日記帳(ニック帳)


プレイバックPART 119

top

9/22
友、遠方より来たる。大学時代の友人だ。20代前半はお互いに大阪で過ごしたが、私が東京へ行って向こうは大阪で、向こうが東京に来てお互いに東京で、今度は私が大阪にリターンで90年代とは立場が逆転し、今日に至る。私と違って美食家なのでいろんな店を知っている。今日は地下鉄堺筋線の天神橋筋六町目にやって来た。
堺筋線は通勤に利用しているので定期を使って何処の駅でも下りられるのだが、何時もは素通りしていた。大阪には前回と合わせて通算で約十年いるが、ここは初めてである。地上に出たところで大阪在中のもう一人の友人と合流し、彼等が旨いとすすめる韓国料理の店に行くのだ。近くに証券街がある立地のはずなのだが、なにやら雑然とした雰囲気があって、独特な街並である。野郎三人の道行きで目指すのは玉一という料理屋だ。A君もB君も何年ぶりかということで、場所がうろ覚えで、しばらく道に迷った。狭い路地に薄汚い外観からは想像できないが若いカップルや女性グループなども大挙して押し寄せるという地元では「超」のつく有名店なのだ。B君は結婚前、合コンに利用した事もあるという。この日、本店は定休日であったため、やむをえず近くのイサク店へ。それでもほぼ満員で三人が座れるテーブル席が空くまでしばらく外で待たなければならなかった。待っている間にも近隣のオフィス街のOL達と思われるグループがやってきたりして。
席に通され、メニューを見ているときに「何が旨いんだ?」と聞くと彼等の答えは「何でも旨い」と。価格はわりと高めで、調子にのって注文していると、痛い目にあうこともあるそうな。それでも数年ぶりに集まったのだからいいだろう。旨い食事とビールを楽しんだ。
日本橋に移動し、かつて徹夜で遊んだ雀荘へ。店鋪の場所が変わっていて、道頓堀川のほとりにあるビルの地下、ミナミの繁華街のど真ん中である。麻雀をするのは十年ぶりくらいかもしれない。朝方の六時くらいまで続けたのだが、最後の方は睡魔との戦いで、朦朧とする意識の中、私がA君にド高めを振り込んだところで終了した。最終的なスコアは三人ともほぼトントンであった。地下鉄に乗って自宅へ帰り、この日は朝から爆睡した。いっしょに帰ってきたA君は昼頃起きだして、どっかへ出かけた模様である。


らくがき帳日記帳リンクホーム