フスママットの効果の仕組みは従来の発酵マットによる効果とバランスの良い栄養素を
含んだ直接経口摂取効果の上乗せの上に成り立っていると考えられます。
当然、この状況を維持する為の工夫も必要で、発酵にあたっては荒めのマットを使用し、
水分少なめで発酵させ、過分解(発酵)を防ぐ必要もあります。また、分解されないで残る
フスマも時間と共に分解が進みます。従って、効果を継続するには短いサイクルでの交換
が必要でしょう。 現在飼育中のクワガタ幼虫を見るかぎりフスママットはかなり効果的な
手法であると実感してますが、本当の効果を得るためには餌以外にもいろいろと注意を
払う必要がありそうです。詳細なマット作成技術や管理方法に関してはクワ馬鹿10月号
「驚異のマット飼育法/亀有カブト」を読んで戴きたい。
この原稿は「まちかねBBS」に投稿したコメントを主体に加筆したものですが、時間的な
都合により説明不十分な所、乱文となっているところがあると思いますが、月刊クワ馬鹿
最終号への感謝の気持ちを込めて書かせて戴きました。
1998.12.8 20:50 BAJA