海の上のピアニスト 2000年10月1日(日)


ビデオを借りてきて観ました。「The Legend of 1900〜海の上のピアニスト」です。 

監督があの「ニュー・シネマ・パラダイス」を撮った方なのですね。 
(ちょっと名前を忘れてしまいましたが・・・) 
あの映画もラストシーンが印象的でしたが、この映画も最後は泣けてしまいました。 

生まれた時から死ぬまで何十年間、一度も船から下りたことのない1900(主人公)。 
戸籍も何も存在しない彼。(1900年に生まれたため、そう名付けられた) 
彼が奏でる自由自在な音楽が堪能できます。 
ヨーロッパと新大陸を何度も何度も行き来する移民船が物語の舞台です。 

全編にながれるピアノの音色がすごく良いです。 
海が大荒れの夜、わざわざグランドピアノのストッパーをはずして、大広間を滑りながら演奏しつづけるシーン。 
ものすごく斬新というか素敵でした。(結局、最後はステンドグラスを破壊して大目玉をくらうのですけど・・・) 

一度は下船を決意した1900でしたが、陸地は自分のいるところではないことを察し、この船が自分の世界であり、 
有限なピアノの鍵盤から無限な自分の音楽を生み出すことを選ぶ1900。 
世界大戦後、ボロボロになった船は爆破されることになるのですが、その船と運命を共にします。 
やっぱり泣けちゃいました。 

いつもはハリウッド映画や日本のアニメばかり観ている私ですが、たまにこういう映画もいいですね。 
お勧めです。ぜひ一度、ご覧になってくださいませ。 


無印マンション 2000年10月2日(月)


シンプルで良質な、日用雑貨や衣類のブランド「無印良品」でおなじみの良品計画。 
今度はなんでも、購入者の生活設計に応じて室内の間取りを自由に変えられる 
「無印マンション」なるものを、来春春に発売することになったとか。 

まぁ、マンション一棟丸ごと作るのではなく、一部無印仕様として、ワンルームタイプを売り出すようです。 
購入者はライフスタイルの変化に応じて、良品計画が販売する家具を室内に配置すればオッケー。 
(ただ、間仕切り費用は別負担) 

若い世代をターゲットにしているとのこと。問題は分譲価格ですが・・・ 
良品計画側は大幅割安になると考えているようです。 

うーん、なんか惹かれますねぇ。雑貨や衣類みたく良質なモノを提供できるのでしょうか。 
問題はマンションはメンテナンスが必要になるということ。買ったはいいけどすぐにダメになるような家ではね。 
信頼できるマンション分譲業者と提携できるかがカギかも。 

最近、よく無印良品に足を運んでいますが・・・買い物をするのにいろいろな選択肢が増えるのは嬉しい限り。 
さらに「車」も発売する計画もあるとか。さてさて、どんなクルマが登場するのでしょうか。 


再生技術 2000年10月3日(火)


ここのところ医療ミスが世間をさわがせていますが・・・その一方で、着実に進歩もしていっていますね。 

人間の身体の中で、胃や肝臓はその一部を切り取っても、また臓器が再生することは前から知られています。 
ただ他の高度に分化してしまった臓器・組織に関しては、トカゲの尻尾のような再生は無理だとされてきました。 

ところが、そういう臓器・組織中にも、「幹細胞」と呼ばれる強い増殖力を持つ細胞が含まれてることが分かってきたよう。 
この細胞を取り出して培養すれば、必要な組織や臓器が自分の細胞から作ることが可能になるというわけです。 
他人の臓器を移植のときには問題となる拒絶反応も、これならば心配ありませんね。 
もう臨床の現場で一部実用化されているみたいで、角膜の再生や血管の移植など、成功例も何例かあるとのこと。 

うーん、SFコミックなどではおなじみのシーンが、いよいよ現実のものとなってきたのですねぇ。 

これから様々な問題点も浮かび上がってくるのでしょうが、有用な技術であることは間違いありません。 
よい方向で技術が発展していくことを願いますね。 


大勉強の時代 2000年10月4日(水)


ゆとり教育の弊害として、大学生の学力低下が指摘されつつある今日この頃。 
(漢字の読み書き、関数・分数の計算が出来ないなどなど) 
政府の方でも危機感を持ってはきているようですが・・・文部省や教育界からの抵抗に会い、 
なかなかよい対応策がえられない様子。 

今は「ゆとり」という言葉のかっこよさに目を奪われているかもしれませんが、 
学生時代の勉強は知的鍛錬という部分もあります。この時ほど人生で集中的に勉強できる時は 
ないかもしれません。学生時代にさまざまな勉強をすることで、「考える力」を身につけるわけです。 

このときに楽をしてしまうと、後々困るのは本人自身。そして、未来の人々ということになるでしょうねぇ。 
(自分で考えることができないので、指示待ち族になってしまうかも) 

さてさて、勉強とは子供たちのものとばかりは言っていられません。 
21世紀は大人もバリバリ勉強していくことが必要となりそうです。 
すでに、社会のあちこちでそういう動きがみられています。 
英会話スクールやビジネススクールなどに通う人々は着実に増えていますし、 
企業の中でも勉強して、スキルアップを図ったあと違う部署に配置転換をしたりとか、 
大学院への社会人入学者がここ10年で3倍に増えているとか。 

21世紀は高度情報化社会が、ますます進行していきます。 
学生時代に学んだ情報は、どんどん古くなり、新しい説と入れ替わっていきます。 
そして、技術もどんどん進歩していきます。 

ある意味ではチャンスの時代到来かもしれません。 
学生時代にあまり勉強をしなかった人出来なかった人でも、努力次第で浮上できるというわけです。 
なんせ、学生時代の知識がすぐ陳腐化してしまうのですから。 

