ごとにグルーピングされ、各々10分単位でスポ−ツ走行を繰り返す

クルマは1月と大きな変わりはなく、減衰の落ちたMS車高調サスに2分山RSV98specの組み合わせ
PADは、Rr側を使い切ったRAM’sに代えて
MAZDASPEEDのR−specを初めて採用した
でも一番の楽しみは、
バケットシートによってもたらされた操縦性改善を再び実感できることである

9時半過ぎに巡ってきた最初の走行枠、先週のSF広島走行会見学で既にイメージトレーニングはできている
目の届かなかった裏側のコースの確認をしながら徐々にタイムアップ、
51秒5まで縮めて1回目は終了
今回は誘ってくれたこーぢさんとその友人が一緒に走行しており、コース上でのコミュニケーションは問題なし
短時間の走行ゆえに油温の上昇も思ったほどではなく、心配したタイヤの内圧上昇も極めて少なかった
要はいかにドライバーが集中して無駄な挙動を封じ込むかだ・・・でも半年ぶりの走行ではちと辛い(笑)

2回目以降は51秒台のタイムがコンスタントに記録でき、午前中のベストは3回目の走行枠で出した
51秒2
諸説ある1コーナーのクリア法は、試行錯誤の結果2速に落とさず3速のままハイスピードで通過することにした
直後にタイトなヘアピンを控えており少しリスキーだが、ほどよい体のサポートが恐怖感をすっ飛ばしていた
バケットシートの採用効果をあらためて表現すれば、ターンインから脱出までのクルマの挙動が手にとるように
タイムリーに把握できるので、過去のように修正操作が後手後手に回り大きなロスを生むことがない
これなら純正ビルシュタインの足のままでもうひと暴れできたのに・・・と後悔することしきり(笑)

もはや、半年ぶりのスポーツ走行というハンデはすっかり解消された感じである(^^)
午後のテーマは
50秒台への突入とし、安全策で最大角度を付けていたリアウィングを一段だけ寝かせる
複合の3コーナーと最終コーナーは依然としてベストラインがわからずに苦戦中だが
午前中は3速を多用した様子見走行だったのを、できるだけ低いギアで引っ張るように変えてみた・・・

ずっと曇りだった天気は、午後に入り日差しが強くなってきたが、ときおり小さな雨粒がやってくる
1コーナー直前にある電光掲示版は瞬間的に読めないので無視して、ひたすら悶々と周回を重ねる
すでにライフを終えようとしている末期タイヤ(笑)を気遣い、コーナー外側のFrタイヤに負担をかけ過ぎないよう、
4輪の荷重バランスを意識した抑え目のコーナリングを心掛けたのが奏効したのかもしれない・・・
結局、午後2回目(通算6回目)の走行枠で
50秒9を記録していたのである!

特筆すべきは、降雨でワイパー作動を強いられた最後の走行枠でも
51秒0のタイムを出していること
ときにはほんの少し、肩の力を抜くことも大事かも?と悟った、久しぶりの心地良いスポーツ走行だった


Brake Pad : MAZDASPEED R-spec (Fr/Rr)
Plug : NGK Racing #11&#11.5 (Used) 

 BEST LAP : 0'50"904 (New)
 

すり減ったタイヤ使用禁止!(笑)


TIサーキット英田
12/14 スポーツファクトリー広島主催

ちょうど5ヶ月ぶりのスポーツ走行、本格サーキットに至ってはなんと今年の1月以来!
前日夕方から始めたの準備作業も滞りなく終了、MT車の感覚を取り戻しながらTIに向かう

5型FDで20回目の走行会、4型FD時代から愛用していた純正ホイールをついにリニューアル
/の新カラーリング純正ホイールに組み合わせたのは、おなじみRSV98SPECの新品!
待望の(?)Sタイヤは、現在入荷待ちの
MAZDASPEED・R-specサス装着後のお楽しみに・・・

久々のサーキット走行の感触を確かめながら慎重に臨んだ1本目のフリー走行30分
弱オーバーステアの記憶が残っていたため、Rrウィングはやや立て気味にセットする安全策
エンジンは快調で、低い気温と相俟ってWヘアピン途中では気持ち良く背中をシートに押し付ける
途中の赤旗でのPITイン時にタイヤの空気圧もチェック、2.3前後のベストバランスを確認
このセッションのベストは
52秒7、Newタイヤのグリップのせいか、まだ挙動の破綻は一切起きていない

約2時間のインターバルを挟んだ2回目のフリー、過去の失敗を繰り返さないよう慎重に周回を重ねる(笑
今回のBグループの参加台数は全22台で渋滞につかまる心配もない・・・SF広島走行会では異例の状況だ

先頭からコースインしたおかげで、しばらく自分の思いのままのペースで周回を重ねることができた
ペースが一段と上がると、リアのトラクションがときおり限界を超え、マシンの挙動がせわしくなるが
今年一番の新アイテム・バケットシートの効果により、修正舵も的確にあたって快調そのもの
気になる点は、斜陽の照り返しのキツさをFrウィンドウの汚さが助長していること(笑)ともうひとつ・・・
1コーナー手前やアットウッド進入でのフルブレーキングで、幾度となく制動力が足りずヒヤッとしたこと
比較的オールマイティーな性格の
R-specパッドを、従来のRAM’s(GP5)と比べるのは酷だけれど
普段の街乗りやミニサーキットでは決して顔を出さない、絶対的制動力不足をやや感じてしまった
単独走行や少ない台数なら問題ないが、集団を抜け出す際の「攻め」のブレーキングには少し辛いかも


どうやらシートのスライド固定位置を間違えたようで、中盤から激しい腰の痛みに襲われて躊躇したが
そんな一瞬の悩みも、迫り来るコーナーを次々にクリアしていくうちにすっかり忘れてしまっていた
やっぱりサーキットは楽しい(^^)・・・挙動が素直かつ素で速いFD3Sならばなおさらだ


結局、ベストタイムは11ヶ月前の自己新記録に僅かコンマ15秒及ばず、
51秒6だった(総合2位)
滅多にない新品タイヤのチャンスをリザルトに結び付けられなかったのはとても残念だけれど、
マシンもドライバーも前日まで長い長い眠りについていたことを考えると、そんなに悪くない結果か?!

復帰戦となった今回はターンイン時の丁寧なステアリングさばきと荷重移動に気を遣ってみたつもり
次回はパーシャルスロットから全開への移行をアグレッシブかつスムーズにするよう心掛け、
さらに、不満の残ったブレーキングをもう少し詰めて、待望のタイムアップを狙ってみたい

マシンにあれこれ手を加える前に、しっかりドライビングの基本事項も復習しておかないと!


Tyre : DUNLOP RSV 98spec
Wheel : Mazda Genuine 17in" 

 BEST LAP : 1'51"660

 
イメージチェンジ失敗?成功?