走行会日記 その四


〜1999〜

TIサーキット英田
・5/29 スポーツファクトリー広島主催

活動休止中の現在、今回はお付き合いでエントリー
よって、タイヤもブレーキも完全街乗り「快適」仕様
ついでに、4点式サベルトも押入れの中

一周だけ走って引っ込むつもりで最後尾からコースインしたものの
ついつい血が騒いで4周も周回してしまった
初夏の陽気にタイヤはすぐにズルズル状態で
ブレーキングでは前方向に滑ってる感じ
3点シートベルトに超ソフトな足回りセットで
フラフラの激走をしながら思ったことは
「やっぱりガンガン走りたい!」

残念なことに、毎年楽しみにしていた
秋のマツダスピード鈴鹿走行会が中止になった

本格復帰する走行会をあらためて模索する今日このごろ…

BrakePad : Projectμ N-1000
Tyre : DUNLOP SP Sport 9000


BEST LAP : 未計測  

Comfortable Mode !!

MINEサーキット
・8/29 LEAD FINA Racing Japan主催

9ヶ月ぶりの実戦はまずブランクとの戦い…ひとつひとつ作業を思い出しながら
準備には万全を期したつもりが、なんとOIL量のCHECKを忘れていた!
エントリー車検時に発覚し、急遽FINAオイルを補充してもらう(つまりチャンポン)

ついに50秒の壁を破れなかった昨年…
その後、壊れた純正マフラーをマツダスピード製に換えて、
確実にパワー感は上がっている
50秒を切ることは最低限の目標、目指すは48秒台である!

いざフリー走行が始まると、いつものマジョーラFDとの違いにひたすら戸惑う!
どうもコーナリング時に、こちらの意志に的確に反応してくれない感じ…
タイヤが100%仕事をし切れていないというか…ボディ剛性の違いだろうか
おまけに、前後フルHARDにしたセッティングが完全に「ハズレ」!!
昼のインターバルの時間にあわただしく減衰のセッティングを変更する 

午後イチの3回目走行枠は
ラッキーなことに西岡選手のマジョーラFDの真後ろからコースイン 
グリーンフラッグ直後、「博多鳶」号の滝山氏に道を譲ったあとはほぼクリアラップ! 
この走行枠で記録したのが自己ベストを1.1秒更新する
「1分49秒15」であった
48秒には到達していないが、ハッキリ言って今日の条件下ではこれが目一杯だった

今回ビックリした点がひとつ、なんと排気温度警告灯が一度も点かなかったのである!
これは、最新型RX−7の吸気ダクトを採用した効果かもしれない
従来型はインタークーラーやラジエターの熱気の影響を受けるダクト構造だったが、
ここを塞いだカタチのこの新ダクトの効果だとしたら、これはホントに安い!(6千円也)

ただし、やはり油温はキッチリ上昇していて、120℃付近の攻防がずっと続いていた
そして、クリアなコース状況にタイムアタックを連発中、
ちょっと目を離したスキに129℃までイってしまった…

Brake Pad : Winmax Quest β(Fr&Rr)
Brake Fluid : CCI Dot4
(Tyre : DUNLOP FORMULA RSV)
Muffler : MAZDASPEED Sports Sound Muffler Type-2
Plug : NGK Racing 10/11
Seat Belt : TAKATA MPH-340

 BEST LAP :
1'49"151 (New)
 

265ps vs 280ps !

MINEサーキット
・10/11 中国DUNLOP主催

計3回もあったタイム計測付き30分間のフリー走行枠
唯一の不安材料はPADの残り溝が4ミリしかないこと
1回目はマシンチェックと割り切って早めに切り上げた…しかし
満を持して臨んだ2回目には気温が急上昇し、パワーが全く出ない
コーナー脱出時に全くオーバーステアが誘発できないし
ストレートではチューンド180SXに軽く抜かれる有様で
なんとタイムは屈辱の51秒台(総合8位)!

