「くわ馬鹿・年表について」

by SIGMA B

 

 平成12年, 紀元でいえば2660年であるが、西暦を用いれば2000年ちょうど、すなわち二十世紀がまもなく終了する。そこで世紀末のクワガタ界の歴史を回顧する意味で年表を作成することにした。これは、かねてよりクワガタ界の歴史が十分整理されていないことが気にかかっていたことによる。たとえば、現在一般的な飼育法となっている「菌糸瓶」にしても、その開発の経緯を知っている方がどれだけいるであろうか。加えて、世紀末になって、インターネットの急速な普及と外国産クワガタムシの解禁が重なって、クワガタ界は急速に変貌してきている。新たに飼育・採集を始められた方も多く、それらの方にも歴史を知って頂きたいと思う。
 まとめるにあたり、「くわ馬鹿・年表」ということで、くわ馬鹿の発展にとって大きな転機となった重要な事柄のみをとりあげるように心がけた。したがって種の記載やDNA解析など学問的な事柄や些細な事柄等についても敢えて割愛させていただいた。あらかじめお断りしておく。
謝辞
 本年表をまとめるにあたり、個人や業者から貴重な情報やご助言、激励を頂いた。ここに記して深甚なる謝意を表する。
 まちかね、A.CHIBA、tsuu3、WASHI、ヒラヤマオオクワ、ショックビートル、OBCむげん、SilverBack(Yeti's)
 

くわ馬鹿・年表へ