とりあえず再開の2003年1月の日々

2003/01/01 ()正月

Misc
いろいろあった一年半

一年半更新がとまっていたわけですけど、まあ公私ともいろいろとあったのでした。
一応元旦付けでこのページを再開しました。超間欠ですけど、ぼちぼちやっていきます。

Comp
現在の環境

一年半も経てばコンピュータ関係の環境はかわります。というわけで、現状紹介。

WorkPad30J:お蔵(^^;。でも思えばやはりビューワーとしては偉かった。今でも時々使いたくなることはある。でも、最後は書き込むのが苦痛になっちゃったからなあ。ちなみにグラフィティばりばりだった頃は、ちょっと字が汚かったかも(^^;

Jornada710:仕事場の机上に事実上据え置き。FAQ的障害の一つであるヒンジの損傷がうちにも生じた。これも据え置きになった理由の一つ。
ただし、現役ばりばり。他の作業も行う仕事場で、場所をとらずに手軽に記録をつけられ、かつスプレッドシートによるデータ解析までこなせるJorは、手放しがたい。時に会議の議事録をとらねばならぬときなどはその小柄さと電池駆動の長さで相変わらず重宝している。
ただ、故障も生じ、後継機種も出ない(出てもこの値段ではなかなか買えないが)現状では、非常に残念ながら、フルスペックで常時持ち歩いているiBookに移行するのはある程度時間の問題かも。

LibrettoSS1000:お蔵。稀に古いデータを参照するときなどに復活。Jorに何かしようと思ったときも復活するはずだが、最近そのような機会もめっきり減っている。

iBook:2001年11月に購入。ある意味ほとんど全てがこれに移行。毎日職場に持って行って、データ解析書き物プレゼンテーションなどをこなすと同時に、iTuneによるジュークボックスにもなり、SNESによってゲームマシンともなる。ただそれでも設置面積の関係上、記録マシンとしては現在のところJorが優越。主にXで使用。

7200/90:現役(笑)。もっとも主に妻のメールマシン。それ以外には、フォントも多数入れてあるのと、現在所有しているのがSCSI接続のALPSのマイクロドライプリンタであることから、印刷物出力マシンともなっている。年末にはかなり活躍するのだ。ただ、最近のきれいなインクジェットに比べると、画質的にはかなり見劣りするのも確か。ちょっと悔しい。

てなわけで、「モバイラーへの長い道」の頃を頂点として、ここ1年ほどはモバイラーからはどんどんと遠ざかっているのであった(iBookを持ち歩いているが、ノートパソコンでモバイラーを称するのは私の趣味ではない)。それにしてもwebを見ていてもJornadaは絶滅に瀕しているなあ。

2003/01/05 ()

Misc
Movie:ギャング・オブ・ニューヨーク

正月休みに見にいきました。
とにかくあそこまでスプラッタの話だとは思わなかったというのが見ている最中からの感想。正直げんなりとしました。
私はなるべく事前に情報を得過ぎないようにしておきます。学生時代から、授業においても予習は感動を損ねるとの信念に基づきそのような方針でおりました。といってもどんな映画か分からないと選びようがないので、ある程度さし支えないと思える範囲で情報を得ておいて、見にいく映画を選ぶわけです。
予告編や映画館にはってあるような簡単な映画評なんかは、基本的にその範囲で映画の雰囲気を教えてくれると思っていました。TV-CMはちょっと微妙なところですけど、基本的にねたばれはしないし、どういったターゲットにこの映画を見せたいと思っているのかの判断材料にはなると思っていました。でも今回は、そのいずれからもあそこまで流血ばかりの血腥い映画だとは分かりませんでした。
(映画館の映画評は今回のギャングオブニューヨークについては新百合ガ丘ワーナーマイカル)

