東京から特急を使って約3時間、清流流れる山脈の麓に安曇野はある。豊かな自然は多くの作物を育て、その土地に住む人々を潤す。また幅広い平野をもつおかげで、大パノラマの絶景を鑑賞出来るのもこの土地の特徴である。そのような魅力ある場所に何人かの陶芸家が集落を作っている。「アツムイ窯」はその中の一つなのである。
アツは「海」又は「湖」の事で、ムイは「静かな」と言うアイヌ語です。古代安曇は広く関東から碓氷峠までを指した総称でした。現在、安曇野と呼ばれるこの地には、優れた土器が数多く出土しており、縄文の昔より人々が暮らしていました。自然に恵まれたこの地に先人の「なりわい」を引き継ぎ、穴窯で素朴な焼き物を制作しています
アトリエも兼ねた古民家はは作家としのこだわりを集約しています。
作品をただ飾るのではなく、作品が生きたかたちで展示をする空間で
私達の作品をゆっくり観て頂ければと思います。
縁側から絶景の山脈を眺めながら、是非旅の疲れを癒しに来てください。
お待ちしております。
年に2回ほど焼成を行っております。私達の作品は、釉薬をかけずに一週間ほど松割木を炊き続け、焼き締めたもので、使い込む程、味わいの増す焼き物です。焼き締められた陶器の色の変化からは炎と煙の残像が感じられると思います。日常の日々の暮らしが生み出す形や色、当たり前のものこそ美しいと思っています。
陶器の普遍的な美の中に自分らしさを求めた一代目は、鎌倉で陶芸の道に入り、萩、沖縄、備前の窯元で修業をし、欧米を渡り歩き…「文化としての陶芸」を自己の中に築き上げました。向上心は止むことを知らず、今でも中国など、アジア各国を旅しています。様々な場所で見た美しさを作品に投影しているのかもしれません。
手にとっていただけるとわかると思いますが、軽く、とても使いやすい焼き物です。実際にアトリエでも作品を使用していますので、使い込んだ味わいを感じて頂けると思います。アトリエには皿、酒器、花器等を展示しています。囲炉裏を囲み一息をつきながら、作品の数々を堪能して頂ければ幸いです。
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私達アツムイ窯は清流ながれる安曇野の地で焼き物を制作しています
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