情報は向こうから飛び込んでくる 5月1日(月)


昨日の続きを。 

日下さんは、これからのビジネスチャンスは、「高齢者」のニーズを掘り起こすことができるか。 
そのように機会があるごとに述べられています。 
この『やりたいことを始めなさい』においても同様です。 

高齢者に「あなたが欲しいサービスは何か」とアンケートを取ると、「対個人サービス」という回答が多いとのこと。 
たとえば今後、個人的に音楽家を呼んでミニコンサートを開くとか・・・、 
モノではなくって、そのようなサービスを買う人が増えてくるとのこと。 

日本は少子高齢化において、世界の最先端を行く国になるであろう。 
そのようにも予測されています。 
日本でうけるものは自然と世界でもうけるようになる。そのようにご指摘です。 
世の中には親孝行、女房孝行したい人が山ほどいるはずだから、 
そういうところにも、ビジネスチャンスが見つかりそうです。 

そういえば、日本の資産の多くを握っているのは高齢者で、しかもそのお金は活用されずに眠っているようですし。 
もし、そういう方々のニーズを拾うとができたなら・・・新たなビジネスチャンスはあちこちに転がっていそうです。 

ただのんびりと構えていてはいけないのでしょうね。 
アンテナを張って、チャンスが来たらすかさず飛びつかねばダメなのかも。 
幸運の女神は前髪しかないとか。通り過ぎたあとにつかまえるのは至難の技とのこと。 

まず情報を得たいと思うこと。そうして備えている人のところに、情報は集まるのかも。 
後をどうするか。それは自分次第でしょうか。 


ベルナール・ビュッフェ追悼展 5月2日(火)


銀座プランタンに、ベルナール・ビュッフェ追悼展を観にいきました。 
日本にも多くのファンを持つ画家、ビュッフェ。名前を知っている方もおられるかと思います。 

去年の終わりごろ、いきなりの彼の訃報・・・。まだ記憶に新しいです。 
19歳くらいで画壇にデビューしてから、なくなられた時は70代だったのでしょうか、 
ひたすら作品を生み出しつづけたビュッフェ。その作品数は膨大なものです。 

三島にベルナール・ビュッフェのコレクションされた美術館があるのですが、 
ここにもものすごい数の作品が展示されていて、驚いた記憶があります。 
(コレクションされた某企業の会長さんでしたか・・・頭がさがります) 

銀座プランタンでは定期的に、彼の個展が開催されていたのですねぇ。 
その縁で今回の追悼展も開かれたのでしょう。 
ここでも、かなりの数の作品が展示されていました。 
三島ではじめてビュッフェの絵を目撃した時、ものすごい痛々しい感じを受け、 
神経を逆撫でされたような落ち着かない気持ちにさせられたものでしたが・・・ 
今回はかなり落ち着いて鑑賞することができました。晩年の作品が多かったせいでしょうか? 

会場に流れていたビデオを見たのですが、ものすごい大胆な描き方をする方です。 
大胆にキャンバスに木炭でデッサンを起こし、一度消してしまってからさらに描き進める・・・。 
あの描き方から、あの独特の力強い線が生み出されていたのですねぇ。 

画家・・・生前から世間に認められて活躍できる方は少ないと思います。 
(そして名前が残るとなるとさらに・・・) 
そんな数少ない中の一人、ベルナール・ビュッフェ。 

追悼展は、明日5月3日まで プランタン銀座6F、エスパース・プランタンにて開催されています。 
(入場無料です(^-^)) 


ショッピング&プレゼント 5月3日(水)


最近、いろいろなお店がオープンしている東京・町田。 
お休みだった今日。めずらしくお買い物に出かけました。 
(よい天気だったし(^-^)) 

5月に入ると、あっという間に「母の日」がやってきます。 
いつもギリギリになってから慌ててプレゼントを準備するハメになるので、 
今年は早く手を打っておこうかな・・・と。 

プレゼントを選ぶのって、楽しいですよねぇ。 
相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、いろいろ考える時間が。 
私がプレゼントを選ぶコンセプトは、「自分じゃなかなか買わないけど、もらうと嬉しいかなぁ」 
そう思うものです。(^.^) 
私の母の場合、「花なんか、いらない!」とか身もふたも無いことを言うので、ちょっと難しいのですが、 
今年は琥珀付のブローチを贈ることにしました。 
メタルの細工にちょこんとぶらさがった琥珀がキュートなブローチです。 
ちょうどゴールデンウィークのセール期間中とのこと。なんとなく得した感じかも。 

その後はxxバシカメラへ。 
ここの店舗は去年あたりにオープンしたのだと思いますが、広い店内と充実した品揃えがなかなかでした。 
DVDのソフトなんかも大量に置いてあって、アニメなんかも懐かしの作品が数多くありました。 
しばらくは、この店舗にお世話になろうっと。(ポイント、ためるぞ!) 

あとは最近ニュースで見て気になっていた、100円ショップ・xイソーの新店舗へ。 
どうしてニュースでとりあげられたかと言えば、なんと5フロアーもある100円ショップだからです。 
各フロアごとに様々なものが売られていました。 
100円ショップといえどあなどるなかれ。ここの自社ブランドともいえる商品が数多く置かれており、 
アイデア商品や、とくに食器類などは充実していました。 
まだまだ探索すれば、おもしろい商品が発見できそうです。 
単なる安売りショップに飽き足らず、どんどん手を打ってくるこのチェーン店。 
まだまだ発展しそうですねぇ。パワーを感じます。(^▽^) 

今、気になっている商店街は、ちまたで話題になっている「グランベリーモール」。 
ここのアウトレット店舗群。割引とか半端じゃない様子。 
そのうち行ってみようかな、と考えていますので、その時はまたご報告するかもしれません。 
(でも、いつになるのやら) 

今日はこれまためずらしく、世間の流行を追ってみましたっ。 


公立学校を建て直す 5月4日(木)


ここ数日、立て続けに青少年による凶悪犯罪が世間をおどろかせています。 
いったい子供たちはどうなってしまったのだろう。 
そのような感想をお持ちの方が多いと思いますが・・・。 
反面、SATが的確な活動をしたりと、危機管理体制にかんしては進歩が見られるようで、 
このことは喜ばしいことですが・・・そればかり言ってもいられませんか。 

子供たちの心が病んでいる・・・やはりこれは、幼少期の家庭のしつけ、及び学校教育の失敗が原因なのでしょう。 
何が正しくて何がいけないことなのか。自助努力の大切さ。勤勉のすすめ。 
夢や理想を持つことの素晴らしさ。他人への思いやりの心・・・。やはり教わらなくては分からないと思うのです。 

戦後、結果平等を重視しすぎた結果、完全にレベルが低下した公立学校教育。 
その弊害は、いろいろな場面であきらかにされてきたのではないでしょうか。(今回のバスジャックといい) 

