9/16(土)
ホテル最上階のリストランテにて朝食、窓からドゥオモDuomo,とサン・ロレンツォ教会San Lorenzoのクーポラcupolaが望める。
まずはウフィッツィ美術館Uffiziに、とぶらぶら出かけたのは10時ころ。
駅前からウフィッツィまで徒歩10分ほどだが、その間にBattistero, Duomo, 共和国広場Piazza della Repubblica, 新市場ロッジアLoggia del mercato nuovoと観光名所がたっぷりある。ほとんどのスポットを徒歩で廻れるのはフィレンツェのいいところだが、反対にそのためか、タクシーは少なく、流しのタクシーはまず止まってくれない。タクシー乗り場もあるにはあるが、その数は少ない。電話で無線タクシーradiotaxiを呼ぶしかない。タクシー争いは空港に着いた時点から始まるので、タクシーの呼び出し電話番号は前もって用意していったほうがいいようだ。
10時、すでにシニョリーア広場Piazza della Signoriaには大勢の人だかり。Uffiziチケット売り場の長蛇の列はアルノ川Aruno沿いに折れ曲がっている。
今日はウフィッツィはあきらめることにして、これまた人混みのヴェッキオ橋Ponte Vecchioを渡り、ピッティ宮殿Palazzo Pittiへ。こちらは人もまばら。
広大なボーボリ庭園Giardino di Boboliをぶらついてからパラティーノ美術館Galleria Palatina見物。ラファエッロの聖母子像2点、ティツィアーノ、リッピの聖母子など所狭しと並んでいて、日本では滅多に美術館など行かないくせに、にわか美術愛好家になって感心することしきり。
ヴェッキオ宮
サント・スピリト教会
ポンテ・ヴェッキオ
開店前の新市場
お昼はサント・スピリト地区の路地のバールで済ませて、ドゥオモに戻る。午後のドゥオモ周辺の混みようは並みではない。洗礼堂Battistero di San Giovanniとドゥオモ内部を見物。
しばしドゥオモ前の石段に腰掛け、休憩。洗礼堂の天国の扉が目の前、人、人、人。
疲れてホテルに帰る途中の駅前通りVia dei PanzaniにリストランテSabatiniを発見。銀座ソニービルのサバティーニの支店、じゃなかった、こっちが本店、今夜のテーブルを予約。ホテルご近所のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会Chiesa di Santa Maria Novellaも見たかったが修復中らしく入れず、中央駅で明後日のコモ行きEUROSTARのチケットを購入、ここも長蛇の列では、と心配していたが、並んでいたのは数人だけでスムースに流れる。
夕食は予約したSabatini、思ったとおり日本人客多し。変な日本語を話すカメリエーレも登場する。

ガイドブック的事項

# Palazzo Pitti 15世紀、ルカ・ピッティの依頼によりブルネレッスキが設計、16世紀にメディチ家のコジモ1世が妻エレオノーラのやめに買い取った。
# Giardino di Boboli 16世紀、コジモ一世の妻エレオノーラのために作られた庭園。設計はトゥリボロ。とにかく広大で、フィレンツェ旧市街の面積の10分の1を占める。丘の上にはベルヴェデーレ要塞Forte di belvedereがある。
# Battistero di San Giovanni 紀元前1世紀、古代ローマ人が軍神マルテに捧げた神殿の跡地に建てられたという。現在のロマネスク建築は1059年、ニコラウス2世によって奉献された。
# Chiesa di Santa Maria Novella ドメニコ会所属。1246年着工。ファサードはレオン・バッティスタ・アルベルティの設計になる。ボッカチオの“デカメロン”はこの教会のミサに出席した男女が山荘にこもりそれぞれ物語るという設定。

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