まず、勉強しようと思うこと。様々なことに興味を持つこと。新しいことにチャレンジし続けること。 
知識の井戸を何本か掘ること(専門家になれるくらいまで)。 
ここら辺が大勉強時代で成功していくポイントとなるのかもしれませんね。 


交渉力 2000年10月5日(木)


某番組で、「犯罪交渉人」の特集を組んでいたのを観ました。 
「ネゴシエイター」という題名で映画も上映されたので、ご存知の方も多いかと思いますが・・・。 

日本ではあんまりおなじみではない、この仕事人たち。 
ありがたいことに、やはりそれだけ治安がいいのでしょうねぇ。 
日本でいろいろ事件が起きた時に、この役割を果たすのは警察官のようですが、 
海外では民間の犯罪交渉人が活躍するのが一般的なようです。 

この人たちが目指すのは、犯人を説得して人質の生命を救い出すこと。 
人質の家族の立場にたって行動します。 
これは、場合によっては人質の命より、犯罪やテロの再発を防ぐことに重点を置く政府とは 
相容れないようで、政府は必ずしも彼らの味方ではないようです。 

こんな状況下で、その頭脳を駆使し、犯人と交渉し、無事に人質も犯人さえも救出するという・・・。 
うーん、映画になるわけですねぇ。 

交渉力・・・普段の生活や仕事の上でも、とても重要な能力かと思います。 
とくに仕事をしていく上では、成功するポイントの一つでしょう。 
日本人は苦手そうですねぇ。まず議論することが苦手ですし、以心伝心なんていう文化も持っていますから。 

ただ、そんなことはもう言っていられませんよね。21世紀はどんどん、以心伝心が通じない相手と 
渡り合っていかないといけないのですから。 

そのうち日本にも、こういう「交渉人」養成学校なんかできてくるやもしれませんね。 
(ひょっとして、もう存在するのかな?) 


危機管理体制に進歩あり 2000年10月7日(土)


また、西の方で大きな地震がありましたね。 
各地で被害がでている様子。まだまだ余震が続いているようなので、油断はできません。 

ただ、95年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の時に露呈した、危機管理体制の甘さに関しては、 
大分改善がみられたようです。よかったよかった。 

阪神大震災の時、地震発生直後から自衛隊が出動していれば、5千人もの人々が犠牲にならずにすんだわけです。 
当時、各自治体の長からの出動依頼がなければ、自衛隊は身動きできない状態でした。 
しかも軍隊が動くことに対し、アレルギーを持つ自治体長も多く、自衛隊への出動依頼が遅れてしまったよう。 
(まぁ、この場合でも、総理大臣が非常事態宣言をして自衛隊を動かせばよかったようですけど) 

今回は、自衛隊法第38条の「やむを得ないと認める場合には、自衛隊が自主的に災害派遣できる」とあるのですが、 
この「やむを得ない場合」を明確化したとのこと。震度5弱以上の地震が起きたときに自主的に出動すると決めたようです。 
同時に鳥取県知事からも出動依頼が、地震発生後1時間でされています。 
世の中は確実に動いていますね。 

しかし、今年に入ってから、噴火、集中豪雨、台風そして地震・・・天変地異が続きます。 
歴史的にみて、国の為政者が政治を間違えると、天変地異が起きる傾向があるようです。 
地球って大きな生き物なのですねぇ。 
今はどうでしょうか。与党である自民党は公明党などとの連立政権を維持するために、 
去年は地域振興券という名目で、税金のバラマキを行いました。 
そして、今度はあっせん利得罪法案を通そうとしています。(これについては別の機会に) 
国や国民のためにではなくて、党利のために動こうとしている自民党に対する天からの警告・・・なのかも。 

クリアしていかなくてはならない課題が、山積みってところでしょうか。 


エントラップメント 2000年10月8日(日)


ビデオを観ました。ショーン・コネリー主演の「エントラップメント」です。 

ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、美術品泥棒が主役の物語です。 
主人公のマック(ショーン・コネリー)は、美術品を専門に狙う大泥棒。その彼を保険会社の調査員のジン 
(キャサリン・セタ・ジョーンズ)が盗みの証拠をつかむために追いかけます。 

マックに近づくジン。最初は疑っていたマックでしたが、ジンと組んで一仕事をすることに。 
途中でまた疑ってみたり、信頼を取り戻したり・・・。 
物語が進行するにつれて、保険会社、FBI、マフィア(?)といろいろからん来、誰が敵で誰が味方で、 
どれが真実でどれが罠なのか・・・最後まで、うーん、と頭をひねってしまいました。(予備知識ゼロでしたので) 

ショーン・コネリーは年齢設定60歳の役柄で、なかなか渋ーい演技をみせてくれました。 
ヒロインのキャサリン・セタ・ジョーンズがホント、美しいですねぇ。(^▽^) 
いえ、美しいというのは正確じゃないかも。ものすごく艶っぽいというのか。とにかく魅力的でした。 
忍び込む時、赤外線をさけるための特訓。これがまるでバレーを踊っているかのようで、色っぽかったです。 

最後の大仕事、マレーシアの超高層ビルでの盗みのシーン。 
脱出する際のハプニング。墜落しそうになりながら必死に逃げるジンとマック。 
さて、2人は無事に逃げ切ることができるのでしょうか・・・。 

派手なアクション映画、ではありませんが・・・ちょっとお洒落かも。 
お勧めです。ぜひ一度ご覧になってくださいませ。 


普通の外交 2000年10月9日(月)


日本という国は、こと国際外交に関しては音痴で、アジアの国々(とくにお隣あたり)に対しては謝罪外交を繰り返してきました。 
もちろん誠意を持ってあたれば相手に通じる・・・と信じてのことでしょう。 
ところがこの態度は、国際政治の舞台では必ずしも通じるモノではなく(むしろ通じないのがあたり前かも)、かえって相手に 
付け入る隙を与えかねません。事実今まではそうでした。 

