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包丁の研ぎ方
以前新聞に載っていた通りにやってます。 ご紹介します。   <<準備するもの>> 砥石(中砥と呼ばれる種類)、(クレンザー)、(たわし)、ぬれ布巾、水   <<手順>> (1)研ぐ1時間前に砥石をたっぷりの水に浸す。 (2)包丁を水できれいに洗っておく。 (3)ぬれ布巾を敷き、その上に砥石を置く。   (4)包丁の刃を手前に向け、砥石の上に右下がりに置き、 右手でしっかりと柄を握る。左手の中指を中心にした3本の指を 包丁の腹に当てて、刃を砥石にピッタリとつける。 そのまま、包丁を上下に3、40回動かす。 押すときに力を入れて、ひくときに抜くのがコツ。 刃の先、中、付根の三つに分けて、刃の先から研いでいくとよい。 砥石の表面が乾かないよう、水で湿らせながら作業する。  (5)包丁を裏返し、今度は刃を向う側に向けて、まっすぐに横向きに置く。 表と同じように、三箇所を3、40回ずつ動かす。 ただし、こちらは手前に引くときに力を入れ、押すときに力を抜く。 研いでいる間に、粘着性の液体が生じるが、これは研磨剤になるので、 洗い流さず、そのままにしておく。   (6)仕上げは「刃立て」。包丁の背の方を十円硬貨一枚の厚み(2ー3ミリ) くらい浮かして角度をつける。 この角度を、左手でしっかり押さえて一定に保ちながら、表裏ともに先と同様の要領で 10ー15回ずつ動かす。   (7)包丁全体を水洗いしてから、刃の部分の手触りを確かめる。 ギザギザするような引っかかる感触があれば、刃が均等に研げていない状態なので 「刃立て」のときより、もう少し背を浮かした角度で、軽く数回研ぐ。 ギザギザがなくなったら完了。   (8)最後は、包丁を湯でよく洗う。研ぐ間に付いたアクをしっかり落とす。 背側や柄も忘れずに。乾いた布巾で水分を拭き取る。 砥石も、水で洗って、よく乾燥させてから片つける。  
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