Rio SU30とDAVOXとBCLと電子辞書の2003年8月の日々


2003/08/03 ()

Comp
Rio SU30を買う:選んだ理由と第一印象

超久々の秋葉原訪問。イケショップが移転したことも忘れていたし(一度新しいところに行ったことがあるはずなのに)、秋葉館も(何度か今のところに足を運んでいるはずなのに)以前の場所に行ってないと驚いてみたり(^^;。

それはともかく、マックユーザーの私がなぜiPodではなくRio SU30なのか。
iPodは我がiBookにおさめられている曲数程度なら丸ごと(というよりほとんどHDDの中身全部を(^^;)持ち歩くことが出来、いつでも何処でも好きな曲を聴けるという点では非常に魅力的ではある。しかし、常時持ち歩くには少々大きい。理由としてはこれにつきるのだった。
特に、現在の私はPalmの携帯をやめ、Jornadaも据え置きマシンになってしまっており、日常の記録は紙の手帳に退化してしまっているが、まだ決してPDAの携行をあきらめきったわけではない。SL-760だって欲しいのだ。そのときにPDAとiPodをともに持ち歩くってのは、あまりやりたい状況ではない。しかし、Rio SU30程度の大きさなら、十分携行可能である。
しかも、iBookに挿してUSBストレージとして認識させ、その状態で適当にフォルダを切ってmp3を流し込めば簡単に曲の出し入れ、アルバム編集ができるというのは、とても使い勝手が良い。iBookは常時携帯と言うわけには行かぬが、十分に携行して使用できるマシンである。そのiBookを使用して、簡単に出し入れできるのならば、なにも本体に全て移しておくことをそこまで重視することはないだろう。さらにはその状態でSU30に充電まで出来てしまうのだから、電池切れでただのおもりになることを心配することもなくなるのだ。
それ以外にもFMラジオが聞ける、ボイスレコーダになると言った特徴もあるが、副次的。といいつつも、いずれも「ちょっと魅力」なポイントであるのは間違いない。

というわけで、Rio SU30、256Mのシルバーを秋葉原のソフマップで税込み3万弱で購入した。5年保証をすすめられるが、この手のものが5年の寿命を持つかなあ、と見送り。
Rio strap image物がUSBストレージ程度だからと、小さい箱と思い込んでいたのだが、横30cm程度の横長の箱で、意外と大きい箱におさめられていた。中には、ACアダプター、USB延長ケーブル、Win用のドライバCD、本体、イヤホン付き首掛けストラップ(参照→)が入っている。ACアダプターは、ちょっと大きめのトランスをはさんで長いコードがのびていてそこそこかさ張るが、末端にはUSBとそっくりのソケットが口を開けているだけ。はじめは変なACアダプターだと思ったが、本体を挿してみると意外に使い勝手が悪くはない感じである。3時間ほどで満充電と言うことだが、ACの状態ではなんだか常時電源が入っている様子だったので早速聞いてみる。ポップス系の曲を聞いている限りでは、iBookにイヤホンをつけて聞いているのとそう変わりがない感じである。

操作性だが、ボタン類がジョグレバー、再生停止(電源)ボタン、リピートボタンしかないため、各ボタンに多機能が割り当てられており、少々なれが必要な感じである。ただし、以下はマニュアルをろくに読まずに適当に使っているだけのユーザーの声として、割り引いて聞いてもらいたい(^^;。
使用頻度の高いボリューム、曲のスキップがジョグレバーに割り当てられているのだが、(ボリュームモードでの)長押しがボリュームの上げ下げ、短押しがスキップとなっており、ボリュームをかえようとしてスキップしちゃったり、多数の曲をスキップしたくてつい長押しをするとボリュームが変わっちゃったりなどは、よくやってしまう。また、スキップのレスポンスがちょっと悪い感じがする。まだあまり上手に曲の先頭に戻ったり、次の曲に移ったり、前の曲に戻ったりできないときがある。
FMについては、自動選局でFM東京やFM横浜を拾ってくれないのはなぜなんだろう?TVのチャンネルにはほぼ止まってくれるのだが。