インターバル中、何度もエンジンON/OFFを繰り返し
外周路を利用してクールダウンに励んだ結果
最後の3回目はやっとパワーが復活する
…が、今度はクリアラップがとれない
序盤に意地で49秒台に叩き込んだが自己新はならず
ポルシェ、R34GT−R、シビックR改の後塵を拝して
総合4位に沈む
(これじゃタイヤセレクトの店長さんに合わせる顔がないヨ…)

今回は再びアンダーステアの兆候が顔をのぞかせた
どうやらフロントの空気圧を下げ過ぎたみたい
さらに、2コーナーのターンインのリズムを失ったままで
回を重ねる毎に悪化傾向にある…
これは重大な問題だ!

ホントにくやしい!全41台中38台が非マツダ車というこの走行会で
RX−7、そしてロータリーエンジンのポテンシャルの高さを
このリザルトで十分にアピールできたとは言えない…
頑張って48秒台を出せば国産TOPになれたのに!

Brake Pad : RAM'S GP-4(Fr&Rr)

 BEST LAP : 1'49"677

MINEサーキット
・10/24 LEAD FINA Racing Japan主催

さわやかな秋晴れのもと、気温22℃はかなりの好条件だ
今回もペースカー役をおまかせして自車でエントリー!
A・Bクラスとも40台を超える大盛況となり、クリアラップは難しそうだ…

ブレーキPADに加えローターまで交換したので、ブレーキングには全く不安なし
おまけに低い気温のおかげで、前回のようなパワーダウンの症状も一切なし
夢の48秒に突入する条件は見事に揃った!
なのに、
49秒台のベストラップと総合10位というリザルトはいったい何?

…予想通り、クリアラップが一度もとれなかったのである
いや、正確には一度だけチャンスはあったんだけど
1コーナーで4→3速に落としたはずがなぜか5速に…(T_T)
こんな些細なミスを犯すこと自体も大いに反省すべきだが、
せっかく先頭付近でコースインした3回目・4回目の走行枠で
他でもないマジョーラFDに引っ掛かってしまったのである…
今日の条件下では両車ほぼ同じペースだったのにもかかわらず、
十分な車間を取ってアタックに入らなかった自分のミスだ
お手本にしようと思うあまりに、つい近付き過ぎてしまったようだ
ああ、もう少し冷静になってさえいれば…

でも、49秒を切る手応えは十分感じることができた
このタイヤ、このブレーキのままで、きっと48秒台は出せるゾ!

最後の4回目の走行枠での大ヒヤリ
1コーナー立ち上がり、3速全開で激しいオーバーを出してしまったのだ
100キロオーバーでのフルカウンターは生きた心地がしなかった!!!
失敗してたら
全損モノだ(…そろそろ悪運も尽きる頃かも?)

Brake Pad : Winmax Quest γ(Fr&Rr)

 
BEST LAP : 1'49"447  



TIサーキット英田
・12/4 スポーツファクトリー広島主催

TIを本気で攻めるのはちょうど1年ぶり!
あれから替わったのはマフラー、タイヤ、そしてドライバー(?)
今年の集大成にする来週のMINEの前哨戦
大幅なタイム更新でぜひ弾みをつけたいところ

なのに、走り出してすぐ感じたのは「パワー感がない!」
その証拠に、バックストレートエンドでは
昨年200キロを超えた最高速が195キロどまり
ブレーキングポイントを
50m以上奥にとっているのに!
この時期にしては高い気温のせいか?それとも…?