せっかく、国民全員に教育の機会を与えようと始められた、公教育。 
その理念は素晴らしいと思います。問題はやり方を間違えたことでしょう。 
結果平等ではなく、努力した者がその努力を正当に認められる。 
その人の能力にあった教育を受けることができる。 
そういう風に正していかないといけないのではないでしょうか。 

ところが、ここ数年以内に、さらに公教育のレベル低下が懸念されています。 
ゆとり教育の名目のもとに、2002年からは学習内容がさらに3割削減され、 
教科書がますます簡単になってしまいます。 
(たとえばπを教えなくなるとか) 
この弊害は、何十年後かに国家レベルの低下という形であらわれるでしょう。 
それを敏感に感じ取っている親御さんたちは、いい塾に入れたり、名門私立学校に入れたり、 
自分で教えたり・・・そういう風にすでに自己防衛に走っているとも聞きます。 

ここはやはり、公教育を立て直す必要があると思うのです。 
その方法のひとつとして、レベルの違う教科書を導入して、それぞれの子供のレベルに応じた 
決め細やかな教育をほどこしていくことが上げられます。 
少子化が問題視されている今だからこそ、かえってそういう体制がとりやすいのでは。 
子供達も、勉強することの楽しさを覚えることになるでしょう。 
税金でおこなわれていることです。もっともっと有効に機能させたいものですねぇ。 
(先生たちも、やりがいが出てくることでしょうし(^-^)) 


テロに対する国際常識 5月5日(金)


今回のバスジャックについて、一つだけ気になっていた点がありました。 
「機動隊の突入のタイミングはあれで良かったのか」ということです。 
こういうことに関しては、日本のマスコミの伝えることはあんまり当てにならないし。 

このことについて、元内閣安全保障室長・佐々淳行さんの意見が参考になりました。 

『ハイジャックなどの人質事件では「犯人が一人でも殺したのなら、狙撃してもよい」 
というのが国際常識である。刑法36条などを根拠に、残された人質を守るための 
正当防衛が成立するから。』 

というのが佐々氏のご意見でした。 
まぁ、要するに遅すぎた、ということでしょうか。 
犯人を射殺することが良いか悪いかの問題ではなくって、 
現時点では、後に模倣犯を出さないためのよりベターな選択ということですね。 
(もちろん、突入後の手際のよさは評価されていました) 

今回の事件は日本中、そして世界の人々が目撃したことでしょう。 
ペルーの日本大使館人質事件等に続き、日本のテロに対する対応の弱さを露呈したのかも。 
「人質にするなら日本人に限る、絶対殺されることはないから」 
そんな風なイメージを持たれてしまっているかもしれません。 

マスコミの中にも対応が遅い、と批判する向きがありますが、 
実際、人質の少女が殺害されていたら・・・、17歳の少年を射殺していたとしたら・・・。 
マスコミの批判の矛先は警察、そして政府に向けられることになったでしょうねぇ。 
人権侵害とかなんとかと。 

竹村健一さんの言葉を借りれば、「日本の常識は世界の非常識」。 
まだまだ課題の多い国です。我が日本は。 


1%のひらめき 5月6日(土)


『天才とは1%のひらめきと99%の努力のたまものである』 
というエジソンの有名な言葉がありますよねぇ。 

日本ではこの言葉の意味は、努力をすることの大切さを説いた言葉と考えられていますが、 
実はそうではなく、エジソンの意図したところは「1%のひらめきがなくては99%の努力は無駄になる」、 
というのが真意であると聞きました。1%のひらめきによって、明確なビジョンを持った上での努力でなくては 
ダメである。そういう意味です。 

まぁ、才能より努力の方が大事。どんな人間でも努力すればエジソンみたいになれる。 
そういう風に考えたい気持ち、私にもないわけではありませんけれど。 

成功するためのポイント。まず夢や理想を持つ。そしてそれを具体化するためのビジョンを明確化する。 
そして成功に向けての努力をする。そしてその努力を継続する熱意を持ちつづけることができるか・・・。 
(ビジョンを明確化する部分で「ひらめき」が必要になるわけですね) 

どうすれば「ひらめき」を得ることができるのでしょうか。まぁインスピレーションとも言いましょうか。 
普段からいろいろな勉強をすることも大事でしょう。そして心静かに考える時間、自分を省みる時間を持つこと。 
そういうことが必要になるのかもしれません。 
(偉大な科学者は、皆、そのようにされてきたのかも) 

インスピレーション・・・この世を越えた所からの、贈り物かもしれませんね。(^-^) 


99%の人間は何にだって向いている 5月7日(日)


昨日は天才のひらめきついて書いてみましたが、今日は逆に多くの人にあてはまることについて。 

上智大学の渡部昇一先生が、人間の適正についてこんなことを述べられていました。 
「99%の人間は、何にだって向いているのだ」 

何十年も大学の教壇に立ち、日本の若者たちをずっと見つめてきた渡部先生ですが、 
最近の若者は適性を重視しすぎる傾向があって、とくにこういう人たちはちょっとでも 
面白くないことがあると、すぐに適性のせいにして、向いてないことをやったからとか、 
性に合わない会社に入ったからだと言って辞めてしまう。そのようにご指摘です。 

天才的な素質をもし持っているのなら、適性などいちいち考えなくっても、 
そのうち自然とその素質が表面にでてくるだろうから、そんなに気に病む必要はない。 
考えるだけムダである。そのようにも話されています。 

まぁ、今はエゴの強い、ある意味では往生際の悪い人が増えてしまったのかもしれません。 
自分の与えられた環境を受け入れ、そのなかで最大限の努力をし、問題を解決していく。 
そうして偉業をなしとげた人物として、本田静六博士や、「坂の上の雲」の秋山兄弟などの例を 
挙げられていました。(それぞれ自分の置かれた、決して有利とは言えない状況下で、最大限の 
努力をされて、すぐれた業績を残された方々です) 

「適性は一心不乱に努力を積んでいるうちに見えてくる」 
成功する人というのは、ある意味で潔い人間なのかもしれません。 
自分自身を見直さないと、そう思いました。 


闘う地方公務員っ! 5月8日(月)


ついつい、こんなタイトルをつけてしまいましたが・・・。 
何事かと思われたかもしれませんが、今日は「機動警察パトレイバー」というアニメについて、 
書いてみたいと思いました。 
(アニメ大好き人間の私です(^-^)) 

GW中に昔録画したビデオを観ていて、改めてこの作品のすごさを認識したので、 
皆様に紹介したくなってしまいました。 

この作品は、まずOVAから始まったのでしょうか。コミック、映画、テレビアニメ・・・ 
基本設定は同じであるけれど、それぞれある意味では独自の展開をさせていたという点でも異色作品でありました。 
「ヘッドギア」というグループがこれを手がけていたのですけど・・・(伊藤和典、高田明美、ゆうきまさみ等々) 
ここら辺の名前を見て、「うる星やつら」を連想する方はなかなか通かも。(^.^) 
基本はシリアスなんですけど、ストーリーの要所要所にパンチの効いたギャグがちりばめられていましたっけ。 

