◇設営・準備
開催日の前々日である8月5日、標本展示台や蝶の舞うトンネルなど大道具関係の仕込みは終了した。
 
 会場の図面
 大好評を博したカブト虫列車
前日の8月6日には標本の運び込みが行われた。鈴村氏担当のクワガタだけに限っても百数十箱、一万頭以上、全体では5万頭を超える数の展示で、展示台への設置は非常に長い時間を要した。
 
運送中に微妙に歪んだ標本を一頭一頭きれいに並びなおすのは大変な作業である。筆者が見て水平だと思っていても、鈴村氏は「ちょっと曲がってますね。直しましょう」と修正を施すのであった(^^;; それに奥本氏は茶々を入れる(^^;;
 一頭一頭修正する鈴村氏と奥本先生
また期間中のアルバイトの諸君も段取りの打ち合わせに集合した。
昆虫相談員の仕事は近畿支部のwashiさんとrain君、それに大学でwashiさんの隣の研究室のA君の3人が引きうけてくれた。場内案内やカブトムシ列車の運転をするギャル達も集まり、おじさんたちはうれしそうな顔をしていたが、筆者はそれに含まれていないことは云うまでもない。

カブトムシ列車の運転士役のギャル達。
頭には触覚を模した飾り、背中には蝶の羽根をつけている(^^;;
また、石垣島から空輸されたオオゴマダラ、カバマダラ、リュウキュウアサギマダラ、シロオビアゲハなどの成虫が蝶の舞うトンネルに放され、それらの蛹はトンネル内の木々につるされた。オオゴマダラの蛹は金色をしているので有名で、期間中子供達を驚かせ人気を集めた。また、一度に羽化せず、期間を通して万遍なく羽化するように蛹は選ばれた。杠氏に感謝。
 
 蝶の舞うトンネル

ふれあいコーナーのケージにはカブトムシとノコギリクワガタが常時250頭程度放された。
イベントの運営を担当した筆者の会社の事業部員K君によると、開催時期が8月中旬であったことから、カブトムシ、ノコギリクワガタともに発生のピークを過ぎており、またどんどん死んでいくので補充は大変であったそうだ。
 


 
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