国立科学博物館レビュー(2)   〜生命の歴史再発見〜   Takane astronomy club



天文ファンならずとも一度は訪れてみたい上野の森に包まれた国立科学博物館‥ 公式サイトや展示物の解説でその歴史について調べてみると、次のような記載があります‥

平成19(2007)年4月にリニューアルオープンした日本館での展示テーマは「日本列島の自然と私たち」で、日本列島の自然と生い立ち、そこに暮らす生き物たちの進化、日本人の形成過程、そして私たちと自然のかかわりの歴史が展示されています。

平成16(2004)年にオープンした地球館での展示テーマは「地球生命史と人類」で、地球の多様な生き物がお互いに深く関わりあって生きている姿や地球環境の変動の中で生命が誕生と絶滅を繰り返しながら進化してきた道のり、そして人類の知恵の歴史が展示されています。

国立科学博物館の公式サイトはhttp://www.kahaku.go.jp/index.phpです。最新の情報はここで確認してください。


 国立科学博物館

National Museum of Nature and Science

〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20

開館時間:通常午前9時から午後5時(入場は午後4時30分まで

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)年末年始(12月28日〜1月1日)

掲載内容は2016.11.03現在です。

 


地球のおいたち(約20億年前から2000万年前まで‥人類の始祖は400万年前)

‥この小さな生物たちが地球を変えました‥最古の生命の化石など‥





すべての生命のおいたち


 

 



海で起こった生物の爆発的進化


パリンプセスト・リップル/先カンブリア時代(約11億年前)





左:プテリディニウム/ベンド生物/ベンド紀、 右:カクトクリヌス/ウミユリ類/石炭紀前期


 

 



三葉虫の仲間


三葉虫(さんようちゅう、Trilobite、トリロバイト)は、カンブリア紀に現れて古生代の終期( ペルム紀)に絶滅した節足動物です。





ディケロケファリナ/三葉虫類/オルドビス紀前期


 

 



アンモナイト


日本最大のアンモナイト:パキデスモセラス・パキディスコイデ/アンモナイト類/白亜紀後期(約9000万年前)





川下芳太郎コレクション:パキデスモセラス と ユウパキディスカス/アンモナイト類/白亜紀後期 など


 

 



フタバスズキリュウ


フタバスズキリュウ復元全身骨格/白亜紀後期/エラスモサウルス科(日本館3階)

和名:双葉鈴木竜、学名:Futabasaurus suzukii )は白亜紀後期サントン階(約8500万年前)に日本近海に生息していた首長竜で、爬虫類双弓類プレシオサウルス上科エラスモサウルス科に属し、全長約7m。日本国内で初めて発見された首長竜として著名です。





フタバスズキリュウ解説、 “マーチソニア”/巻貝類/実物/ペルム紀/マーチソニア科 など


 

 



ティラノサウルス


ティラノサウルス/白亜紀(約1億 4500万年前から6600万年前)後期(地球館地下1階)

恐竜の形態学の基礎を知ることは、ヒトの体を理解することからはじまり、ヒトと恐竜は全く異なる姿形をしているが、

骨の名前が共通することからも、共通の祖先をもつことがわかります。





左:ヒパクロサウルス(親子)/白亜紀後期/ハドロサウルス科、 右:トリケラトプス/白亜紀後期/ケラトプス科


 

 
その他の展示物


スコロサウルス(手前)/白亜紀後期、ステゴサウルス(奥)/ジュラ紀後期科

中生代(恐竜が生息していた時代)最後の日(約6600万年前)K/Pg地層

アパトサウルス(後ろのでかいヤツ:全長18m)/ジュラ紀後期



独自の進化を遂げた哺乳類


手前:コロンブスマンモス/更新世後期/ゾウ科、 奥:アメリカマストドン/更新世/マムート科





左:スミロドン/更新世後期/ネコ科、 右:ジャイアントバイソン/更新世中期/ウシ科


 

