最初の方で触れたが、スズメバチによる死亡者数は、年々増加傾向にあると聞く。その要因のひとつに、最近都市部に於いてもスズメバチが増加傾向にあると言われていることがあると思われる。これも前記したが、実際あっしが初めてスズメバチの巣を庭で見付けたのが10年くらい前のことではあるが、それからは2年に一度くらいの割合で巣を発見しては駆除している。 都市部で見られるスズメバチの殆どは、コガタスズメバチかキイロスズメバチとのことで、実際にこの2種を缶ジュースの空き缶置き場でも見たことがあり、飲み残しを餌にしているようであった。都市の環境にも順応可能な種なのであろう。我が家ではツツジの木に巣を作られることが殆どである。 コガタスズメバチの巣は、作り始めの頃は、トックリを逆さまにしたような形をしていて、この時点で発見出来ればまだ精々ハチは数匹しかおらず、また攻撃的でもないため巣ごと網で覆って殺虫剤をかけるもよし、踏み潰すもよしで駆除は簡単である。ただこの時期は個体数が少な過ぎて、飛んでいるところを目撃する機会がなく、なかなか巣を見つけられない。そして1日に数匹でも飛んでいるのが見られるようになる頃には、どこかで巣は確実に大きくなっている。 そして昨年、ズボラこいて庭木をほったらかしにして採集にばっか出掛けていたら、またもやブンブンブン♪と数匹が飛んでいるのを目撃。「こりゃどっかにあるな」ってんでハチの行方を追うと、やっぱしありました。
この巣を発見したのが8月15日であり、丁度ハチが凶暴になり始めると言われている時期でもあった。また巣のある場所が悪く、駆除するのはちょいと危険と判断し、初めて区役所に駆除依頼をしてみた。ところが「お盆で人がいないからすぐには出来ません。有料で良ければ専門業者を何件か紹介しますけど」とのご返事。この時には植木職人さんも入っていたため、すぐに巣を駆除しないと危険だったこともあり、仕方なく専門業者へ依頼することにした。因みに巣の駆除に掛かった費用は計23100円であった。 それにしても、人がいないならいないで代わりに専門業者を派遣するとか、業者に支払った金額を後から還付するとか、も少し区民サービスを良くしてもいいんでねーの?そのくせ不要と思える所にとんでもない多額の税金使って、ブツブツブツブツ・・・。後からわかったことではあるが、区内の専門業者を派遣することになってるらしいじゃん!(怒)>練馬区役所! ふっ... そして業者さん到着。「一応規則なんで」とのことで、あの宇宙服のようなものを着用し、あっさりと駆除完了。因みにこの業者さんにスズメバチの抗体検査を受けているか聞いてみたところ、会社の規則にあるとのことで受けていらっしゃるそうである。陽性だった場合にどうするのかについては、聞いたと思うんすけど記憶にないという、、、 さて、巣は綺麗に取れたのだが意外に軟らかく、しばらく置いておいたら下の方が潰れてしまっていた。っちゅーこって分解!画像を撮っておいたのでご紹介。
さて、前のページでも触れましたが、刺されないように注意するのが何と言っても大切なことであります。よく言われていることは、ハチは黒いものを襲う習性があるから、なるべく白っぽい服装をして白っぽい帽子をかぶるようにすること。出来ればツルツルな生地が理想的ではありますが、それは無理なことでありましょう。(2002年9月5日、一部削除) また、もしも刺されてしまった時は、傷口を強く搾り少しでも毒を出すようにする、水があれば傷口を洗う、抗ヒスタミン系軟膏を携帯し、それを塗ることなどが応急的な処置として知られています。そしてアレルギー反応のような症状が出てしまった場合には、それが気のせいかもしれなくても一刻も早く病院に行きましょう。 スズメバチに関してもっと詳しく知りたいと思われた方は、ウェブを検索してみることをお奨め致します。また、まちかねBBSの過去ログを「スズメバチ」なキーワードで検索するだけでも、結構なツリーがヒットします。参考にして下さいまし。そしてこの記事を読んで抗体検査を受けてみたくなってしまったあなた!あんまし気になさらない方がよろしいかと。(^^ゞ |