さて、USBを介してのファイルのやりとりについて。
現在私が使用しているMac OS X 10.1.5では、本体をUSBに差し込めば、自動で認識してくれる。あとは上述の様に普通にファインダー上でフォルダを作成して、適当に手持ちのmp3をコピーすれば良いだけである。ただ、USB1.1だから、80MBほどの転送に2分弱ほどかかってしまうのは、少々面倒か。
あと、このときファイル名に「?」が入っているとファイル転送時にエラーが出る。iTunesでCDから曲を取込むときに、データベースの曲名をファイル名にしているために、時々「?」が混じってしまうようだ。
意外に不便なのが、コンピレーションのアルバムを移したいとき。iTunesではアーティスト名ごとにフォルダを作成するから、複数のアーティストにまたがるアルバムでは、複数の同じアルバム名のフォルダが、複数のアーティスト名のフォルダの下に出来てしまっている。今回はSherlockでアルバム名で検索をかけ、でてきたフォルダを一個一個開いてコピーした。もっと賢い方法もありそうだが。

その他ボイスレコーダもまだ使用していないし、音質もクラシックモードがあったりなど、変更できるようだ。また機会があればご紹介しましょう。

2003/08/07 (木)

Misc
iTunesいろいろ

8月3日のところで、iTunesから曲を持ってくる際に、コンピレーションのアルバムの扱いが不便だと書いた。
その後、毎日何度も「iTunes Music」フォルダから曲を取っ替え引っ替えコピーしながら聞いているうちに、このフォルダ中に「コンピレーション」というフォルダがあるのに気付いた。中を見てみると、いくつかのアルバムが入っている。さては、と思いiTunesを起動して、適当なコンピレーションアルバムについて、収録曲の「ファイル」→「情報を見る」を開く。そこには「コンピレーションの一部」というチェックボックスがあるではないか。それにチェックを入れることにより、めでたく「コンピレーション」フォルダ中にコンピレーションアルバムのフォルダが出来たのであった。こうなっていれば、あとはこのフォルダの中身をそのままコピーすればOKである。
かくしてもっと賢い方法があったのであった(^^;。

その他、前回の「?」に引き続き、「"」でもファイル転送がはねられるケースがあった。
マックではエラーにならないけど、CD-Rでやり取りするときとかに問題となるという「"*+/:;<=>?[エ]|」といった文字あたりが引っ掛かるんだろうかね。いっそマックでもちゃんとエラーになってくれて、その分iTunesも対応してくれてこれらの文字を省いたりしてファイルを作ってくれた方が有り難かったりしてね(^^;。

といいながらこの程度の簡単なこともまだ実験していない私(^^;。

2003/08/10 ()

Comp
オーディオ入出力インターフェースDAVOX

CDをコンピュータに取込んで、デジタル化した音のデータの活用をはじめると、CD以前の資産の扱いが非常に不便に感じてくる。また古いカセットテープなどでは、いつテープが切れたり絡まったりして、二度と入手できないデータを永遠に失うことになるか分からない。こういったものを保存しておく意味からも、手持ちのアナログの音データを、デジタル化してコンピュータに取込みたいと思っていた。

DAVOX imageと、常々思っていたため、Rioを買った同じ日に、I・O DATAのUSBオーディオ入出力インターフェースDAVOX(→)を見かけて衝動買いしてしまったのであった(^^;。そして今日、早速アナログ音声のiBookへの取込みを試みた。

添付のソフトウエア、Sound it! 3.0は買った当日にインストールまでは行っていた。これはマニュアル通りにインストールとオーディオポートの設定を行っておくだけで完了していた。
そこで、まずはケーブルを引っ張りだしてきてラジカセのPhones端子とDAVOXのINを接続。ついで、Sound it!を起動し、ファイルの新規作成を行い、ビット・レゾリューションとチャンネル(mono/stereo)、サンプリングレートを設定。あとは、ラジカセで再生を開始しておいてSound it!の録音ボタンを押せば取込みが開始される。なんだかとっても簡単である。

取込みを行っている間、画面には取込み開始からの経過時間とともに、HDDの残り容量と録音可能残り時間がリアルタイムで表示されている。これはHDDが足りなくなるのではないか、とか気に病まずにすんで良かった。あえて難をいえば、私が使用したラジカセは、Phonesに端子を挿しちゃうとスピーカー出力がなくなっちゃう上に、コンピュータ側でも、Sound it!は取込み中は完全に取込みに専念しているようで、波形とかはリアルタイムでは表示されないし、音声出力もない。今回はとりあえずテープを一面ずつ丸ごと取込めば良いというスタンスだったので特段問題はなかったが、取込み状況のモニターがしづらいというのは、場合によってはちょっとやりにくいかもしれない。