 
その他の展示物


ゴンフォテリウム/中新世/ゴンフォテリウム科

ダイアウルフ/更新世後期/イヌ科、ホラアナグマ/更新世/クマ科

パラケラテリウム(旧名称インドリコテリウム)/漸新世後期/ヒラコドン科



水に戻った四肢生物


アーケロン・イスチイロス/白亜紀後期(約7400万年前)/プロトステガ科





左:レプトネクテス・テヌイロストリス/ジュラ紀前期(約2億年前)

右:左:バシロサウルス・ケトイデス/古第三紀,始新世後期(約3800万年前)/バシロサウルス科

右:右:ティロサウルス・プロリゲル/白亜紀後期(約8300万年前)/モササウルス科


 

 



人類の進化






ホビット(ホモ・フロレシエンシス)/Homo florensiensis/レプリカ/ヒト科


 

 
その他の展示物


ルーシー(アウストラロピテクス・アファレンシス)の骨格・生体復元組立

トゥルカナボーイ(ホモ・エレクトス)の骨格・生体復元組立

ラ・フェラシー(ホモ・ネアンデルターレンシス)の骨格・生体復元組立

およそ4万年前、私たちの祖先は、東アジアの辺境で、森と海の恵みにあふれた日本列島を見いだし、そこに住みつきました。その後も、アジア各地からさまざまな人々が固有の文化をもって日本列島に渡来し、互いに融合しつつも独自性を保って発展してきました。祖先たちは、土器の発明や栽培植物の改良などの工夫をこらしながら、日本列島の自然と上手に付き合ってきました。

 

 

 



生物の多様性展示


陸上生物など





アジアゾウ、キリン、マッコウクジラ、ダイオウイカ、オオアナコンダ


 

 
その他の展示物


哺乳類

海の生き物

鳥類



陸上に進出した生物


双子葉類(材幹断面)/双子葉類/新第三紀





屋久杉輪切り標本、 杉(天然木)


 

 
その他の展示物


地球深部探査船ちきゅう

地震発生帯の鉱物

岩石で作った日本の地質図



参考資料:地球の誕生

   ★隕石NWA2364から測定された太陽系の年齢は45億6822万年(±20万年)前で、地球の誕生はそれ以降となる。

   ★ジャイアントインパクト説での地球の誕生日は月の石から測定され44億4000万〜45億1000万年前と測定された。

   ★微惑星衝突による金の量で測定すると太陽系誕生から9500万年後に地球が誕生し44億7000万年前と計算された。

   ★2013年02月15日にロシアに落下した隕石から分析した結果によると地球の誕生は44億7000万年前と測定された。


地球の誕生と人間の歴史について、46億年の地球の歴史を1週間に置き換えてみると以下のようになります(weblio辞書参照)。








参考資:ミネラル(ヒトは宇宙の成分から出来ています)

ミネラル(無機質ともいいます)には、カルシウム、鉄、ナトリウムなどがあります。必要な量は少ないのですが、人の体の中では作ることができないので、食べ物からとる必要があります。ミネラルは、骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。

地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものをミネラルといいます。およそ100種類ある元素の中で、人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことがわかっているミネラルとして、現在16種類(ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)が知られています。そのうち厚生労働省が摂取基準を決めているのは、イオウ・塩素・コバルトを除く13種類です。

どれくらいとればいいか‥ミネラルは、多すぎても少なすぎても健康によくありません。体に必要な量はミネラルの種類によって異なります。

     【不足しやすいもの】

       カルシウム

         不足すると骨粗しょう症になる可能性があります。

       鉄

         不足すると貧血をおこす可能性があります。

     【とりすぎが心配なもの】

       ナトリウム

         とりすぎると高血圧や脳卒中などの生活習慣病の原因になります。

ミネラルの吸収:ミネラルは、体の中では合成されないので、毎日の食事からとる必要があります。しかし、吸収されにくかったり、他の成分によって吸収を妨げられたりすることがあります。また、体内に貯蔵できないものも多いのです。一方、ミネラルの吸収を助ける働きをするものもあり、カルシウムやリンはビタミンDによって、鉄はビタミンCによって吸収が高められます

ミネラルの種類と多く含む食品(農林水産省サイト参照)








 

 






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