思えばロード・オブ・ザ・リングも同じパターンでした。原作は大部の三部作だってのは知ってました。でも当初の宣伝では、どこにも第一部とも第一章とも出ていなかったし、映画も三部作構成だというのが(少なくとも耳に入りやすい形では)広告されていなかったと思います。
正直上映時間も知らずに、何気なく見にいってしまいました。しかも基本的に吹き替えが嫌いなので字幕で。
当初はホビットの庄などの美しい景色や凝った映像に見入ってみていることができました。しかし、徐々に字幕に展開されるドラマからは必然性の感じられない陰鬱で単調な残酷なシーンばかりが繰り返し繰り返しあらわれるようになり、そのくせ物語は一向に進まず、2時間を過ぎたあたりからはいつどのようにケリをつけるのかばかり気になる始末。ついにぷつんと何の落ちもなく映画は終わり、妻と二人呆然としてしまいました。基本的にクレジットを全部見るまで席は立たない主義なのですが、このときばかりは即座に席を立ってしまいました。我ながらよくブーイングしなかったと思うくらい。
後で情報を集めてみれば、まず字幕版を見たというのが大間違いだったらしいですね。これはある程度しょうがない。仮に事前に字幕版の噂をある程度知っていても、基本的に吹き替えがあまり好きではないので、字幕版を見にいっていたでしょう。ある程度は字幕というメディアの限界もあると思うし(それだけではないと思うが)。
長いってのも上映時間の情報は別にネタばれになるわけでもないので、これを調べなかったのは私の落ち度ですね。
しかし、許せないのは第一部であると分かる情報をくれなかったこと。そうと知っていればまだ心構えはできました。知らずにいきなりあんな終わり方をされちゃあ、逆に続きなど見たくなくなりますよ。三部作の第一部で未完だからと見るのをやめる連中が出ることを心配したのかもしれませんけど、バカなことをするものだと思っています。
DVDとかで吹き替え版を見てみたい気もないわけではありませんが、それ以上に映画館で見たときの悪印象が強くて、手を出す気にならないでいます。

で、ギャングオブニューヨークに戻れば、個人的には二度と見たくないという意味で最低ランクの評価。映像演技物語などそれぞれ見るべきところはあるとは思いますけど、本当にあそこまでスプラッタにしなければあのテーマを描けなかったの?と。特にエンディングにカタルシスがなさすぎます。
でもそれ以上に、今回もとにかくだましてでも客を集めれば良いという宣伝の仕方がひどすぎると思っています。

余談ながら、タイトルについて、英語をカタカナに置き換えるだけなら、それはそれである程度忠実にしてほしい。複数形と単数形じゃ意味が違ってくるじゃない。The lord of the rings(そもそもなんで既に馴染まれている「指輪物語」じゃ駄目なの?)にしろGangs of New York.にしろ。

2003/01/19 ()

Comp
Linux Zaurus C-700

八王子のmurauchi.jpで実機をはじめてみる。思った以上の小柄さと、長文でなければ親指打で意外に使えそうなキーボードに好印象。
ただその後webでの評判を見ると、電池の持続に難があるとか。その他、スプレッドシートがいまいちエクセルと同様には行かないとかの話も見る。
次世代機以降の評判次第では興味深そうなマシンではある。
あと、どうしてもPalmに比べるとレスポンスの悪さはあるようだ。Palm流に軽快に動いてくれるPIMがあって、電池もPalmほどのもちは求めようとは思わないが、Jorくらいに持ってくれる、このサイズのマシンがあればいいなあ。ってみんな欲しいか、そういうの。


2003/01/26 ()

Misc
Movie:オズの魔法使

TSUTAYAの旧作100円レンタルのときにたまたま「スタア誕生」と一緒に借りる。後で、どちらもジュディ・ガーランドと気付いたというお間抜け(^^)。
「スタア誕生」から先に見たのだが、ジュディ・ガーランドの歌は楽しかったが、どこか後味がさっぱりしなかった。途中何度かスチールに音声という場面があり、不思議に思ってwebでいろいろ調べたなかで、男性のスタアの生きざまや、途中でジュディが歌っている歌の内容が、ジュディ・ガーランドの生涯とだぶることを知る。そう思って振り返ってみると、非常に別の意味で味わいが湧いてきた。
で、そのジュディの出世作であるオズ。54年の「スタア誕生」よりもさらに古い39年(太平洋戦争の前だよ!!)の作品であるが、古さを感じさせない作品である。何よりも、役者が本物。昨今の発達した編集技術、特撮技術、CGを駆使したものではなく、本当に達者な人が、歌い踊るシーンはすばらしい。さらに、マンチキン。特撮とかでつくり出したものではない、本物の小さい人たちがたくさん集まってこれまた達者な芸を見せてくれるというのも、今では逆に見れなくなっているんではないだろうか。
あと、このDVDは特典が非常に多い。非公開映像だけでもかなり見ごたえがある。DVDとして欲しくなった作品であった。

マンチキンの国でのDing Dongという歌、私が初めて聞いたのはアルバムSimple Man収録のKlaus Nomiが歌っているものであった。あれが個人的なオリジナルであったのだが、マンチキンという一種異形を描いたシーンであったためか、あまり違和感がなかった気がする。いいのか悪いのか。



ご意見ご感想は、ii9t-iwsk@asahi-net.or.jpまでどうぞ。