歴史の教科書問題で他国から批判されればそれを受け入れ、その結果、自国の青少年を育てるために重要 
な教育道具を作るのにも、わざわざ他国にお伺いをたてなければできないようになってしまいました。 
(この事に関しては、ここ数年で正されようとしています) 

竹島や尖閣列島問題などの領土問題でも、相手の善意を信じてか、きちんと領有権を主張してこなかったために 
問題化してきています。 

とくに中国への対応の仕方は注意する必要がありました。こちらが引けば引くほど、そこに付け込んでくる国です。 
ただ以前から、元外交官の岡崎久彦氏や、評論家の長谷川慶太郎氏が指摘されているように、自分が損になるような 
マネはしない国のようです。そのような態度をとれば手痛い目に合うことが分かれば・・・。 

江沢民氏が来日した際、さんざん日本の悪口を言って帰ったくらいから、日本人の中国に対するイメージがすごく悪くなりました。 
ODAなどの各種対中援助に関してもこの財政難のおり、見直しを求める声があがってきています。 
(なんせ、軍備拡張に使ったり、他国への援助をしてみたりしているのですから) 
日本政府がいくらペコペコしても、日本の世論を敵に回すと損。自由の国というのはそういうモノであることが、やっと分かってきた 
様子。日本から援助金を引き出すために、今までの態度を改めつつあります。 

とはいうものの、ちょっと態度を改めたからといって、また湯水のように援助を続けていいハズはありません。 
せっかく税金から出すのです。日本の繁栄の、そして他国の幸せにつながるような、生きた使い方をしなくてはいけないと思います。 
そして中国にも、そういう使い方を求めていくのは当然のこと。やりっぱなしは無責任でしょう。 

いろいろ正常に戻りつつあるようですが・・・まだまだかも。 


よこはま 2000年10月11日(水)


この日は休暇をとって、友人と横浜を探索してきました。 

メインの目的地は中華街。ちょっと変わった飲茶のお店に足を運びました。 
行く道すがら、関帝廟(三国志の関羽が祭られています)にちょっとお参り。 
作法が分からなかったのですが、一応。(いろいろなお祈りができます) 
地元の人もお参りにきていたので、合掌、拝礼しているのをみることができました。 
日本人がああいう風に一生懸命お祈りしている姿って、あまりみかけないので新鮮な感じを受けましたね。 

飲茶のお店は家庭的な雰囲気のお店(青海星)。セットメニューで1500円。割とリーズナブルだったかも。 
パンプキン包子とか梅しそ包子とか、ちょっと変わったメニューを楽しむことができます。 
味つけは全体的にあっさり目なのが私好みでした。 

あとは紅茶専門店(SAND GLASS)へ。ここでは100種類以上のメニューを楽しむことができます。 
ケーキやスコーンとのセットは1100円で、飲み物のメニューの中から好きな物(一部をのぞく)を選べました。 
これもなかなか嬉しい限り。いちおうコーヒーもメニューには含まれていました。 

あとは山下公園とか街をあちこち散策。東京とはまた違った、お洒落な雰囲気を楽しめました。 
平日にもかかわらず、観光客、修学旅行生、遠足の小学生などなどで賑わってましたね。 
こういうところで普段から生活していると、感性も磨かれてくるのかな。 

ハマの難点といえば・・・坂が多いことでしょうか。生活するには、せめてスクーターなんかが必要かも。 
以上、久方ぶりにのんびり過ごした一日でした。(^-^) 


国民栄誉賞 2000年10月12日(木)


ここ数日、賞づくしって感じですよねぇ。白川博士のノーベル化学賞受賞と、高橋尚子選手の国民栄誉賞。 
(ノーベル賞の受賞に関しては、もう少し勉強したら、内容についてコメントしてみたいと思います) 

国民栄誉賞に関しては、まずは田村亮子選手と、そして高橋選手の二人がもらえるかもしれないなぁ、 
とは予想はしていたのですが・・・。結果は一人だけ。 
うーん、ちょっと疑問。 

国民栄誉賞の授与基準というものは、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった」 
とのことのようです。今回のオリンピックでインパクトとしては、柔ちゃんの方があったような・・・。 
銀メダルをきちんと獲得していたにもかかわらず、ずっと金メダルを期待されつづけ、そして今回、めでたく勝利。 
重圧とかもものすごかったのではとも思いますし(本人はリラックスしているようにみえましたが・・・)。 
やはりトップバッターで「金」を獲得し、日本選手陣を勢いづかせた功績は大きいのではないでしょうか。 

まぁ、高橋選手がどうこう、ということではなくって、田村選手にも資格十分なのになぁと。 
(授与されれば漫画と同じになるし(^-^)) 

ただお二人とも、まだまだやる気満々のようで、ひょっとすると高橋選手は国民栄誉賞を辞退するかもしれない 
というような話もチラホラ聞こえてきます。まだ自分は発展途上だからと。 

若い二人に授与されれば、この賞の方に「箔」がつくかもしれませんねぇ。 
2人とも、もっともっと頑張っていって欲しいものです。 


ノーベル平和賞 2000年10月14日(土)


ほんとに話題は「賞」一色かも。 
お隣り韓国の金大中大統領が、ノーベル平和賞を受賞することになったとか。 
韓国人としては初めてのとのこと。これ自体はおめでたいことです。 

受賞の理由は 
●韓国および東アジアの民主主義と人権の発展への努力 
 (とくに北朝鮮との和平と和解) 
●日本との和解 
なんだそうで・・・。これを聞いて、「うーむ」と思ったのは私だけではないかも。 

たしかに、北朝鮮の金正日氏とのツーショットが世界に与えたインパクトは、大きかったですね。 
内容的には大した収穫はなかったように記憶していますが、ひとつのターンニングポイントではありますよね。 

