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9/15 (SUN)
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快晴。朝9時にドライバーがお迎えに登場。マテーラまでどこまでも続く田園風景の中、一般道を時速100H超でとばし、約1時間でマテーラ到着。降ろされたところはごく普通のチェントロ市街。実はここが新市街の外れのメインストリートVia XX Settembre、広場(Piazza Vittorio Veneto)ではフリーマーケットが行われており、クラシックカーが並び、たくさんの人出。しかしそんなものを見にわざわざマテーラまで来たわけではない。どこにかつてのイタリアの恥、現在世界遺産の洞窟都市が? 広場の中央に怪しい階段があったのでそこを降りると・・・目の前に広がる岩の街。なんとも形容のできない光景、岩山をくりぬいた住居が幾層にも重なり合った洞窟都市Sassi(sassoは岩、石を意味する)。北のSasso Barisano地区と南のSasso Caveoso地区の中央にドゥオーモがそびえる。Carlo Leviの"Cristo si e' fermato a Eboli"以来南イタリアの貧困の象徴とされ、1950-60年代には無人化されたがユネスコの世界遺産に指定されてから観光スポットになり、再び住民が帰って来たという。急な階段を下り、街に入ってみるが、迷路のように入り組み、迷子になりそうなどで早々にひきあげ遠くから眺めるだけにする(階段の上り下りも結構きつい)。広場から少し東にはいると教会があり、丁度ミサの時間で、歌声が聞こえてくる。これはサンフランチェスコダッシジ教会Chiesa di San Francesco d'Assisi、17世紀に再建されたものだという。ここから更に進めばドゥオーモにたどりつくのだが、角のバールで休憩、昼食、アルコールが入ってしまい、歩くのがだるくなり結局ドゥオーモまで行くことはなかった。
1時に約束通りドライバーが現れ、サッシ地区の観光道路を少し見物してからバーリまでまたすっとばす(所要時間約1時間)。
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一晩だけのアルベロベッロわが別荘
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内部は至って質素だが
バス・トイレ・キッチン付き
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マテーラ市庁舎
ヴィットリオ・ヴェネト広場
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サッシ
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サッシ地区にはこうした空き家も
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大聖堂をはるかにに望む
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市庁舎前の広場には
サッシ地区への入り口もある
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偶然出会ったクラシックカーの
パレード
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夕方、旧市街方面に散歩。ホテルから2ブロックほどで城Castello。この城はノルマン人の時代に起源があり、ホーエンシュタウフェン、アラゴン、ブルボン各王家支配の時代を経ている。アラゴン時代にはイザベラの宮殿、ブルボン時代には牢獄として使われたという。この城とCorso Vittorio Emanuele IIが新市街と旧市街Bari Vecchiaをへだてている。修復中の教会Chiesa S Giacomoの横から少し入ってみるが、ラビリンスのように入り組んだ路地で、あまり治安もよろしくないと聞いていたのでちょっと覗いただけで退散。新市街は旧市街と対照的に碁盤の目状に整然と区画されているが、なんの特徴もないくすんだビルが建ち並んでいるだけで、これはこれで方向感覚が失われてしまう(実際ホテルの場所がわからなくなってしまった)カブール通りVia Cavourというブランド店(しかも安い)の集まったショッピングストリートもあるということだったが、日曜なのであまり店が開いていないだろうと最初から断念。7時過ぎ、ホテル近くにリストランテ発見(Ristorante "La Bruschetta" via S. Visconti, 13 tel 080.5214382)、店の外に腰掛けたおじいさんに尋ねると「7時半からだが、入ってもいい」とのことで店の中で開店を待つ。ほんとにきっちり待たせてくれて、7時半になってから従業員(家族?)が続々出勤。お客は他に10人あまりの一族郎党風、赤ん坊連れ。デザートになってサンブーカ(食後酒のリキュール)にmoscaを入れてくれと頼むと、この家族連れ団体が興味を示し、酒を覗きにやってきた。サンブーカにコーヒー豆を浮かせて火をつけると香りが出て美味しいのだが、このコーヒー豆が蠅=moscaに似ているのだ。イタリア人にイタリアの酒のことを教えてやったぞ、わっはっは。それがきっかけで少し話をすると、今日の主役は赤ん坊で、彼女マリアンナの洗礼式battismoのお祝いパーティということだった。勘定は約40エウロ。お味はごく普通。 |
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この裏手がバーリ旧市街の迷路
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洗礼式を終えたマリアンナとママ
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NEXT |
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