実は前ページで私がとった行動は、あまり賢い行動とは言えなかった。

お約束の行動をとったギデオンをペットボトルに入れようとしたとき、オスはすぐにメスを離れるであろうと思っていたが、とんでもない。フォークを使ったり色々と試した見たが、結局私はギデオンを離すことが出来なかった。オスは離そうとする度にギィギイと抗議をしている。幸いなことにペットボトルの口の大きさは、オスも入れる大きさであった。メスを頭から先に入れ、そのままオスはつながったままお尻から入れた。入った後も交尾を続けるギデオン。ギィ。

タマムシは紙袋では逃げられる可能性があったので、三角紙入れに入れてあった。取り出した途端、人差し指に軽い痛みが走る。このタマムシはアトラスの前胸背&前翅挟み技を使うのであった。


うっかりしていると・・・

タマムシも、ギデオンと共にペットボトルの中へ。あとは、タマムシがギデオンに噛みついたり、ギデオンがタマムシを挟み込んだりしなければいいのだが・・・。


11月2日(木)。

この日は1日お仕事。ホテルをチェックアウトしてから車に乗り工場へ。この日は比較的に涼しく、トランクに置き去りにされた虫達も高温にもさらされず、何とか生き残った。これは今後の課題で、今後同じようになったとき、どの様にしてカバンの中を冷却しなければならないか考えておかねばなるまい。暑い日に炎天下に置き去りにされればトランクの中とはいえ、温度はかなり上がる。氷を入れるという手もあるが、結露によりカバンの中が濡れてしまうかもしれない。

そして、全てを運に任せ、私はタイを飛び立った。


11月3日(金)。

イヤッホウ!


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