日本との和解・・・つい最近まで、日本の文化の受け入れを拒絶し続けてきた韓国政府。 
(実際には大分前から、韓国の若者たちに日本の文化が受け入れられていたにもかかわらず) 
いろいろと日本人としては不満もありますが・・・評価されるのは、ようやっと受け入れを表明した韓国側。 
やはり、世界的には韓国の主張の方が認められているのでしょうか。 
(日本人および日本政府は、国際舞台では声が小さいし) 

金大中氏といえば、有名なのは昭和48年の拉致事件です。金大中氏がまだ現役の政界人であるせいもあって、 
いまだ真相はヤブの中のようですが・・・これも日本で起きた事件。当時は事件により日韓関係が非常に 
悪くなったとか。これも日韓のわだかまりの一つとなっていたでしょう。 
これを機会に、真相があきらかにされていくとよいですねぇ。 

いろいろとイチャモンをつける形になってしまいましたが、金大中大統領にとってはこれからが正念場でしょう。 
北朝鮮との和解は一歩を踏み出したばかり。また、いつ元に戻ってしまうやもしれません。 
そしてかえって「ノーベル平和賞」受賞が足かせとなってしまことも考えられます。 
(この状況を相手側は、最大限に活用しようとしてくるでしょうしね) 

日本としては、その巻き添えを食わないように、きっちり対応していく必要があるでしょう。 
とにかく、北朝鮮の民主化と人権回復。一日もはやい実現を願いますねぇ。 
(軟着陸させられるようにもっていけるか、金大中氏の腕のみせどころです) 


オフの出来事 2000年10月15日(日)


まだ日本シリーズは残っているものの、今年のプロ野球のペナントレースは終了しましたね。 
これからオフシーズンに突入、ということで、プレイ以外の話題がいろいろととりざたされるようになります。 

数日前、2つの出来事が新聞をにぎわせました。 

「オリックスのイチロー選手が大リーグに移籍」 
まだフリーエージェントの資格をもたないイチロー選手。なんでも日米の野球界で話し合われて作られた、 
入札制度というものを利用するとのこと。これでは一番高い金額をオリックス球団に提示した大リーグ球団が 
イチローくんを獲得することができるようです。選手の方には選択権はなく、また年棒は別個に交渉しないと 
いけなくなります。 
かなりのお金が動きそうなこの制度を活用したイチローくん。気持ちはなんとなく分かるような・・・ 
日本のプロ野球に入る前から、大リーグが目標であったろう彼。 
ただ日本のスーパースター。球団も簡単にオッケーは言ってくれないでしょうし、チームにとっては大打撃でしょう。 
ですがピッチャーと違い、野手初挑戦になるイチローくんとしては、元気なうちに一年でも早く渡米したいのは当然かも。 
そういう中で、球団にも恩返しができる方法をとったのでしょうか。 
入札はこれからですが、いい結果になることを願いますねぇ。 

「松坂大輔投手、無期限の野球活動停止処分へ」 
野球とCMとオリンピックと、今年は大活躍だった松坂くん。無事に今シーズンを終えたと思ったのですが・・・ 
何でも免停中に運転し駐車違反、クルマをレッカー移動されてしまって警察に出頭するさい、広報担当(?)の 
元オリンピック銅メダリストの黒岩氏が身代わりで出頭し、それがばれた結果の球団からの処分でした。 
松坂投手は間違いなく、日本のプロ野球をしょって立つ人材です。あえてこのような厳しい処分になったのは、 
社会への影響(とくに子供たちへの)と、彼自身のために球団が与えた愛のムチというところでしょうか。 
これによりボールを握ることも当分できなくなったわけですが・・・(筋力トレーニングとかは可能なのでしょうか) 
この処分に対し、いろいろと批判的な声もあがってますが、おそらく彼のためになるのではないでしょうか。 
これを機会に自分をきっちり見つめなおし、一皮むけた松坂大輔をみたいものですねぇ。 

久しぶりにプロ野球の話題をしてみました。 


教科書検定 2000年10月16日(月)


このテーマでは何回か書いてきていると思います。 

今、中国の首相が来日していますけど、教科書問題にかんしてはこちらの国から、いろいろとケチをつけられてきましたね。 
ここ最近もそういう話が聞こえてきます。 

なんでも、新学習指導要領にあわせて検定中の、中学の新しい歴史の教科書について、「旧日本軍による残虐行為」の 
記述を減らさないように、日本政府および与党議員に要求してきていたとのこと。 
それと時期を同じくして、教科書検定委員が特定の教科書を不合格にするように働きかけていたとかいなかったとか・・・。 

教科書というのは青少年を育成するための大切な道具です。子供達にはきちんとしたモノを与えるのが大人たちの義務です。 
そして、とくに自国の歴史教育に関しては、両親(この場合でしたら自分の生まれた国)がきちんと施すのが務めです。 
自国の歴史に誇りをもてない人間が、国際舞台で活躍できるような立派な人材になることは難しいでしょう。 

まぁこれは内政干渉でしょうねぇ。同じことを中国がされれば黙っていないでしょう。 
ただどうしてこんなことを何度も繰り返すのかといえば・・・日本側にハイハイと従う勢力が存在するからでしょうね。 
今回の件を日本政府は公表していない様子。おそらく日中関係への悪影響を懸念してのことでしょうけど・・・。 
中国政府は自国の不利益になることはしない国です。そういうことをすれば相手に不快感を持たせることがきちんとわかれば、 
そのような事はやめるでしょう。 

国際舞台では、相手の善意のみを当てにして行動することが得策とはいえません。 
自分たちが損をしないように手を打っておくことも大切でしょう。これは決して悪いことではありません。 
日本が繁栄することが同時に他の国の幸せにつながるような、こういういい関係を築いていければよいですよねぇ。 


選ぶ自由  2000年10月17日(火)