あと、Sound it!を起動してファイルの新規作製を行うと、デフォルトとして16 bit, ステレオ、サンプリング・レート44100Hzというのが出てくるのだが、マック版では取込みレートが48000Hz以外を選ぶとエラーがでたりするそうだ。機能的には48000Hzに限定されることで何が不都合なのか特にわからないから構わないのだが、せめてデフォルトを48000Hzにしておいてくれよ、と思う。

今回取込むための題材として選んだのは、古い30分テープ。その中身を話すとなると、また昔話(^^;になってしまう上に、長くなってしまうので続きは翌日に。

2003/08/11 (月)

Misc
BCL時代のインターバルシグナル集

その昔1970年代後半に、BCLというのが流行ったことがあった。BCLとはBroadcasting Listnersの略(今書いていてどうもおかしな語感だと思ってGoogleしてみたら、どうやら和製英語だったらしい。意味は「放送を聴く人」。これだけの定義では深夜放送を聞いていたり、ラジオ講座を聞いている受験生と区別がつかないから、その何が流行るのかピンとこないかもしれない。
流行った理由としては、その放送というのが、主に海外からの短波放送をメインのターゲットとしていたところにあった。いわば海外と直結している感覚を味わえる趣味だったのだ。さらに、聞きっぱなしではなく、受信状態や感想を受信報告書として送れば、ベリカードと呼ばれる受信確認証が送られてきたりするという、一応の双方向性も持っていたのだった。今の若い人(^^;にはインターネットによって、実際に世界中と直結して双方向に通信ができるようになっているからピンとこない向きもあろうが、当時は当然そのようなものはなかった。さらに余談になるが、当時その感覚を味わおうとしたら、アマチュア無線に手を出すしかなかった。しかし、それはさらに高価な機材を要する上に、国家試験をパスする必要があり、さらに実際に世界に直結するためには言葉の壁と同時に、モールス符号という壁まであり、貧乏な小学生にとっては高嶺の花であった。
そう、当時小学生であったため、当然使用可能言語は日本語のみ(では今は他に使えるかといわれるとちょっとむにゃむにゃ(^^;)。しかし、海外の放送局の中には日本向けに日本語放送を行っている局もあったのだ。かくして小学生でも気軽に世界から直接届けられる生の声を堪能できたのであった。

さて、日本語放送を行っているといっても常時24時間放送されているわけではない。短いところでは一回15分程度、長くても2時間程度の放送が一日に1回から数回程度行われるだけである。
今ではラジオもデジタルのものが増えてきているから、周波数を直接指定できるケースも珍しいものではないが、当時はそんな機械は非常に高価で、普通の庶民の目の届くところには存在していなかった。普通は、大雑把に周波数のかかれているアナログのダイヤルで、何か聞こえてこないか耳をすませながらその周波数の前後をサーチしていくのである。となると、放送が始まる前に何も発信されていなければ、その周波数にはまず辿り着けない。まして、短波をお聞きになった方ならお分かりかと思うが、独特のうねりはあるし、時に雑音がかぶさってくるし、電波状態によってははるばる旅をしてきた電波がとっても弱っていたりする(というのにほぼ無縁の放送といった局もいくつかないではなかったが)。始まる時間になっても全然見つけることすらできず、ようやく雑音の中から放送を見つけだしたときには15分番組の終了時刻であったりもする(^^;。
というわけで、多くの放送局では、自分の局の放送をはじめから聞いてもらうために、放送開始の数分前からその局独特の音楽や動物の鳴き声などを流しはじめる。これはインターバルシグナル(IS)と呼ばれていた。例えばオーストラリアの放送局ではワライカワセミの声が流れたり、エクアドルの局では(移民の関係?)「さくらさくら」だったりなど、局ごとにいろいろと特徴があって、ここだけでも楽しいものであった。