物語の舞台は1999年頃。警視庁特殊車両2課パトロールレイバー中隊が主役です。 
作業用ロボット(レイバー)があちこちで活用されるようになったこの時代。それに伴ないレイバー犯罪も急増。 
これに対応するために設置された特車2課。 
レイバーおたくの泉野明、レイバー大手企業御曹司(?)篠原遊馬、NY市警からきた過激な巡査部長・香貫花クランシー。 
一見グータラ、でも食えない隊長・後藤喜一。 
もう10年くらい前の作品になるのですけど、今となってはかなり現実味を帯びてきたコンピューター犯罪や 
警察・自衛隊内部のいざこざ、バイオテクノロジーによって生み出された怪物との戦い・・・等々。 
なかなか考えさせられる作品でした。 

とくに私がお勧めなのは、劇場版の第1作です。 
技術的には第2作の方がレベルが上だと思うのですが、ストーリー展開の面白さとかを考えると、 
やはり第1作ですねぇ。(^▽^) 
この作品が後々のアニメに(日本ばかりでなく海外の作品にも)与えた影響は大きかったと思います。 

「映画館で上映するアニメを1本だけ選べ」 
そう問われたら、この作品を挙げちゃうでしょうねぇ。 
機会があったら是非一度、ご覧になってみてください。


I LOVE YOU 5月9日(火)


新手のコンピューターウイルス「I LOVE YOU」。 
欧米を中心として驚異的な感染力を見せ、問題となりましたが・・・。 
フィリピン国家捜査局(NBI)が、27歳のフィリピン人男性を逮捕し、もう一人、女性の行方を追っているとか。 
今まで、新手のウイルスが出たときに、こういう対応って聞いた覚えがなかったので、 
世の中、いろいろと進歩してきているんだなぁ。そう実感しました。 

フィリピンでは「不正アクセス規正法」というもので、ひっかけたようですね。 
(フィリピンにはコンピューターウイルスを取り締まる法律がないとのこと) 
最近のネット犯罪の発信源はアジアが多い様子。 
ある程度、きっちり枠組みの決まってしまった先進諸国よりは、いろいろやり易いってことでしょうか。 
今回の件ではフィリピン政府に感心しました。きちんと対策が進みつつあるということでしょうから。 
これが日本国内で引き起こされた事件だったとしたら・・・きちんと犯人の逮捕にまでこぎつけたでしょうか。 

ネット犯罪の難しさ・・・その場にいなくても世界中からしかけることができること。 
そして証拠隠滅を図るのが、現段階では結構たやすいことでしょうねぇ。 
今回の目的はなんだったのでしょうか。こういうことって、一部のプログラマーが例えば自分を売り込むために 
力試しみたいな意味で引き起こしたりすることとかもあるのでしょうか。 

場合によっては戦争を引き起こしたり、ある国の経済に大打撃を与えることも可能となるであろうネット犯罪。 
これに対する法的整備は早急に進めないといけないのかも。 
世界中の人がこれによって不幸になってしまうかもしれませんし。 
そしてこれは、各国で協力して取り組まなくてはいけない課題でしょう。 
(その方が効率もよいし) 
こういうことからも世界は、だんだん一つにまとまっていくのかもしれませんね。 
そろそろ地球文化圏、みたいな形がとれる時代になってきたのかも。(^-^) 


哲学を持った援助を 5月10日(水)


日本は世界各国にODAという形で援助しています。 
そのことでかなり貢献していると思うのですが、そういうことは隠すのが美徳という文化なのか、 
あまり海外で知られていないのかも。 
国民がそういう意識を持っているのは、それこそ美徳だと思うのでいいのでしょうけど、 
政治家まで同じ意識の様子。税金から巨額な援助をしているというのに、それを有効に活用するという 
発想に乏しいような気がします。 
やはり、援助をするにしても哲学が必要だと思うのです。 
やりっぱなしではいけないでしょう。援助したお金が有効に活用されているかも確かめねばいけません。 

お隣の中国にも多額の援助を出していますが・・・こちらには感謝をされることもほとんどなく、 
中国政府は言わないから、当然中国の国民はその事実をほとんどしらないのが現状のようです。 
そしてどのように使われるのか・・・本来いろいろなインフラの整備にあたれらるべきお金が、 
軍事技術開発の方に流れていると聞きます。 
その結果、周辺諸国の脅威が増しているのだとしたら・・・大変無責任な援助の仕方をしているとも言えましょう。 
(最近は、本来自国でやるべき民間会社の設立にもそのお金を使っている様子) 

ここはやはり、智慧が必要です。そして政治家がばら撒いてくるのにまかせず、 
日本人ももっと関心を持たなくてはいけないと思うのです。 
どうせ援助するなら、こちらも気持ちよく、そして相手にも感謝され、社会全体が発展し豊かになるような 
方向に持っていきたいものです。その方向にそぐわない援助はすべきではないと思います。 

困っている国はまだまだ数多くあります。もっとすべき援助はたくさんあると思います。 
そういう国には、日本人にとっては小額の援助でもかなりの事業が出来るハズ。 
ただ単に援助をするのではなく、ポリシーを持った援助をしていきたいものですねぇ。 


ピカソをとりまく子供たち 5月12日(金)


今日はお休みをとって、上野の国立西洋美術館で開催中の『ピカソ 子供の世界』展を観てきました。(^-^) 

今は修学旅行シーズンなのですね。上野には高校生、中学生がたくさんいました。 
お昼頃に行ったせいか、比較的、すいていました。 
・・・とはいうものの、平日のお昼頃にもかかわらず、それなりのヒトの入り。 
とくにピカソ、ゴッホといった有名どころの展覧会ともなれば、ものすごいですね。 

今回のテーマは、「子供」でした。 
子供をモチーフにして描かれた作品ばかりを集めた、珍しいものです。 
14、5歳の頃の石膏デッサンから、青の時代、バラ色の時代、そして晩年の作品へ・・・。 
あの超大作、「ゲルニカ」の一部の習作も飾られていました。 
(キュビズム時代の作品は、不思議とほとんどないようでした) 

今日、あらためて、ピカソという画家の才能に圧倒されました。 
同じ年に描かれた作品でも、自由自在にタッチを変えて描きまくっています。 
とにかく多作なピカソ。同じテーマ・同じ構図で何枚も描いている作品群の展示もありましたが、 
見比べていてとっても楽しかったです。 