昨日に引き続き、教育問題について。 

教育というのはいうまでもなく、子供たちのために行われるモノです。 
ただ、最近表面化してきたのが、日教組を中心とした勤務時間内の組合活動。 
本来なら生徒たちに授業をしていなければいけない時間に、組合活動をしていたわけですね。 
この時間に対し支給された給料の返還を、教育委員会が求めている地域もあるようですが・・・ 
教師側が断固として拒否、訴訟へと進展しているようです。 

こういう話を聞くと、う〜ん、って思ってしまいます。 
子供達の教育をほったらかしにして、政治活動に明け暮れているわけですから・・・(しかも税金から給料をもらって) 
民間企業なら「クビ」、私立の学校でもおそらく同じでしょう。 
教育者としてプロ意識に欠けていると感じるのは私だけでしょうか。 

教師が政治活動をすることは、まぁ個人の自由かもしれません。 
ただ問題なのは、子供と両親の側に、そういう教師を選ばない自由、選択権がないことでしょう。 
ですから子供を守りたい親御さんは、高いお金を払って私立の学校へ子供を通わせることになるわけですね。 
(なんでも、内情をよくご存知の公立学校の先生方も、自分の子弟は私立に通わせる傾向があるとか・・・) 

もちろん公立の学校にも、意欲に燃えた先生がたくさんおられることと思います。 
ですが、そういう先生方が大活躍できる状況ではないようです。 

教育改革が叫ばれていますが、キーワードは「自由」かもしれません。 
子供や親は、学校や教師を選ぶ自由を。そして教師の側は、生徒を選ぶ自由を。 
これについて、上智大学の渡部昇一先生が、教師いうことに従わない生徒を破門する自由と述べられていました。 
他人からおしつけられ、がんじがらめになって逃げ場がないために、いじめの問題も深刻化しているのかも。 

自己責任と自助努力。これが21世紀の社会には重要視されてくるでしょうねぇ。 


首都圏第3空港 2000年10月18日(水)


21世紀に世界の中心地になるには、ハブ空港が必要であることは以前から指摘されています。 
アジアでも韓国やシンガポールなどで、ぞくぞく便利な場所に大型空港が建設されて、 
そちらの方がどんどん活用されるようになるでしょう。 

日本では成田空港がその役割を担うハズだったのですが・・・ご存知のように建設反対派住民の活動により、 
未だに完成しておらず、いまや日本の「空」は交通ラッシュ状態のようです。 
もともと不便な場所に建設されてしまった成田空港。便利な場所へ、ハブ空港の建設を求める声がここのところ 
高まってきています。 
その条件に一番合うのは羽田空港です。羽田沖に拡張して何本も滑走路を持つハブ空港を建設しようという案が 
出てきています。 

このほど、国内の航空会社が加盟する定期航空協会は、「羽田の再拡張」の検討を求めて、運輸省航空局に 
要望書を提出したとのこと。首都圏第3空港としての設置を期待してですね。 
方法としては、技術革新のおかげで埋め立てとかではなくて、沖縄米軍基地移設問題のときにも話題になった、 
メガフロート方式などが導入される可能性があります。 

今のところ成田空港のことを慮ってか、国内線の処理能力を高めるのが目的のようですが・・・ 
東京へのアクセスの良さを考えると、ここにハブ空港を作って欲しいですねぇ。 
(まぁ、九州などに建設した場合でも、シャトル便を飛ばすなどして東京に移動しやすく出来ればいいのですけど) 

いろいろなところと調整をし、シュミレーションなども重ねる必要があるようですが、 
一日も早く、日本にもハブ空港が設置されることを期待しますねぇ。 


導電性ポリマー 2000年10月19日(木)


ノーベル化学賞を日本人の白川英樹博士が受賞しましたね。 

受賞対象の研究は導電性ポリマー。まぁ、電気を通すプラスチックのことですね。 
本来金属と違って電気を通さない性質のプラスチックは、絶縁体としても多用されていますが、 
このプラスチックにある種の不純物を添加すると、電気が流れるようになるとのこと。 

実験に使用されたプラスチックは「ポリアセチレン」。これに電子を奪う性質のあるヨウ素を加えると、 
炭素としっかり結びついていた電子がヨウ素に一つ引き抜かれます。このとき出来た空席を埋めるように 
隣の電子が移動。この反応が次々と起こり、電気が流れることになります。 

白川博士らが開発した「ポリアセチレン」は、酸化しやすく不安定なことが欠点のようですが、 
その後、あちこちで研究開発が進み、現在ではコンデンサーやカーオーディオの表示画面、 
携帯電話の小型蓄電池(メモリーバックアップ用)などに利用されているとのことです。 
重金属に替わる電極材料として、環境に優しいという点でも注目されています。 

研究のきっかけは、ある研究生の「とある失敗」との話。 
なんでも、アセチレンの重化学反応を一度体験したい、とこの研究生が希望。 
白川博士が詳しく手順などを指導したにも関らず、実験が上手くいかなかったため 
原因を追求したところ、触媒の濃度が高かったことが判明。 
これが、ノーべル賞受賞の研究へと方向転換するきっかけだったようです。 

これに関して、白川博士がとても参考になるコメントをされていました。 
「失敗したから終わりではなく、理由があるハズだからそれを明らかにする。それは直接の目的ではないが、 
科学者としての責任でもある。自分の目的と合わないからと捨ててしまったら、それは料理のおいしいところを 
捨てるのと同じ」と。 

すぐ結果を求めたがる現代人。そしてすぐに物事をあきらめてしまいがちな若者達。 
確かに高度情報化社会。スピードが要求される場面も多いでしょう。 
ですが適材適所、白川博士のような才能も大切にされるような、そういう余裕のある社会になっていくといいですねぇ。 


国交樹立 2000年10月21日(土)


