珍動物の館

DAY7 前編


いよいよ今日が最終日。
空を見上げる・・・どんよりと曇り空・・・
 ガスでまっしろ・・・


そして今日も焼きたてのワッフルにたっぷりのメイプルシロップをかける。

8:30 それでもキネシオテープを太ももに張ってCWXを履いて・・・ハーネスつけて待機。

9:30 トラブル発生!最終日なのに・・・また・・・便器が詰まった!ガッデム!!
申し訳ないと張り紙をして数ドルを便器の上に置いた。

10:30 ガイドのゲイブに「飛ぶ可能性は?」と聞くとメイビーとかリトルとか聞くたびに確立が
下がっていく。滑りたいのは同じだよと答えるゲイブは申し訳なさそうだ。

11:00 便器が直っていた、助かった。

11:30 シャワーを浴びてチェックアウトを済ませる。

12:00 気の早いゲストはもうスーツケースを片手に出発を始めた。

13:00 ついに・・・中止が・・・決定した。

アイスクライミングはどうだと誘われるが今からでは戻りが18:00を過ぎそうだ。
それにアイゼンとピッケルを使うクライミングは保険が降りないので断る。

急げばアンカレッジで旨いサーモンが食えるかもね?と広瀬さんが言う。

まだ数日滞在するジャンキーさんともっちゃんを残し、俺らは荷物をまとめた。もうすっかり乾い
ているブーツやウェアーをスーツケースにしまう。板にはエアキャップを撒きつけスキーケース
に梱包。もう終わったんだなと感じた。
 降り続ける雪とMyCAR


あっという間だったな・・・毎日が楽しかったな。

初めて見たトンプソンパスの景色は本当に感動的だった。
そして景色の中へドロップした瞬間は・・・本当に至福の時間だった。

山頂からみるフィヨルドも綺麗だったな。

残念だけど滑れない日が多かった、スキーだけでいえば3勝4敗だ。

でもアラスカはスキーだけじゃなかった。
手付かずの自然、素朴な人々、見るもの全てが新鮮だった。

そう思えるのはメンバーによるところが大きかったと思う。

ハイスキルを持ち当たり前のように難しいセクションを滑りきってしまった彼ら。
そんな彼らに刺激されて俺もスピードを上げた。
こんなに太ももが熱くなるなんて初めての経験だった。

そして夜はビールを飲みながらスキー話で盛り上がった。

充実した濃い時間が流れていた。

でもそれは今日で終しまい・・・ちょっとさびしい。

あとは6時間ハイウェイを走ってアンカレッジからシアトルそして成田・名古屋。

 最高のメンバーだった。


13:30 フォードに荷物を積めアンカレッジにむけ出発。

13:40 バルディーズを出る前にお土産が欲しかったので釣具屋に寄る。

出てきた店員は身長2mを超える熊のような男で最初は台の上に立っているのかと思った。
店内には釣竿と並んで普通にライフルやハンドガンが売っている。



写真を撮りたいと言う俺に44マグナムはどうだ?M16もあるぞとフレンドリー。
しっかしM16で何を撃つんだ?
 ぐへへへへ


14:00 後ろ髪引かれる思いで出発すると路面は雪で真っ白になっていた。


14:30 先に出発したガイドとゲストがクライミングをしているのを見つけパチリ。
 アイスクライミングも楽しそうだが


15:00 バルディーズの山をひとつ越えると薄日が差してきた。

「こりゃジャンキーさんたち明日から滑れそうだな!うらやましいなあ」なんて会話をしなが
ら・・・・僕らは時速55マイルで走り続けた。

ふと左を見ると・・・・


後半へ続く

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