KAJYA&名古屋のとおるおまぬけ採集記!

by kajya


まえがき
 この採集記は、まちかね掲示板名古屋支部の掲示板で好評を得て、ぜひくわ馬鹿に投稿をという支部メンバーの多くの推薦により一部内容を一般向けに変更して投稿させて頂きました。決して役に立つ内容ではないですが、楽しんでは頂けるのではないかと思います。

Part1
 今年6/29〜7/1までの3日間、私、KAJYAと名古屋のとおる会長とで四国に採集旅行に行ってきましたので、その内容を書かせて頂きます。まず、どうして今回採集旅行に行く事になったかと言うと、とおる会長が丁度この時期長期休暇を取っており、それに合わせて私も休みを取って行こうと簡単に決めてしまったのでした(笑)んで、なんで四国だったかと言うと、会長の親戚が高知に住んでおり、その親戚の方が「オオクワ?そんなもんたまに飛んでくるがや!」と言ったのを真に受けたのと、名古屋支部メンバーのflycatcherさんも高知での採集記録をご存知だったからでした。そして当日、前日の天気予報の降水確率60%というのを信じて出発したのですが、60%なんてとんでもない!ニュースでご覧になられた方も多いかと思いますが、その日は記録的な大雨となったのでした・・・。明石大橋を渡った頃から雨足が強くなってきて、徳島の吉野川に着いた時には川は濁流となり丸太が何本も流れている状態でした。しかし、まだその時は「せっかく来たんだから美味い讃岐うどんでも食べよう!」と結構お気楽で、あまり美味そうでない店は素通りしてどんどん進んで行ったのでした(笑)そして小歩危を抜け、大歩危あたりまで行った時、もういい加減お腹が空いたのと、これから先、目的地までに大きな店は無さそうという事で峠の飯屋で昼食を取る事に。そこで私は小さな鮎定食で1500円も取られボッタくられたのですが、それは置いといて(笑)そこで飯を食べている間に今通って来た道が通行止めになったと連絡が入りました。でも、これからこの渓谷に入って来る事は出来ないが、この渓谷から出る事は出来る様です。あと30分ここを通過するのが遅かったら目的地に着けなかったんだなぁ〜・・・と不幸中の幸いと思い喜ぶのでした・・・(爆)そして再出発するが、山側からは泥水が勢いよく流れ、谷側を見れば吉野川が普段とは違った凶暴な一面を覗かせている・・・ハッキリ言ってちと恐い・・・とおる会長はより一層怯えている様子(笑)それでもなんとか目的地まで着き、地元役場にて聞き込み。その際、最初に話しかけたじいさんに「ボートの人?」と聞かれ訳が分からなかったが「いいえ違います」と答えたのだが、後になって、この濁流の中をボートで川下りをしていて転覆したバカどもがいたらしく、それと間違われたんだと知り笑っていたのだが、その後も我々2人の長靴履きと会長の短パンTシャツ姿から色々な人から間違われ、笑われて恥ずかしい思いをしたのでした・・・(笑)

Part2
 さて、目的地に着いたはいいが外は雨・・・。そして周りを見渡しても殆どが杉や檜の針葉樹林。広葉樹が殆ど無い。ホントにこんなとこにオオクワがいるんだろうか?と疑問をいだきながらも、でも普通種はわんさと採れるのは間違いのない事実の様だし・・・という事でとりあえずオオクワの事を全く知らない役場の人にいくら話を聞いてもムダだという事で小学校の先生ならオオクワの事ぐらい知っているだろうと近くの小学校へ向かう事に。小学校へ行くとまだ3時だというのに生徒の姿が全く見えない。勝手に職員室へ入っていく。後で知った事だが、大雨のせいで生徒達は早めに帰らされたらしい。そんな大雨の中、私達2人は一体何やってんだか(笑)先生達も呆れた様に笑っている・・・。それでも親切に対応してくれて、この辺りにカブトなどを採りに来るという採り子さんに電話をしてくれたりしたが、不在の為情報無し。先生達の話しではこの辺でオオクワが採れたという話しは聞かないとの事。とりあえず、その採り子さんに連絡を取って頂ける様にお願いして小学校を後にする。ちなみにこの小学校の先生にヘラクレスを飼っている事を話したところ死んだのでもいいから送ってくれ!と言われた(笑)その標本でも高いんだっちゅーの!・・・笑ってごまかすしかなかった(^^;さて、これからどうしたものかと考えたが行く当てが無い。そこにオオクワがいるかどうかは分からないが、カブトの採り子さんがよくライトトラップをするという森へ行く事にする。標識を見るとここから山道を20km程行かなければならない。それでも他に行くあてが無いので行く事にする。・・・がしかし、進むほどに道はだんだんと細くなり、所々土砂の崩れている所もある。雨足も強くなってきている。身の危険を感じ引き返す事にする。引き返しながらもいつ土砂崩れがあるか不安で仕方がない。途中、道を間違えてとんでもなく細い道に入ったりして余計に気があせる。なんとか小学校辺りまで戻ってきて一安心。そして、もうこの雨では採集は不可能と判断し、下山する事にする。ここから一番近い市は南国市なので、そこまで行く事にした。この下山中も雨はより一層ひどくなりワイパーが効かず前があまり見えない状態。やっとの思いで下山した所で反対車線は通行止めで大渋滞になっている・・・。帰る時にはちゃんと通れる様になっているのだろうか?とまたまた不安がよぎる。南国市に入り市街地に向かう。やはり南国市というだけあってさっきまで居た峠とは気温が違い暖かい。そして市の中心部に向かう途中、偶然にも爬虫類を扱うペットショップの看板を見つけ、もしかしたらオオクワを取り扱っているかも知れない!と思い店に入る。人の良さそうな店のご主人が出てきた。「オオクワガタって取り扱ってみえますか?」と尋ねると「ありますよ」との返答。ひょっとして高知産!?期待は高まる。ドキドキしながら2人でご主人の指さした方向へと急いで近寄る。そこにあったオオクワの産地は???


Part3へ続く(^^)