以前、『ピカソとその愛人達』というテーマの展覧会をみたときは、 
「とんでもないプレイボーイだ、このオッサン(失礼!)」 
と正直思いましたが、今回はまた、ピカソの違った一面を垣間見れて興味深かったです。 
何人もの女性との間に、何人もの子宝に恵まれたピカソですが、 
放任主義だったわけではなく、きちんと愛情を持って子供たちに接していたようです。 
(まぁ、それぞれの子供たちと暮らした時間は短かったのですが・・・) 

ピカソにとって子供たちとは、作品を生み出すエネルギー源であり、そしてその発想力こそ、 
ピカソが生涯追い求め続けたテーマだったよう。 
父親の英才教育によって、子供のころから大人びた作品を描いてきたピカソ。 
本人いわく、「自分は若い頃にはすでにラファエロのように描けた」とのこと。 
のびやかに感性のままに描くことが、終生、彼の憧れだったのかもしれません。 

今回のお気に入りは、「ピエロに扮したパウロ」でした。(^▽^) 

展覧会は6月18日まで。なかなかいい企画だと思いました。お勧めです。 


楽しい企画を 5月13日(土)


いろいろ繰り出してくる、石原都知事。 

今度は都が出資する外郭団体のトップを、民間から公募して起用する意向のよう。 
公共の施設の管理運営、ビル賃貸を主な事業としているとのこと。 
将来的にはすべて公募で起用するようで、全国的にも珍しいようです。 

この中で、すごくいいと思ったのは美術館や体育施設の長にも、 
経営感覚にすぐれた経済人を起用するという点です。 
とくに美術館。せっかく立派な施設を建てても、お客の入りが全然で採算がとれていない。 
どのようにしたらよいか。 
自腹を切って美術品をコレクションしている人物に、経営を任せることでしょうか。 
自分が好きで絵画をコレクションしている人。本物の芸術に日々触れている人。 
こういう人なら、人々が求める素晴らしい展覧会を企画することができるでしょう。 

また、絵画類を購入する際にも値段で考えるのではなくって、その芸術品の価値で判断できます。 
現状では何千万円以上かのモノを購入する際には、議会の承認が必要になるとのこと。 
だから手続きが面倒にならないように、これ以内で収めるように購入計画が立てられがちのよう。 
こんなことでは素晴らしい美術館など、できるわけがありませんね。 
(とくに、たまたまそこに配属された公務員が担当したとしたら・・・必然的にそうなるでしょう) 

コレクションを持った財界人に、美術館を開放するのもいいかも。(^-^) 
ただ今は、下手に財産を持っているとすぐに税務署のチェックが入るでしょうから、難しいかな。 
文化的にも豊かな社会を築くために、日本が変えていかなくてはならない事、たくさんありますね。 
(税制とかからでしょうか) 


インターネット時代の論文 5月14日(日)


大学を出られた方なら、卒業論文とか書かれた経験があるのではないかと思いますが・・・。 
その際に、文末に参考文献というのをたくさん記載されたのではないでしょうか。 

一昔前ならその参考文献の多さが、そのまま勉強量を示す指標になったものです。 
ところが、インターネットが普及してきた今、そうでもなくなってきた様子。 
(特に、大学とかから普及していますしね) 
ボタン一つで関連書籍や資料を検索できるようになってしまったわけで、 
なかにはそのまま書き写して提出するような輩もいるとのこと。 
それでは全然勉強にはなっていませんね。 

参考文献の列挙の無意味化。 
そうなってくると、さらにもう一段高度なことが求められてくると、 
上智大学の渡部昇一先生が指摘されています。 
自分がその論文で言いたい事は何なのか。なにを証明したいのか。 
そういうことに焦点が当てられるようになったということですね。 

自分の頭で物事を考える。 
便利になったことで、人間にはさらに高度なことが要求されるようになってきた。 
というより、もっと高度なことに時間を費やせるようになった。 
そういうことでしょうか。(^-^) 


ネオトキオの実現化 5月15日(月)


わくわくするような話を聞きました。(^-^) 

現在、故手塚治虫氏の大型テーマパークが、川崎市京浜臨海地区に開業予定されているようですが、 
その計画と平行して、周辺に手塚作品をヒントにした研究開発型ハイテク産業を集積させる構想が 
進行中とのこと。21世紀を支える技術の開発基地にしようと。 

手塚プロが構想を描いたらしいのですが・・・なんか嬉しくなっちゃいますねぇ。(^▽^) 
私が描いているNeoTokioシリーズのような世界が、だんだん現実のモノとなりつつあるようで。 
題名はネオトキオ(東京)ですが、頭の中で思い描いているのは、東京湾一帯を利用した一大都市。 
政治・経済ばかりでなく、文化の発信地としても21世紀の中心都市となって欲しいのです。 
人々がその名前を聞いただけで憧れるような・・・そんな素敵な都市になるといいなぁ。 

具体的に挙げられているのは・・・ 
鉄腕アトムからヒントを得て、介護ロボットや「アイボ」のようなペットロボットの研究開発企業の誘致。 
そこから「対話のできる車椅子」「廃棄物を自動的に分別するごみ箱」のような実用ロボットの開発が 
期待されています。 
また、ブラックジャックからヒントを得た、ハイテク医療関係。 
身体への負担を軽くするための、体内に入り込んで診断や手術のできるマイクロ機器開発。 
これを進めることが考えられている様子。 

改めて、手塚治虫さんの未来への洞察力のすごさ、後世への影響力の大きさ。 
実感しました。 


自分ならどうしたか 5月16日(火)


連休中にバスジャック事件が起こってから2週間ちかく。 
その後いろいろ捜査が進んだり、被害に遭われた方々の状況が伝えられたり。 
その中で一部気になったこと。 

一部被害者で途中で脱出された方が何人かいますが、 
犯人の少年がかなり幼稚だったのか、常軌を逸していたのか・・・ 
「報復」「連帯責任」と称して、脱出する人が出るたびに乗客を刺したようです。 
そしてその結果、死者もでてしまいました。 
この人たちは現在マスコミから姿を隠すように生活されているとか。 

この人たちを「自分のことばかり考えて、身勝手」。そのように非難するのは簡単です。 
でも、世の中には胆力の座った人間の方が少ないかもしれません。 
自分が実際、その場に居合わせたら・・・冷静に行動できたでしょうか。 
ただこの方たちは、今後一生、バスジャックのショックとともに背負うモノができてしまったのかも。 

元内閣安全保障室長の佐々淳行さんによれば、「人質は犯人に抵抗せず指示に従う」のが鉄則とのこと。 
警察が動いてることが分かっている状況ならば・・・素人が下手に動かないのがベターでしょうねぇ。 

一番悪いのは、犯人の17歳の少年なわけで、周りの人ではないのですよねぇ。 
(まぁ、家庭環境だの学校だのの問題はありますが) 

