日記帳(ニック帳)


プレイバックPART 52

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2/24
殊能将之。「ハサミ男」が面白かったのでもう一冊と思い「美濃牛」を読んでいる。こちらのほうは推理小説のパロディとでも言えばいいのだろうか、しょうしょう期待外れな感じではある。まだ途中なので結論を出すのは早いか。童歌に見立てて連続殺人事件が起るという筋立ての本格推理小説はヴァン.ダインの「僧正殺人事件」が白眉であるが、横溝正史の「獄門島」「悪魔の手毬唄」も有名ですな。最近では綾辻行人の「霧越邸殺人事件」が無気味でよかった。

2/22
日経新聞「新リア王」。福澤衆議院議員が熱い豆腐を食っている。土鍋から煮えた豆腐を掬って取り皿によそうという何でもない描写がいかにも旨そうで、俺も食いたくなったぞ。
で、今夜のメニューは豆腐。本当の昆布を水に戻す時間がなかったので、出汁は味の素の「ほんだしこんぶだし」を使用。大きな土鍋に水を張り出汁の素を溶かして豆腐を入れる。それだけでは寂しいので白菜とえのき茸とセリを追加する。コンロにかけて弱火で煮込み、沸き立ったところでちゃぶ台に移して蓋を取った。
熱き豆腐と野菜に茸。小鉢に掬ってゆずポン酢と七味唐辛子で味付けし、割り箸で食らう。
窓を叩く風と雨。大嵐の夜。

2/18
ひさしぶりの親子丼。今回は調理方法を変えた。
親子丼鍋に料理酒を注ぎカツオの出汁の素を溶かす。鶏肉ときざんだ玉葱を入れて蓋をし、弱火で煮込む。出汁が煮え、肉の色が変わったところで、溶き卵(醤油と水菜を少々)を加え、もう一度蓋をする。卵は固まるのが早いから、コンロから放すタイミングが重要。あらかじめドンブリによそっておいた炊きたての御飯に熱々の具をかけて完成。冷めないうちに食べるのだ。我ながら旨い。なか卯の親子丼より旨い。なぜならば自分の好きなように作ったからだ。材料になる鶏肉は基本的にはむね肉がよいようだが、閉店まぎわのスーパーの事情によっては(売り切れのことね)もも肉にすることもある。薬味も、どちらかといえば水菜より、みつ葉のほうが好みではある。こだわれば、卵だって選びたい。
財布の中身の余裕と販売店の状態で、いろいろと食材が変わってくるのだ。

2/17
「絶滅した動物達」という番組でタスマニア.タイガーをやっていた。最後の一匹と言われている個体は1936年に動物園で死んだ。この「ベン」と名付けられた雌のモノクロの記録フィルムも流された。いなくなってしまった動物のドキュメンタリーを見ていると人間の乱獲が無関係でないケースが多く、こういう番組を見てしまうと鯨の捕獲を血眼になって阻止しようとする人たちの気持ちがなんとなく分かるな。
追加要素のUFOエンディングが見たいばかりに「
SH3」三周目に挑戦中。敵をトータルで333匹以上やっつけないと出現条件の第一段階をクリアできない。幸い特殊武器の無制限マシンガンが入手できたので、撃ちまくりながら進撃しています。
せっかくの休日に一日中テレビを見たりゲームをやったりして過ごしているのはお金がないからです。だれかお金をください。

2/14
強風。今日のは春一番だそうである。
007シリーズ全作の予告編を見れる所を発見!僕はこの映画のファンなので大変に嬉しい。中学2年の頃、親友のT君が、いち早く見て来たと自慢していた「私を愛したスパイ」はロジャー.ムーアのベスト作品である。

2/11
休日。金欠のため一日中自宅にいた。午前中、スターチャンネル.クラシックで「狼たちの午後」を観賞する。ホモの銀行強盗役のアル.パチーノが恐るべき名演技。そのあと昼飯にカップラーメンとカップうどんを食い、さてこれからどうして時間を過ごそうかと考えている内にコタツの中で寝てしまい、気がついたら夕方になっていた。吉野家の牛丼がついに販売中止に追い込まれたそうである。いまのうちに食っておこうと思い続けていたのだが、ついに間に合わなかったなぁ。代替えメニューのカレー丼には興味あり。カレーライスとどう違うのか、こちらのほうは必ずや試してみようと。私はこの人が嫌いなのであるが、これは買おうと思っているのが何枚かあるのだ。

2/6
釣り具店の情報で自宅から目と鼻の先にある突堤がそのポイントだと知った。狙いは冬の魚、カレイ。国道沿いの上州屋に行って3.9Mの投げ竿とスピニングリール、遊動海草テンビン、ヨリモドシに針と糸を購入し、友人とふたり、真冬の東京湾に出かけて行った。カレイは海底の砂の上にじっと潜んで動かない魚である。普段、湖や河川でやっているルアー釣りとはアプローチが全然違うのだ。針先にナマ餌(ゴカイですな)を付けてポイントに投げ込み、あとは突堤の手すりに竿を立て掛けたまま、じっと待つ。強烈に冷たい潮風にさらされながらひたすら待つ。退屈な釣りである。ときどき、リールを巻いたり餌を付け替えたりしながら、持参したラジオでAM放送を聞いている。「俺は男だ」というドラマで共演した森田健作と「吉川クン」役だったナントカという女優が昔話に花を咲かせるという番組が流れている。すげぇジジイになった気分である。日没直前の午後四時四十分、「釣れないから帰ろう」と、リールを巻取っていると、先端の仕掛けに魚が掛かっているのに気が付いた。15センチほどの小さなカレイだった。夜、友人宅で煮て食った。

2/5
先日、松屋の豚めしを食いました。紅生姜と七味唐辛子は使ったけど、生卵は注文しなかった。豚肉は牛肉に比べると堅いので、同じような料理法で出されるのなら、やっぱり牛めしのほうが旨いというのが、私の結論です。


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