グリップの上がったタイヤに合わせてショックは前後ともフルHARD
従来のタイヤだったら大アンダーなのに、今回はほぼニュートラル
また、今までどうしても怖くて苦手だった下りの左コーナー、
2コーナーとリボルバーを気持ち良く抜けることもできた!
これはタイヤのおかげか?それともドライバーの成長か?
とにかく、TIを心から「楽しむ」ことができ、
ますますこのテクニカルなコースが好きになったのである

さて、期待していたタイムは残念ながら
一年前に記録した自己BESTにコンマ15秒届かず…

MINEよりも長い、一周3.7kmのコースとはいえ
軽四から280ps車まで50台が一気にコースインしたのでは…
計2回のフリー走行、22周もしてクリアラップはゼロだった
数えてみたら、この間に抜いたクルマはのべ103台!!
お互いホントにお疲れさまでした

次々に目の前にクルマが現れる状況下での53ー54秒台だから
自分でも52秒台前半の実力値はあると思う
昨年並みの低い気温(5℃前後)であれば51秒に入ったかも

と、言い訳をしてみても全然冴えない…
せめてコンマ01秒でも記録更新したかったなぁ

BrakePad : Projectμ HC
Brake Fluid : Castrol Dot4
Tyre : DUNLOP Formula RSV 98spec

Plug : NGK Racing 10/11

BEST LAP : 1'53"48  



MINEサーキット
・12/12 PMC GRANZ主催

外国車メインの走行会にオマケで設けられた日本車クラスに出場
総勢わずか22台&気温11℃は今年一番の好条件!
今年の最後を締めくくるには最高のステージが用意された
セッティングは前回のTIと同じくフルHARD、さて強化スタビの効果はいかに?!

…しかし、慢性化したパワー不足感はストレート最高速を200キロ以下にとどめる
さらに、悪夢のヒートインジケータ点灯に再び襲われようとは…
念のため3周おきにクールダウンLAPを挟むも、30分の走行枠ゆえ余裕はタップリ

さすがに冷え切ったタイヤではグリップ感に乏しく、数周かけてゆっくりと暖める
初めての連中ばかりで間合いがうまくとれず、なかなかクリアがとれない1本目のフリー
連続2周のクールダウン後、残り5分でようやくタイムアタックモードに入るが
なぜか最初からリズムが掴めない
1ヘアピン立ち上がりでスピンを喫し、ジ・エンド!

チェッカー後のインLAPでゆっくりと理由を探ってみたところ
ターンインからのパーシャルスロットを全開に移す迄の「待ち」が足りないようだ
その結果、オーバーステアと格闘しながらの不安定なコーナリングになっていた…
アクセルオンでのコーナー旋回」への過剰な意識が、元々「待ち」が必要なはずの
1ヘアピンでの全開タイミングを自然と早めていたらしい…

2本目のフリーでは周囲の動きがかなり読めたこともあり、意識してアタックを敢行
クールダウンLAP時の間合いの取り方も上達したが、なにせ多様な車両の混走ゆえに
予期せぬ場所で前方車両が突然出現してしまうことが多かった…
強化スタビ導入でリニューアルした足は、基本的に立ち上がりのトラクションが今一歩
1コーナー立ち上がりの3速全開では毎周オーバーステアと戦うことに!
(期待していたほどはボディの剛性感回復に寄与しなかった)

結局、会心と思えるLAPはとれず、劇的なパワー感の回復もないまま、チェッカーとなる
破綻無くこなしはしたが、決して手応えのある周回ではなかった
しかしそのリザルトには、夢にまで見た
48秒台の連発と、47秒685という新記録が!

アクセルオンでターンインする「新しい」走り方は、着実に自分のものになりつつある
より安定した状態でコーナリングをするから、自然と脱出速度も高くなる
その証拠に、2ヘアピン前の30R進入時には3速7000回転にまで達していたのだ!
たしかに、今回はRSV98specのグリップに負った部分が大きいけれど、見方を変えれば
その高いグリップを有効に生かす走り方ができたということ
ほんの数ヶ月前、マジョーラFDにSタイヤを履かせてアタックしても
タイムが全く変わらなかった自分からは大きく進歩していると思う

だって、ストレートの最高速を10キロ近く落とした中で
1.5秒もタイム更新したんだから!


Stabilizer : tanabe (Fr&Rr)

 BEST LAP :
1'47"685 (New)