イギリスとドイツが、あいついで北朝鮮との国交樹立方針を表明しましたね。 
ソウルでの、アジア欧州会議(ASEM)開会にあわせての出来事でしたが、 
日本政府としてはまったく情報が入っていなかった様子。 
森首相も大慌てで、独のシュレーダー首相と会談するなど対応に追われたとのことです。 
外務省、何をやってたのかなぁ。 

まぁ、基本的には歓迎すべきことなのでしょうけど、拉致問題その他、北朝鮮との懸案事項が 
山積みの日本としては、また浮きまくりというか取り残された感がありますよねぇ。 

こういう出来事がある度に、日本って友人が少ないんだなぁ・・・と思ってしまいます。 
なめられてるというか、重要視されていないというか・・・。 

たとえば要人同士の個人的な親交がないのでしょうねぇ。 
外務省のキャリアなどは、入省してから海外留学するするようですが、あくまでもお客さんなのでしょう。 
そこで将来役にたつ人脈、友人を作ってこれないのでしょうねぇ。 

またこういう情報は、財界人との付き合いが多いと、いろいろ入ってきやすいとか。 
大金持ちをあまり重要視しないお国柄が、こういうところにも悪影響を及ぼしているような。 

なんかまたしても、北朝鮮への援助などへの海外の圧力が強まりそうですねぇ。 
日本政府はきちんと対応していけるのか・・・していって欲しいです。 


選挙の公約 2000年10月22日(日)


衆議院も参議院も、今日は補欠選挙があった様子。 
それぞれ結果も判明したよう。有権者が政党政治にちょっと嫌気がさしているのでしょうか、 
無党派候補が強かったようです。 

まぁでも、政党政治がそのものが悪いかといえばそうではないと思いますね。 
議員それぞれ全員が、異なる主義主張を持っていたのでは、選挙の時には投票するのに困るでしょうし、 
議会を運営していくにあたっては、意見をまとめるために膨大な時間を費やすことになりかねません。 

無党派候補に人気が集まったのは、自民党や民主党といった政党が、有権者の期待に応えていないからでしょう。 
そこら辺は十分に反省して欲しいものです。 

ただ、無党派層の候補者の公約を見ていると、「福祉」政策重視の場合が目につきますね。 
もちろん、福祉をきちんとすることは大切ですが、それには先立つモノが必要になります。 
耳に心地よい政策を掲げるばかりでなく、それが実行可能かどうか、それも有権者は判断していかないといけませんよね。 

社会が豊かになるような政策を掲げてくる人物の方が、頼もしく感じるのは私だけでしょうか。 
懐があたたかくなれば、福祉や文化事業に回るお金も必然的に増えるというもの。 
やはり基本は、自助努力の精神を持つ人々が、正当な評価や報酬を受けられる社会にしていくことでしょう。 
そして(政府ではなく)その成功者たちが、自ら進んで社会のためにお金を使うことが容易にできるような仕組みに、 
日本の社会も変わっていくといいなぁと思います。 


私人の訪日 2000年10月23日(月)


台湾で総統が交代してしばらくがたちますね。 
前総統・李登輝さんは政界からしりぞいて、法的にはすでに一市民となっています。 
李登輝さんは日本とは大変縁の深い方で、京都大学で学ばれていたこともあり、政治家として活躍されていた当時から、 
親日家としても知られていました。 

現役のころから、日本に来ることを切望しておられましたが、日本の立場を慮ってか無理強いしてくることはありませんでした。 
このほど、長野で開かれるアジア・オープンフォーラムのため、訪日するにあたってビザ申請をする予定、と少し前に発表されました。 
このような形で公表したからには、某国等から多少の圧力がかかっても跳ね返す覚悟があるのかな、と思っていたのですが・・・。 

どうやら、この発表が裏目に出た様子。李登輝氏の早期の訪日自体が難しくなってしまったようです。 
なぜ、フォーラム側は煮詰まらないうちに発表したのか・・・その真意が疑われますね。 
(なんでも某国側は、いかなる目的の李登輝氏の訪日も認めない、方針のようです) 

李登輝さんは、同じくアメリカ合衆国とも縁の深い方です。コーネル大学だったか農業経営を学ばれ、学位を取っていると聞いた記憶 
があります。 
同じような立場のアメリカでは、すでに同窓会に出席する目的での訪米を実現させています。 
なんせ一市民の旅行なのですから、ビザの申請と入国を、拒む理由がないというわけです。 
(某国からは当然圧力がかかったでしょうが、議会を怒らせるようなマネは出来なかったようです) 

「日本人よりもよっぽど日本人らしい」・・・そのようにも評される李登輝氏。 
日本にとって大切な友人である方の来日が、一日も早く実現することを願いますねぇ。 


オタオタしないで 2000年10月24日(火)


北朝鮮をめぐる国際外交が活発におこなわれていますね。 
今度は、アメリカのオルブライト国務長官と、金正日総書記が会談して、世界中の注目を集めていることでしょう。 

この動きを、おそらくきちんと把握していなかったのでしょう。日本政府は大分慌てている様子。 
国交樹立を打ち出した英国・ブレア首相と会談した森総理ですが、「拉致問題」でまたしても問題発言が飛び出したようです。 
拉致された日本人が、「第3国」にいたことにすればとかなんとか・・・。 

駆け引きの一環として話されたことかもしれませんが、それがこのように簡単にリークされてしまうのは何事でしょう。 
それとも、特別な考えも対応策もなしに無用心に話してしまって、当然のように漏れてしまったのか・・・。 
このことが「拉致問題」に対して、足かせにならなければよいのですが。 

一応、現在の日本政府がそのように考えているわけではないと釈明していますが、森総理の場合、舌の根の乾かぬ内に 
また「失言」してしまうかもしれないし。(根が正直なのでしょうか・・・政治家向きではないのかも) 