もし自分が極限状態に置かれたとき、冷静な行動がとれるかどうか。 
たまに考えることもあるのですが、エゴに走ってしまうのではないか、正直かなり怖いところではありますね。 


文化財流出を防ごう 5月17日(水)


長引く不況下で、多くの企業がリストラをよぎなくされたり倒産に追い込まれたりしていますが・・・ 
各企業には、バブルの時とかにコレクションしていたのでしょうか、国宝級もしくはそれに準ずる絵や彫刻といった 
芸術品を所有しているところが結構ある様子。そのコレクションが散逸の危機に瀕しているようです。 

なんでも国に買い上げを申し込むところも多いらしいのですが、文化庁の買い付け予算が少ないため 
全ての芸術品の買い上げができないとのこと。 
文化財保護法の範疇の国宝や重要文化財の場合は、海外への輸出が禁止されているのですが、 
それ以外の未指定の作品は文化庁の証明を受けるだけで転売オッケー。 
企業としては困ればやはり売ってしまいますよねぇ。 

このままでは、せっかくの日本の財産が世界中に散逸してしまいます。 
日本の文化財を喜んで購入するだろう国は多いと思いますが(日本ブームのようですし)、 
それではもったいないですよねぇ。 

一度ちらばってしまえば、もう一度集めるのは至難の業かも。 
芸術品というものは、その魅力で海外からでも人を惹きつける力のあるものです。 
(ルーブル美術館とか大英博物館とかが良い例かと) 
ODAに多額のお金をつぎ込むのも結構ですが、日本自身の将来のためにもっと税金を活用してもよいのでは。 
後々、後悔することのないよう、政府にはきちんと対応していただきたいです。 


ストーカー防止法 5月18日(木)


ここ数年、日本でもかなり問題視されてきたストーカー。 
まぁ、今に始まったことではないですけど。昔から恋愛感情のもつれからのトラブルはありましたし。 
ただ最近は、人間関係が複雑化したり、人付き合いが下手になったり、往生際の悪い人が増えたり・・・ 
そんなこんなで自分達だけじゃ、身を守りきれなくなってきたのですねぇ。 
まぁ、諸外国でも割と最近の問題ではあるようですけど。(アメリカが一番進んでいるのは言うに及ばず) 

日本の場合は、真昼間の駅前、かなり人通りの多いところで女子学生が刺し殺されるという 
悲惨な事件が起こってから、やっと成立したわけですが・・・。 
まぁ、警察も対応に困っていたわけですよね。きちんとした法律がなかったわけで。 

民事不介入・・・警察も法律の範囲内で動くしかないわけです。 
日本は法治国家ですから、後で裁判沙汰になった場合、絶対警察が負けてしまいますもの。 
(まぁ、工夫して対応した警察署もあるようですが、全部にそれを期待するのも酷なのでは) 

今回、めでたく法案が成立したわけですが、大事なポイントがあります。 
ストーカーであるということを、被害者本人が証明していく必要があるということですね。 
相手が被害者に恋愛感情を持っているか否か。それがこの法律の適用ポイントになると聞きました。 
だから、被害状況を記録したり、写真に撮ったり、電話を録音したり・・・ 
本人にもそういう努力が必要ということです。 

警察におんぶに抱っこというわけにはいかないでしょう。判断するのが難しい犯罪なのですから。 
このような状況になったのは、社会が複雑化したせいでしょうね。 
でもそれは警察だけの責任ではなくって、この社会で生活している一人一人の責任なのではないでしょうか。 
自分の身は自分で守るように努める。これが基本でしょうねぇ。 
(もっともこの対策用に、警察官の数を増やせれば話は別かも) 


病気も国際化 5月19日(金)


ここ数年、いろいろな感染症の流行が世界のあちこちでみられていますよねぇ。 
今まで、本でしかその名前にお目にかかることの出来なかったような疾病も、ポツポツ見られて 
驚くばかりです。(エボラ、マールブルグ、狂牛病・・・等々) 

まぁ、現代は1日あれば世界中を行き来できてしまう世の中です。 
昔でしたら移動の最中にでも病原体が死滅したり、あまり距離を動かないちに発病したり・・・ 
そんなに被害は拡大しなかったのですが、今はそうはいきません。 
こうなってくると、その国だけの問題ではなくなってきますよねぇ。 

感染症は人間ばかりが問題になるわけではありません。人間の食料になる動植物にとっても大問題です。 
何が問題になるかといえば、致死率の高い疾病なら家畜が大量に死亡してしまいます。 
また致死率が高くなくても感染力の強い疾病なら、家畜の飼養効率がダウンしてしまいます。 
そしてそれを駆逐するためには、家畜を大量に殺処分するしかなくなるわけです。 
このことがその国家に与える経済的ダメージはとても大きいものでしょう。 
(記憶に新しいのは、イギリスで狂牛病に感染した牛を大量処分したことでしょうか) 

今、日本でも口蹄疫という非常に感染力の強い病気が発生しています。 
これは偶蹄類になら、どの動物にでも感染するやっかいなモノです。 
これは日本の周辺諸国(韓国、台湾、ラオス、タイ、ベトナム、モンゴル等々)でも発生しているとのこと。 
どうも皆同じ型らしく、その出所は中国のようです。 

中国政府は国内の発生状況を他国に知らせていないし、国際獣疫事務局(OIE)の緊急会議も参加拒否するとのこと。 
周辺諸国に軒並み発生がみられるのですから、中国内に発生がみられないわけはありません。 
自国の利益だけを図って、他国の迷惑を顧みない態度では困ります。この疾病の根絶には、国際協力が欠かせないのですから。 
そういう態度を続けるようなら、いずれそのしっぺ返しが中国に来るでしょう。 

国際関係についてはフェアな態度。これが大切なのではないでしょうか。 


天真で爛漫 5月21日(日)


昨日5月20日、劇団疾風Do党第28回公演『天真で爛漫』、観劇してきました。 

福田卓郎脚本・演出のお芝居はすでに何回か観ていますが、その特徴というのは 
軽快なセリフ回しと役者さんたちの動きでしょうか。とにかく明るくて爽快という感じかも。 

今回のテーマは「死」。福田卓郎氏にしては重たいテーマだと思ったので正直どうなるのかと思いましたが・・・ 
後味はご本人から伺っていたように、さわやかでした。(^-^) 

舞台はこの世でもあの世でもない、中途半端な場所なのでしょうか。 
様々な人生を送っていた人々が、突然の死(?)によりとある場所でいっしょになります。 
最初は半信半疑。自分達の置かれた状況が飲み込めず、あれやこれやと詮索しあいますが・・・ 
何度も何度も現れる奇妙なカッコをした案内人。 
彼女は天使か悪魔か死神か・・・はたまた単なる案内人なのか(笑)。 

この場所から出る方法は目の前にある「穴」に入ることだけ。 
それも案内人に呼ばれてから。 
入った先はどうなるか、全然見当もつかず戸惑う人々。 
最終的には、自分の人生は自分で選び取っていく、そんなラストシーンだったのでしょうか? 