私がBCLをはじめた当初に使用していたのは、ソニーのスカイセンサー5500であったか。短波はあってもバンドが限られていたし、いかんせん当時の最新機種と比べれば非常に見劣りのするものであった。というのは、当時70年代の半ばは、周波数を直読できることを売りにした機種が出てきていたのだ。それらの名機が、ソニーのスカイセンサー5900、ナショナルのクーガ2200、東芝のTRYX-2000の3機種であった。しかし私が選んだのは、このどれでもなく、スカイセンサー5900のカセット付きのモデルCF-5950であった。非常に大きなラジオであった(^^;。わざわざカセット付きにした以上は、それを活用せねばなるまい。ということで、まず行ったのがインターバルシグナルの録音であったのだった。

昔話が非常に長くなってしまったが、今回使用したテープはその第一号IS集にして、いまだに保有していた唯一のテープなのであった。古くてデジタル保存したかった物であったことに加えて、30分テープと短いこと、適当に細かく区切れていることから、サンプルに使用してみたのだった。と、たったこれだけの説明のために長々と(^^;。

以上、思えば四半世紀(^^;以上も前の、物知らずだった小学生時代の記憶に頼って書いてきたため、嘘や間違いも多いかもしれない。ざっとGoogleしてみると、BCL関係のサイトも結構あるようなので、詳細はそちらで御覧下さいませ。ちなみにそれらのページによると、日本語放送をやめてしまった局もあるが、今でもいくつかの放送局から日本語放送もあるようだ。また、インターバルシグナルを紹介しているサイトもいろいろとあるようである。ご参考までに。

2003/08/12 (火)

Misc
スカイセンサー5500

ソニーのスカイセンサー5500という機種には面白い機能があった。ワイヤレスマイク機能なるものがあったのだ。さすがに昔のことなので詳細は忘れたが、前面にあったボタンを押し込むと、内蔵マイクで拾った音をFMで飛ばしてくれたのだ。

その機能を知ったときには放送局ができる!と喜んだものの、電波の届く範囲は直線200m程度(確か)。そんな近々にそういった遊びのできる友人はいなかったため、あまり活用の機会はなかった。

当時に活用?した例を一つだけ覚えている。8時過ぎには寝かされていた小学生の私は、寝床に行った後のテレビでも気になったのか、盗聴器(^^;として使うことを思い付いてしまったのだった。たんすの中の目立たないところにセットして、寝床に別のFMが聞けるラジオを持ち込んだ。しかし聞こえてくるのはぼそぼそとした普通の良く分からない会話。子供の私にはつまらない話であった。さらにしっかりばれて叱られると言うおまけまでついてしまった(^^;。以来そのような真似は行っておりませぬ(^^)。

2003/08/16 ()

Misc
Movie:「マトリックス・リローデッド」(ワーナーマイカル新百合ヶ丘)

例によって最後がTo be continuedだとは知らなかったよ(^^;。まあかつて呆然としちゃった作品たちよりはまとまりよく次に引っ張ってくれたとは思うから、さほどショックはなかったけれども。

あと、主人公二人いちゃいちゃし過ぎ。バーチャルではない、生身での情熱と言う部分を描きたいのかとは思うけど、うざい。また、もうちょっと抑制が利いていた方がいい気がするんだがなあ。仮にも「救世主」の「愛」であるのなら、肉欲どろどろのものはちょっと幻滅だし、それよりももっとスピリチュアルな愛の方が美しいと感じるんだけど。日本人的価値観なのかもしれないけれど。

2003/08/19 (火)

Comp
Rio SU30:ストラップ

昨日は平日の休暇と言うことで、珍しく昼間からカラオケにいってしまった。平日の20時までフリータイム制という店であったおかげで、二人で8時間もカラオケをしてしまったのであった(^^;。さすがに新記録である。

OpenStrap閑話休題。

さて、RioSU30の小ささのおかげで、想定していた通り、ほとんど何時でも何処にでも「音を持ち歩く」ことができるようになった。そうやって常時持ち歩くという目で見てみると、Rioのストラップの取り付け方は、なかなかうまくできている。(→右図)

まずボディと(イヤホン兼用の)ストラップの間は普通に紐でつないである。ただこのストラップを取り付けてある部分は、充電中などにコネクタ部分のカバーを外している間、ここにはめておけるようになっている。そこでその機能の邪魔をしないように、短い部分だけのこして取り外せるようになっている(右図右)。また、常時首からぶら下げて歩くことを考えたとき、もっとも痛みやすいのはイヤホンのケーブルだろう。Rioではイヤホンケーブルでぶら下げるようなことはしないのは当然として、さらにゆるめにテンションをかけずにおけるようになっている。