とにかく、日本政府にはおたおたして欲しくないですねぇ。 
日本には日本の立場が当然あり、北朝鮮との間には解決しなくてはならない問題が山積みなのですから。 
北朝鮮が他の国と国交を結んでいくのなら、その状況を逆に利用することも可能なハズ。 
ただ光も見えてきたのかもしれません。北朝鮮側にはそういう意図がなくても、国交ができればあの国の中にも、 
自由主義の空気・雰囲気が伝わっていくでしょう。 
まぁ、あせってはいけない。そういうことでしょうか。 


X-メン 2000年10月25日(水)


今、話題の「X-メン」を観てきました。(^-^) 

もともとSFファンの私。アニメは少し観たことがあったのですが、コミックスの方は押さえていなかったので 
あまり予備知識はなかったのですが、予告編をたまたま目撃。それがカッコよかったので楽しみにしていました。 

「SW・エピソード1」や「マトリックス」のように、度肝を抜かれるようなことはありませんでしたが、 
本格的・正統派のSF作品で、安心してみていられた印象です。勧善懲悪って感じで。 

原作は1963年に誕生しているとのこと。それ以来30年以上続いているわけで、現在はX-メンのキャラクターも 
かなりの数に登っているよう。ただ、今回の話では初期のメンバー、プロフェッサーX、サイクロップス、ジーン・グレイ、 
ストームという顔ぶれに、ウルヴァリンとローグがからんでくるといったところ。 

今回の映画では、とにかくウルヴァリンがカッコいいです。 
彼のトレードマークはあの巨大な「カギ爪」ですが、映像では違和感なく描かれていました。 
(特殊メイクとSFXの進歩はものすごいですね) 
ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンは、オーストラリアでは人気俳優のようですが、今回がハリウッドデビューに 
なるようです。もう次回作も決まっているとか。 

あと目立ったのは、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワート。 
これまた長編の「スター・トレック」シリーズのピカード艦長が有名でしょうか。 

そして私的に目立ったのは、トード役のレイ・パーク。 
そう、エピソード1のダース・モールを演った俳優さんです。 
(しかし、やっぱりダース・モールの声は吹き替えだったのですねぇ・・・声が高いなぁ) 

うーん、あの終わり方は・・・続編が作られそうなかんじ。 
SFファンにはお勧めの1本です。ぜひ、映画館で目撃してくださいませ。(^▽^) 


薬膳料理 2000年10月27日(金)


昨日、韓国の家庭料理&薬膳料理を食べに、神楽坂に足を運びました。 

神楽坂を登りきったあたりの横道を入って、一見普通のお宅。 
隠れ家的な韓国料理のお店が「松の実」です。 
このお店はかなりの人気店らしく、大分前から計画して予約を取りました。 
(ホント、週末なんかは要予約でしょうね、席数も限られているし) 

きちんと韓国料理を食べたことがなかったので、コース料理(5000円)を頼みました。 

_____________________________________ 

●松の実粥 
●雑菜 
●キムチ、水キムチ 
●チヂミ 
●煎(魚や野菜の揚げ物) 
●ムクサラダ 
●参鶏湯 
●九節板 
●デザート(トウモロコシ茶、季節の果物) 

最初の「松の実粥」は、お酒を飲む前に少し入れると、胃粘膜を保護してくれるようです。 
なんか初めて食べる味。でもなかなか美味だったかも。 

変わっていたのは「水キムチ」。スープみたいな感覚でいただきます。 
ちょっと酸っぱ目なのがポイントでしょうか。 

チヂミ・・・醤油ベースのタレをちょこっとつけて食べると、グーです。 

鶏肉を豪快にいれて、1時間くらい煮込んだ雑炊が「参鶏湯」。 
骨まで食べられちゃいます。 

韓国版タコスといった印象の「九節板」。 
8種類の具を小麦粉で練った皮でしょうか、これに包んで食べます。 

トウモロコシ茶もいけましたね。お湯のみがなかなかお洒落でした。 
(二重になっているので、持っても熱くないのでした) 

_______________________________________ 

チヂミがあんなに美味しいものだとは知りませんでしたねぇ。 
今度はチヂミのお店(あるのでしょうか?)に行ってみたいです。 

以上、美味しい物報告でした。(^▽^) 


太陽の法 2000年10月28日(土)


今日は久しぶりに、日本のアニメーション映画を観てきました。(^-^) 
『太陽の法』という映画です。 
原作は同名の書籍「太陽の法」で、ベストセラーランキングで名前がでているのを、ご覧になった方もいらっしゃるかも。 

内容としては、地球人類の創生から始まって、宇宙や宇宙人の話、地球人類の歴史(古代ムー帝国やアトランティス帝国など) 
の話。そしてゴータマ・シッダールタ(釈迦)が国を出家して悟りをひらくまで・・・と、壮大なスケールの歴史絵巻って感じでしょうか。 

欧米諸国などでしたらキリスト教、アジア諸国でしたら仏教を中心とした教育を子供のころから施されていますが、 
日本では戦後そういう習慣がなくなってしまったので、とっつきにくいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 
アニメならではの表現方法で解りやすく作られているのではないでしょうか。 
「これをSFXで実写で撮ったら、天文学的数字のお金が必要になる」と、とある出版社の方が感想を述られていたようですが、 
そのとおりかも。(^_^;)  

アニメファン、古代史ファン、SFファン、そして宗教や哲学に興味のある方にはお勧めです。 
映画のキーポイントとして、「心」のあり方、そして人々が「愛」しあうことの大切さが取り上げられています。 
心に潤いがなくなったなぁ・・・そのようにお感じの方はぜひ、映画館へ足を運んでみてくださいませ。 


抜き打ち検査 2000年10月29日(日)


久しぶりに、石原都知事の話題を。(^-^) 

またまた新しい動きを見せている石原都知事。 
今度は不正軽油撲滅キャンペーンと銘打って、マスコミに登場しまくっています。 

就任直後から大気汚染のもととなる粒子状物質や窒素酸化物などを規制しようと、発生源である 
ディーゼル車の取り締まりなど、いろいろやってきていますよね。 
(テレビに出演して、真っ黒な煤入りのペットボトルを振る姿を目撃された方も多いのでは) 