楽しい1時間半、あっと言う間にすぎましたね。 
疾風Do党の次回公演は11月1日〜5日の予定のようです。 
興味のある方は福田卓郎氏のHP「TakurouBPW」をのぞいてみてくださいませ。 
うちのHPのリンクから飛べますので。 
(劇団のHPもありますよ) 

福田卓郎脚本の『就職戦線異状なし』は、5月中に放映予定のようです。(今週末くらいか?) 
織田裕二主演で、バブル期華やかなりし頃の若者の就職活動の様子を描いたモノです。 
私も割と最近観たのですが、自分の就職活動(バブル期は少し過ぎていましたけど)のことを 
思い出しましたねぇ。ぜひご覧になってくださいませ。 


就任演説 5月22日(月)


二十日、台湾の新総統・陳水扁氏の就任演説がおこなわれました。 
この中で一番注目されたのは、中国との関係をどのように述べ、自国の立場をどのように述べるか。 
その点でしょうか。 

演説中の中台関係のポイントとして上げられるのは、 
●将来の「一つの中国」の問題を共同で処理する。 
●中国が武力行使を意図しない限り、独立を宣言しない。国号を変えない。「二国論」を憲法に入れない。 
 統一か独立かの住民投票は行わない。 
●国家統一綱領は破棄しない。 
等々。 

中国にとっては最も総統になって欲しくない人物が新総統になったわけですが、 
陳氏は強行路線には出ず、台湾人の安全を図ることが総統たるものの責任だと心得ておられるよう。 
かなりしたたかな演説ではありますよねぇ。中国が武力行使をしない限り、独立を宣言しない、とは。 
台湾がどうするかは、中国次第。 
万が一、中国がミサイルを1発でも打ち込むことがあったら・・・台湾が独立を宣言してもそれは中国自身の責任である。 
そのように世界中に向けて宣言したようなものかもしれません。 

この演説に対する、台湾の世論調査の結果は、「満足」とする回答が78%とのこと。 
ただ中国との直接通航などが盛り込まれなかったため、株式市場は株価が3%下落したようです。 
政治と経済は密接にかかわっているけれど、こういうところ、台湾も自由主義経済の国なんだなぁ。 
そのように実感しました。 
(中国との大きな違いでしょうねぇ) 

中国からのコメントとしては、「誠意に欠ける」と。 
まぁ、その程度のコメントくらいしかでないでしょうねぇ。 
WTO加盟問題を抱えた中国としては、武力による威嚇はできない状況でしょう。 
そんなことしたらアメリカ議会の反発を招くのはもちろんのこと、世界各国から批判の嵐になるばかりでなく 
台湾が独立を宣言する、格好の材料を与えることとなりますしね。 
このしたたかさ、日本の政治家にも見習って欲しいものです。 

なかなか舵取りの難しい中台問題ではありますが、新総統には頑張っていただきたいです。 


感謝状授与なんかいいのでは 5月23日(火)


ちょっと前のことになりますが、長者番付が発表になりましたよねぇ。 
宇多田ヒカルちゃんが歌手部門ではトップですかぁ。(^-^) 
最近17歳がいろいろ話題になっていますが、皆が悪いわけではないですよね。 
きちんとやってる若者の方が多いのでしょう。 
(まぁ、年配の人間から見れば、いろいろと文句もでるでしょうが) 

かなり稼いでいる(だろう)人でランキングがかなり低い人とか、載ってない人とかいろいろですが、 
節税対策がきちんとしているからとか、コメントするマスコミも目につきました。 
それってやはり、税金を納めることは損、悪いことである。というような考えや、 
稼いでいる人に対して嫉妬しているからかもしれないですよねぇ。 

日本という国に住んでいる人で、税金による公共事業等々の恩恵を被っていない人間はいないわけで、 
多額の税金を国に納めている人々に対して、やはり皆、感謝の気持ちを持つ必要はあるのではないでしょうか。 
大蔵省あたりがきちんと音頭をとって、感謝状授与でもするといいのかなぁと思ったりします。 
国の屋台骨を支える大事な仕事をしてくれたわけですから。 

まぁ、あこぎな稼ぎ方をしている場合とか、いろいろあるとは思いますが、 
税金を納める時にも、いろいろ楽しみがある方がいいと感じていたり。(^▽^) 


ちょっとした気配り 5月24日(水)


今年の4月に職場の異動があって、駅から大分遠くなってしまいました。 
当然、歩く距離も長くなってしまったのですが、そこで気になったことがありました。 

日本は、歩行者は右側通行ということになっています。学校でも子供達はそう習っているでしょうし。 
そこで右側通行しようとすると、圧倒的に左側を歩く人が多いのに気が付きました。 
どうしてでしょうか。なぜか左側に寄る人が多いような印象を受けます。 
(なんか行動学的な法則でもあるのでしょうか?) 

まぁ、それはそれでいいと思います。ところが、一部右側を歩いてくる人がいます。 
それもそれでいいと思うのですけど、通勤通学時間帯にそうなりますと、当然鉢合わせになるわけです。 
(日本は道が狭く、歩行者用の道も整備されてないですし・・・) 
私は交通量の少ない方に行くことになるので、鉢合わせする回数が圧倒的に多くなってしまい、 
いちいち「どうやって動こうかなぁ」とか考えなくてはならなくなります。 

これって結構ストレスになるのですよねぇ。 
しかもそういう相手の中で、「絶対よけるもんか」という態度の人もいます。 
睨みつけられちゃったりとか。 
(そうではない方の方が多いとは思いますが) 

自分の意思を押し通すのもよいですが、細かい部分では周囲の人々の流れを読んで動くことも 
大切なのではと感じている今日この頃。日本は人もストレスも多いですから。 
まぁ、これは一つの例にすぎませんけど、たとえば電車の網棚。 
自分が取りやすいようにアタッシュケースなどを載せている人をみかけます。 
(まぁ横に広く、取っ手部分を通路がわに向けているわけですね) 
通勤時間帯にそれをやられると、本来あと何人分かの荷物を載せられるだけのスペースが死んでしまいます。 
まぁ、周囲の何人かがそれで困るわけです。 
(そういう人に限って、座って眠りこけていたり・・・) 

想像力がないのでしょうねぇ、自分がそのような行動をとった場合、周囲にどのような影響を及ぼすかとか。 

ちょっとした思いやりの心、気配り。そういう潤いが欲しいなぁと感じました。(^-^) 


野球は頭で 5月25日(木)


プロ野球ファンなので、たまには野球の話を。 (^-^) 