ストラップの関係で唯一いちゃもんをつけるとしたら、首吊り防止対策がないことか。最近の首掛けストラップの類いには、リングの一部を留め具にしておいて、強く引っ張るとそこで外れるようにしてあるものがある。そうなっていればより安全性の面では合格かなとも思うが、はじめに言った通りこれは「いちゃもん」の類いだろう。

なにはともあれ、こういった細かいところがなかなか気が利いているのも、気持ち良く持ち歩くためには重要であるのだなあ、と思った次第である。

2003/08/20 (水)

Comp
RioSU30二題:その1 フォルダナビの怪

RioSU30を操作していて、実用上の問題があるわけではないが気になる点が一つ。

起動後にメニューを呼び出して、「フォルダナビ」に入ると、フォルダ名の表示がおかしい。 多くの場合は

TRASH~1/
CORE18~1.2DI
SONGS/
って感じでうまくロングファイルネームを処理できない時のファイルネーム表示のようなことになる。さらにまたあるときは、それまで聞いていたフォルダの中のファイル名が、そのファイルの上の階層にあるフォルダの名前として表示されていたりすることもある。

こういうときは一旦メニュー画面に戻り、再度「フォルダナビ」に入ると今度は直っていて、上記のフォルダがそれぞれ

.Trashes
Core1800 ver.2 Disk1
Songs
と「正しく」表示されている。

実用上はひと手間増えるだけではあるが、あまり気持の良い挙動ではない。

Comp
RioSU30二題:その2 幽霊ファイル

RioSU30で、iBookのファインダー上から転送した曲が、Rio上で反映されないケースが出た。フォルダは認識されているが、その中におさめられている曲を演奏してくれない。「フォルダナビ」で確認してみても、確かに転送したはずのファイルが表示されていないのだ。どうやら、ファイル数が二百数十(256?)辺りの数を超すと、それ以上は認識していないように見受けられる。

数の問題ではないかと考えているのは、マックのリソースフォークのファイルである、._で始まる不可視ファイルを消すと全てのファイルが認識されたからである。

ここでMacOSのファイルについて簡単に説明すると、OS9までのMacOSのファイルシステムでは、ファイルの管理情報を書き込むリソースフォークとファイルの本体にあたるデータフォークという二つのパーツをまとめて、一つのファイルとして扱っていた。しかしXでは基本的なファイルシステムはUNIXなのだから、これまでのように両者を一つのファイルとして扱うことができなくなった。そこで、リソースフォークに当たる部分を独立としたファイルにし、その名前をファイル名の頭に「._」をつけた形であらわすことになった。すなわち、フォルダ上で「Test.mp3」と表示されているファイルには、対応する「._Test.mp3」というファイルも見えない形で存在しているのである。

この._ファイルの存在により、単にフォルダ上でドラッグドロップによってファイルを転送しただけだと、移そうとしたファイルのほぼ倍のファイルがRio上に転送されてしまうことになる。このこと自体は既知であったが、特段そのファイルの存在が音楽再生の邪魔になっていなかったため、これまでは放置していたのだった。

今後の対策としては、ファインダー上でファイルを転送した後、Terminalにおりて、Unixのコマンドラインから

ls -a
でファイルを確認後、
rm ._*.*
で._ファイルを消去することにした。少々面倒ではある。

2003/08/26 (火)

Comp
電脳病毒

先週の19日あたりから、当方にもブラスターやその亜種らしいものが添付されたメールが流れてきているらしい。今日は少し数が減っているが、およそ平均で一日約10通。ニュースサイトなどで聞く状況と比べるれば少ない方かもしれない。だが、これまでのニムダなどでは全部で数通程度しか来ていなかったことを考えると、今回の被害の広がり方の激しさがうかがえる。

上で私は「メールが流れてきたらしい」と書いた。と言うのは、ファイアウォールのところで全部チェックしてくれているものだから、私の手元に来ているのは添付ファイルを削除したよ、って内容のメールだけなのだ。なので、ヘッダーから実際の送り元を辿ろうと思っても、Receivedがファイアウォールまでしか辿れないのだ。