今度は、これもまた大気汚染を加速させる、不正軽油を取り締まり始めたとのこと。 
これは大気を汚すだけではなく、「脱税」という犯罪行為でもあります。 
脱税目的で軽油に重油を混ぜて、その分、お金を浮かせようというわけです。 
これはかなり組織的に行われている様子。大企業や暴力団もからんでいるようです。 
東京都独自に調査を進めて、どんどん罰則を適用していく腹づもりとのこと。 
(路上での抜き打ち検査なども実施されていますね) 

「国がやらないから、こちらがやるんだ!」 
石原節、炸裂といった感じでしょうか。 
もちろん、まずは国に働きかけたようですが、なかなか行動にでない大蔵省をはじめとする中央官庁に 
業を煮やしたようです。もちろん、森総理大臣にも話されているようですが、例のごとく・・・。 
(税制を替えるだけで、この動きを止められるらしい) 

裁判に訴えられて、負けることも覚悟の上とのこと。 
まぁ、仕方ない面もありますよね。司法は現在の法律に従って判決をくださなくてはなりませんから。 
ただその場合、「手をこまねいて、やるべき事を何もやらなかった」という罪で、政府を告発するつもりだとも 
宣言されていました。 

現在の制度のままでもやれることはある。やらないだけである。 
そのように証明された石原都知事。この影響はいい方向にきっと出てくることでしょう。 
日本が大きく動き出している。そのように感じるのは私だけでしょうか。 


レジテマシィー 2000年10月30日(月)


ちょっと気になる記事を目にしました。中国がいつまでも日本に対して抗議をしつづける理由についての分析です。 

何かにつけて、「日本は反省していない」とか「日本人は残虐行為を行った」とか・・・ 
いろいろと文句をつけてくる中国。何でなんだろうかと疑問に思っていました。 

これについて、「中国共産党は日本軍への抗議を主導したことを統治の正当性(レジテマシィー)の支えとし、 
そのために日本軍の残虐な行為などに関する記憶を国家が管理するメディアの頻繁な報道で、いつまでも 
生き生きさせておこうとする」というような、欧米記者の解説記事が全世界にながれたとのこと。 

なるほどなぁ、と納得しました。 
前々から耳にしていたことですが、中国何千年の歴史とはいいますが、その内容を見ればさまざまな民族の攻防の歴史 
であり、一つの文化や文明が連綿と続いてきたわけではありません。そして、王朝が交代する時には前の文化を破壊しようと 
する傾向があるとか・・・。(こういうところは日本人より、よっぽど乱暴なように感じてしまいます) 

その結果、各王朝の指導者たちは、自分達の正当性を中国人民に知らしめるために、権威付けを外部に求めるようです。 
最近の例だと、江沢民氏がアメリカ大統領の訪中の時に鼻高々だったことでしょうか。しかも日本を無視して帰国するように 
働きかけてもいたようですし。 

日本としては、こういう相手だということをきちんと認識してかからないといけないのでしょうけど・・・ 
困ったことに、日本国内に中国の動きに連動する輩がいます。 
そして記事を書いた記者が指摘していたのですが、いくら反日的な態度を中国政府がとっても、 
いくらでも政府は資金援助をし、日本人観光客は中国を訪れ、日本企業は中国に投資を続ける・・・ 
この反日政策は大成功である。と。 

中国は利にさといお国柄。(まぁ、これが当たり前なのでしょう) 自分達にとって「損」になると分かればこんなことはやめるでしょう。 
人が良いばかりでは、相手のためにもならないことは多くあります。 
もっともっと、日本人一人一人が、考えて行動していく必要があるのではないでしょうか。 


才能流出 2000年10月31日(火)


日本では「仲間内の評価」が重要視されてきましたよねぇ。 
たとえば会社などの組織で出世するためには、「業績」とか「市場の判断」といった物差しよりも、この「評価」が 
いいか悪いかがポイントとなる傾向があります。 
ここ数年来の社会の急激な変化により、大分ましになってきたとは思いますが、長年培われてきた日本の風土は 
簡単には変わらないようです。 
(よく分かる例が、最近ノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士でしょうか) 

この影響は海外への才能流出という形で現れています。 
とくに才能豊かな若者や女性たちは、海外に活躍の場を求めて出て行く傾向があるようです。 
これでまた日本に戻ってきてくれれば問題はないのですが・・・。 

また近頃話題の「IT革命」においては、技術者の養成が急務ですが、日本では理数系ばなれと言われていて 
心もとない限り。この場合、インドなど海外から優秀な人材を呼んで仕事をしてもらうのも一つの手ですよねぇ。 
(明治の頃の日本は、きっちり、高給でヨーロッパから人材を招いていたのですけどね) 
インドの若者に将来の夢を聞くと、「IT技術者」と答える割合がかなり高いのだとか。 
実際、アメリカなどで大活躍している技術者には、インド系の人が多い様子。 
もともと多様性のある社会に暮らしている彼らには、外国であろうが活躍の場を求めることに躊躇はないようです。 
まぁ今やITを駆使すれば、インドにいながらでも世界中からの仕事を受けることも可能ですしね。 
この点でも日本はかなり遅れをとっていますね。技術面の問題ばかりではなく、「人」の問題が大きいのかも。 

なんでもかんでも外国のものが素晴らしいわけではありませんが、これからますますボーダレスになっていくでしょう。 
こういう世界の常識は早く取り入れた方が得かもしれません。日本人が失業するとかいろいろ意見もあるでしょうけど、 
長い目で見ればきっと日本のため、そして日本人のためになると思いますしね。(^-^) 



【本日のひとこと目次へ】

【目次へ】