例年になく混戦状況が続いているセリーグ。1位から6位までが4ゲーム中にひしめいています。 
このままオールスターまでいき、後半戦に突入するのでしょうか。(25日現在) 

野村監督率いる阪神タイガースですが、現在は6位(まぁ、最下位)なのですけど、 
いろいろな作戦を披露してくれますねぇ。 
普通野球というのは一度交代した選手は、その試合にはもう出場できません。 
どうするか。その場合、ポジション同士での交代ならオッケー。 
少し前になりますが、とある試合で2人の投手をそれぞれピッチャーマウンドと一塁に送り出し、 
8人くらいの打者に対して交代させつつ、抑えさせたとか。 
私はそのシーンは目撃していないのですけど、なかなか観れない貴重な場面を観客は目撃したわけです。 
普通、プロ野球ではそのようなことはやりませんから。 

阪神の前はヤクルトスワローズの監督をなさっていたわけですが、そのときにも「野球」のイメージを 
変えさせられるような出来事が多々ありました。 
その一つが「ペーパーテスト」の実施です。 
就任してすぐだったのでしょうか。ヤクルトの選手に対し、まずルールに関する試験をやったとのこと。 
スポーツ選手は身体を鍛えることを考えればよい、そのように考えていた選手達には驚きだったようで。 
(私もビックリしました) 
このときの結果は・・・現在TBS(だったかな)の解説をやってらっしゃる栗山秀樹さんがトップ。 
(この方は教員免許も持ってらっしゃる変り種なのですねぇ) 
ビリは・・・某有名人のご子息だったとかなかったとか。 

力任せではなくって、きちんとそのスポーツを理解した上で、合理的な動きをすれば必然的に勝てる。 
そのように選手たちに教えられたのでしょうか。 

私もも子供のころはよくスポーツをやっていましたが、当時は「根性」重視だったでしょうか。 
今から思えば、指導する先生達の方に教える技術がなかったのかなぁとも感じています。 
だから、もともと素質のある子供しか伸びていけないわけですねぇ。 
もし当時、そのスポーツが「何」であるのかを知り、楽しんでやることが出来ていたら・・・ 
もっともっと、素晴らしい思い出になっていたのかもしれませんね。 
(もちろん、身体を鍛えられたこと自体はよかったと思っていますけど) 

野球は頭でするもの・・・そのように選手のみならず、ファンにも教えてくれた野村監督。 
まだまだ頑張っていただきたいですねぇ。(^▽^) 


歴史を学ぶ 5月26日(金)


少し前の話になります。 
とある学校の卒業式。屋上に日の丸を掲げたことで、児童が校長先生を土下座させて謝らせるという 
出来事がありました。一部教師とか保護者とかも一緒だったとか。 
子供達だけでこんな行動をとるわけはないと思いますので、周囲の大人にあおられてのこととは思いますが・・・。 

言い分としては「日の丸は侵略の象徴だから、掲げるのは反対」、「子供の意見を無視するのは民主主義に反する」等々。 
まぁ、普段この学校では、先生達が子供達にこのように話しているということなのでしょう。 

この話を聞いて気になったのは、この先生たちは日本が国旗を持つことに反対しているのか?ということでした。 
国旗がないと困りますよねぇ。様々な国際行事の時に何も掲げるものがなくなってしまいますので。 
日の丸が嫌いだというのなら、国旗を持たないわけにはいかないのだからそのかわりにどうするのか、 
どうしたいのか。代案を示すべきだと思うのです。「ダメだダメだ」というばかりでは片手落ちですし。 

まぁ、もうすでに日の丸を国旗として認めるようになったのですけど、国民に意見を求めたわけではないですし、 
一度国民投票でもやってみると面白いかも。きっと日の丸を国旗にしようという意見が大多数になるのでは? 
日の丸はデザイン的にも、シンプルかつ目立つ、素晴らしいモノだと思いますし。 

反対する人の意見に「侵略の象徴だから」ということがありますが、モノ自体に責任はないと思うのです。 
モノをスケープゴートにしてしまってはいけないのではないでしょうか。 

歴史を学ぶ・・・人は未来を知ることはできませんが、予測することはできます。 
過去に社会情勢がある状況を示したとき、その後、どのように情勢が推移していったか。 
それは歴史から学ぶことが出来ます。ホントの意味で歴史を勉強するというのは、 
過去の出来事から教訓を得て、同じ過ちを起こさないように対処していくことではないでしょうか。 

そして、そういう考え方のできる人間を作りあげていくのが学校教育だと思うのですけど・・・ 
なかなか心もとない状況ですねぇ。 
「ゆとり教育」とやらで、学習指導要項がどんどん減らされていく中で、子供にまともに教育を受けさせるには 
親が自分で教えるとか、私立の学校に入れるとか、塾に入れるとか・・・。 
どうなってしまうのでしょうか、21世紀の子供達は。 


ユニークなCM 5月27日(土)


好きな番組がCMで中断されて、つまらない思いをした方って多いのではないでしょうか。 

ところがここ数年は見せるCM、面白いCM、インパクトのあるCMが増えてきたせいで、 
CM自体を楽しめるようになってきたので、嬉しい限りかも。 

ダンシングベイビー、豊悦の温泉卓球、キムタクのJRAとかウィダーinゼリー等々。 

ちょっと前、NTTのCMも結構印象に残っているかも。 
SMAPが出演していたモノですが、世界中いろいろな場所にいるメンバーが 
近未来の情報通信機器を駆使して、レコーディングをしていく設定。 
そのうちこういう世の中が来るのかなぁ、とワクワクしてしまいました。(^-^) 

最近放映し始めた中に、ゲームの新作のCMがありますね。SMAPが出演しています。 
小学校が舞台で小学生たちが主役ですけど、小学生の顔がSMAPのメンバーだったり。 
それぞれの性格にあったキャラクター設定のよう。 
放映前にマスコミでも取り上げられていましたね。それだけでのものすごいCM効果。 
しばらく話題になるかも。 

ゲーム、アニメ、漫画・・・等々。日本がエンターテインメントとして確立してきたモノです。 
他の欧米諸国などでは、こうは発展してこなかったわけですが、日本人独特の「こだわり」 
の文化が大人も楽しめる娯楽としてきたと、日下公人氏が指摘されています。 

ハリウッドの有名スターも出演してくる日本のCM。 
(アメリカなどでは格下と見られるため、出演することは少ないとか) 
日本発の文化として、また一つ発展していくのでしょうか。


Meet Joe Black 5月28日(日)


仕事の慌しさから、ちょっと疲れ気味だったこの頃。 
心に染み入るような映画が見たいなぁ・・・そう思い、『ジョー・ブラックをよろしく』を借りてみました。 
(とくにブラピのファンというわけではありませんが(^^ゞ) 