「どんなやつが間抜けにもウィルスに引っ掛かりやがったんだ、ウヘヘ」ってな単純な覗き根性もないわけではないが(^^;、それ以上に、海外とメールをやり取りした回数が一桁程度しかないはずなのに、来るメールが全て海外アドレスってのが気になって、送信元が知りたかったのだった。どうせ私が使用しているのはMacだから今回のブラスター(亜種)は無関係なんだし素通りさせてくれないかなー(<考え方が間違ってます(^^;)。

2003/08/28 (木)

Misc
池田小

なぜ一容疑者の言動に「社会が傷付く」(判決を報じた23時台の『ワイドショー』での表現)必要があるのか。とっとと排除するなり隔離するなりすれば良いだけじゃないか。

社会的背景による犯罪もそりゃあるだろうが、個人に由来する犯罪だってあるだろう。ことごとく社会に責を負わす必要なんてあるのか。一定の割り合いで「トリックスター」というのは出現する。社会はそれに対しては祭り上げるなり排除するなり隔離するなりしていればよいのであって、いちいちまともに対応していたら社会の方がおかしくなってしまうんじゃないか。

Misc
ナマケモノ

唐沢俊一の「トンデモ一行知識の世界」の中の一行知識によると、ミツユビナマケモノの頚椎は8つ、フタツユビナマケモノは9つもあるそうだ。哺乳類の基本数は7個ではなかったのか?あの首の長いキリンですら7個だというのに。本当にこいつら哺乳類か?

(単孔類や有袋類でも頚椎が7つと言うルールは守られているのか?)

webで調べたところによると、他に例外としてマナティがあるようだ(6個)

2003/08/31 ()

Comp
電子辞書

新宿小田急ハルクのビル内のビックカメラで電子辞書を見る。

私の希望としては、リナザウくらいの大きさで、辞書は当然リーダーズ+リーダーズプラスの語彙の多いの(約27万語+約19万語)というのを考えていた。電子辞書コーナーで店員さんに聞くと、今一番新しいのはリーダーズではなくてグランドコンサイス(約36万語)で、それが乗っているのはシャープのPW-9700(か、これの英会話本を含まないタイプ)という物だそうだ。実は今回電子辞書を希望したのは妻。私ならサイズだけで却下なのだが、画面サイズが大きくてみやすいことや、英会話教材込みというのがかえって気に入ったようだ。リーダーズではないというのが気にはなるが、思い付いた単語をちょっとひいてみた限りでは、例文や訳語にそう遜色はない感じもする(当てになるものではないが(^^;)。またサイズに関しても、実際にいろいろいじってみると、あまり液晶の小さいものは、使い勝手がいまいちだ。例えば電子辞書ならの使い方である、和英でひいて出た単語にカーソルをあわせて英和で引き直すって作業をすると、画面が大きなものでは、一旦画面の下半分くらいに小さいウィンドウが開いてそこに表示が出るので、両方の表示を並べて見ることもできる。これが画面が小さいものでは、いちいち全画面が切り替わるので、一覧性に欠けるのだった。そんなこんなで上記の機種を採用。販売価格27,800円(ポイント20%)であった。

自分の「辞書」も欲しくなっちゃったなあ(^^)。

Misc
Movie:踊る大捜査線2(新百合ヶ丘ワーナーマイカル)

本当は「カリブの海賊」を見たかったのだが、いっぱいだったのでこちらを見ることにしたのだった。

前作もそうだったが、良く出来た娯楽作品だったと思う。

ただ、敵役の女性管理官の描き方は納得できない。最後の柳葉の、長は責任を取るためにいるのだという台詞を活かしたかったのだろうが、それにしても言動があまりにも非常識すぎて、ひく。唯我独尊で階級差別丸出しじゃそりゃ組織は動かないでしょう。単純化し過ぎ。もしくはスタッフに女性差別的意図でもあったのだろうか。

まあ全体としてみれば、細かい「くすぐり」がいっぱいちりばめられていて、楽しめた。でも大きい画面のテレビドラマだよね。具体的には、普通の映画じゃ、途中で誰かが席を立ってトイレに行ったりしようものなら、映画の空間が邪魔されたように感じてうざくてしょうがないのだが、今回はあまり気にならなかったのだった。

どうも、ネガティブな表現が前に出ちゃったな。基本的に楽しかったと書きたかったのだがね(^^;


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