観終わった後の印象・・・なんとなく心が温かくなりました。 

とある企業の社長。もうすぐ65歳の誕生日を迎えますが、心臓を患っており、 
自分の死期がせまっていることをうすうす感づいています。 
息が切れるたびにどこからともなく響いてくる声・・・。 
「答えはイエスだ」と。 

ある日、その声の主がいきなり現れます。ある青年の身体を借りて。 
声の主の正体は、日本風に言えば「死神」なのでした。 
社長ビルは問います、「自分に残された時間は少ないのか」と。 
死神は答えます。「イエス」と。 

人間界に興味を持っていた死神は、社長に取引を申し込みます。 
自分を家族同様に扱い、ともに生活し、社長の言う「情熱的な愛」というものを知りたい。 
そうしてくれれば時間を与えよう・・・と。 

こうして奇妙な共同生活が始まります。 
ジョー・ブラックと名乗り、部外者のくせに重役会議にも参加し、ビルの家に滞在し、食事をともにし・・・ 
そのうちビルの令嬢で医者であるスーザンと恋におちていきます。 
(もともと身体の持ち主である青年と、運命的な出会いをしていたのでした) 
当然、父親であるビルは反対しますが、そんなことはお構いなし。 
病院にも押しかけていくのですが、さすがに死期の近い人々のいる場所です。 
ある老婦人には正体を見破られてしまいます、「死神」だと。 
スーザンには正体はばれなかったのですが、その老婦人とは何度が交流することに。 

奇妙な同居人のいるお陰で、会社をのっとろうとする腹心の部下(スーザンの婚約者でもある)の裏切りに 
ビルは合うことになります。重役会議で社長をクビになってしまうのです。 
立場が悪くなりながらも、ジョーとの約束を守り、彼の正体を明かさないビル。 
そんな彼に接してきたジョーも、ビルの気持ちに報いるためにとある行動に出ることに・・・。 

さて、ビルはどうなるのか。またジョーとスーザンとの恋はどうなるのか・・・。 
結末はご自分でお確かめ下さいませ。 

ある日突然自分が死んでしまったら。また、自分の死期を宣言されたらどうするか。 
そんなことを考えさせられた作品でした。 
ビルはきっと幸せだったことでしょう。私としてはお勧めの一本です。(^-^) 


マクドナルド化&脱マクドナルド化 5月29日(月)


新しい本を読みました。日下公人さんが中心となって執筆された、『【日本発】繁栄の発想』です。 
その中から。 

多くの日本企業が提供してきた、「不定形サービス」。 
何かといえば、商品をお客様一人一人に合わせた状態、高付加価値をつけて発売しているようなところでしょうか。 
この日本人独特の文化が、将来世界を席巻していくかもしれない。 
そのように本の中で予測されています。 

この反対をいく最たる例が「マクドナルド」です。 
ようするにメニューを絞り、作業工程を単純化し、お客にもセルフサービスで動いてもらうなどで、 
徹底的なマニュアル化をはかり、どんな人間でもすぐに戦力として働けるようにした。 
そういうモノです。 

アメリカ人が得意とする方法のようですが・・・今では日本人の若者の方が、いわゆる「マニュアル人間」に 
なりつつあるようです。(言われたことはきちんとやるが、言われないことはやらない) 

ところがところが、当のマクドナルドがこの「不定形サービス」を取り入れるつもりの様子。 
作り置きをやめ注文を受けてから作る方式とし、またピクルス抜き等のオーダーメイド方式にしていくとのこと。 
マクドナルドが「脱マクドナルド化」を図ろうというのですから、驚きです。 
日本の消費者の商品への並々ならぬこだわりに対応するためでもあるのでしょう。 
いろいろなサービスを提供する、他チェーン店などの競争相手の存在も大きいかも。 

ホントに近い将来、日本発の文化が世界中の人々の憧れの的になっていくような予感がします。 
ネイティブな日本人に生まれ育つことが羨ましがられる、そんな時代が来るような。 


もったいない文化 5月30日(火)


昨日の続きを。(^-^) 

リサイクルの重要性が叫ばれて久しいですが・・・もともと日本人は、「もったいない」という意識を持って 
持ち物を大切に扱う「リサイクルの文化」を持っていた。そのようにも日下公人氏らは指摘されています。 

とくに江戸時代なんかは、鎖国なんかもしていたわけで、資源も土地も限られていたせいもあるのでしょうか。 
紙や着物はもちろんのこと、人の排泄物まで畑の肥やしとして利用していたわけです。 
江戸時代では糞尿も取引材料のひとつだったのですねぇ。 

現在の日本では購入し、消費し、そして捨てる・・・そのような文化になってしまいました。 
これは戦後のことだろうと思います。 
やはり世界をリードしている国の文化が、世界中の人々を席捲してしまうのでしょう。 
そろそろ見直す時期でしょうねぇ。 

リサイクルの文化で重要になってくるのは、「直し」の技術ということでしょうか。 
これに関して、日本には素晴らしい伝統がまだまだ根付いています。 
痛みやすい日本の文化財に対して、様々な保存技術が受け継がれてきていますし。 
この技術は、世界の文化遺産の修復にも大いに役立っているとのこと。 
日本でも技術の伝承が難しくなっているらしいのですが(後継者問題とか)、 
活躍の舞台が世界中ということになれば・・・どんどんチャレンジする若者も増えるのでは。 

このような点からも、日本の文化が世界に広がる可能性は高いかもしれませんね。 


日本の「うまみ」は世界の食卓をおいしくする 5月31日(水)


さらに昨日の続きを。(^-^) 

結構、日本の食事事情にも通じていらっしゃる日下さんですが、この分野でも、 
日本の文化が世界に広がっていくことも予測されていました。 

日本で「うまみ」といえばグルタミン酸ですね。(味の素の中身といえば、お分かりになると思います) 
うまみの王様といえば、グルタミン酸とイノシン酸。 
イノシン酸はお肉のうまみ成分であり、欧米でのうまみといえば今までこちらのことでした。 

ところが、最近になってグルタミン酸が欧米諸国にも広がりだしたとのこと。 
日本料理ブームに加え、チャイニーズやコリアンのうまみ成分も、グルタミン酸のようですので、 
どんどん広がっていきそう。 

また日本独特の食習慣というのか、欧米やチャイニーズのように、大勢で大皿から取り分けるタイプではなくって 
個人完結型の日本の食文化が世界中に広がっていくとも。 
日本には既に欧米などの食文化が入ってきているため、かなり豊かな食文化を享受しているともいえます。 

日本の食文化の世界への普及・・・これによって、自然と日本の文化に興味をもつ人が増えるかもしれません。 
そうやって考えると、(マスコミなどは日本の文化を否定的にとらえることも多いようですが)どうしてどうして。 
日本人ってすでに、ものすごく豊かな文化的生活を楽しんでいると思いますねぇ。(^▽^) 



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