象気功

象気功

開合功



チャクラを開く3


つーことで、開合功により全身のチャクラ・丹田をどんどん開いていくわけであるが、順番としては、最初に人体の中心としての命門を開き、次に頭頂部のサハスラーラ・百会から初めて、アジナー・印堂、ビシュダー・天突、アナハータ・膻中、マニビューラ・気海、スヴァシスターナ・関元、ムラダーラ・会陰の順番に開くのである。

つまり、上から下が基本であるわけである。

開くというのは、その部位に意識を置き、開合功を行うということである。

その際、手を其の部位の高さ、あるいは前に置いて開合・開閉を行うのである。

まず、臍の前で開閉・開合を行い、命門を十分に開き、全身の氣を充足してから、その次にさらに、サハスラーラ・百会を開き、順次、下位の部位のチャクラ・丹田を開くのである。

まあ、氣が分からず開合功の効果が実感できない人にはなんのこっちゃであると思うが、このメソッドの効果は激烈である。


つまり、やり過ぎによる偏差が出やすいということである。

まあ、たとえば太極拳などは氣に関しては穏やかな効果であるので、そうとうマニアックにやらない限り偏差に陥ることはあまりないのであるが、開合功はダイレクトにチャクラ・丹田を開くので、氣の量が膨大になり、氣道に圧力がかかり過ぎて、短時間で偏差を起こす可能性が大きいのである。

さらには各チャクラ・各丹田のその部位自体が炎症を起こす可能性があるので、極端にやり過ぎれば、氣道に穴が空き、氣が漏れてしまうので、健康上は逆効果であるし、精神的にも障害が出て、日常生活にも支障をきたすこともあるのである。

だから、常に身体の様子を見ながら、体調不良、体力低下、頭痛、熱感、悪寒、めまい、吐き気、さらには人によっては幻覚妄想など、少しでも偏差が出た場合は中止して、様子を見ながら行わなければならないのである。

とにかく氣道を拡張するには時間が必要である。

努力、根性、気合よりも「時間」である。


氣に関しては、急ぐとろくなことにはならないのである。

氣道拡張に焦りは禁物である。

過剰な圧力は厳禁であり、無理に開こうとせずに、日々、根気よく、時間・日数・年数を掛けて圧力を継続することが、結局は氣の養生、体力養成、気力養成、精神力養成、健康回復、健康増進、運気改善、運気上昇に効果的である。

まあ、精神力養成といっても、脳の辺縁系等に不具合があって、普段から、神の声が聞こえるだの霊が見えるだのテレパシーが入るだのと、幻覚妄想等いろいろと不都合が出ておられる人の場合は、氣道の拡張よりも、医療あるいはお薬の拡張が重要であるのはゆーまでもないことであるので、すみやかに医師にご相談の上、許可が出た場合にのみカリキュラムを実行していただきたいのである。


しかるに、同様の言動でも、ホラ吹き詐欺師の皆さんの場合は、医師よりもおまわりさんとご相談した方がよろしいのも言うまでもないことである。

さてさて話はどんどんあらぬ方向に飛んで行くので、話を戻して、まあ、時間をかけるといっても、站椿による開合功は効果が絶大強力であるので、一日に練功する時間は短時間でいいわけである。

これを欲張って、これでもかとやると氣道やチャクラ・丹田が炎症を起して、その回復に膨大な時間を要してしばらくお休みとなるので、効率が非常に悪くなるのである。

たとえば、周天やクンダリニー・ヨーガや言霊でチャクラ・丹田が暴発した場合のように数年間にわたって氣のカリキュラム・メソッドは休止休業ということになるのである。

そんなことを何度もやって、3歩進んで2歩下がるならまだしも、2歩進んで3歩下がるになったりしてさっぱり進展せずに行ったり来たりしてると、氣の成就が先か寿命が先かというようなことにもなりかねないのである。


しかし、これが少なすぎても効果はないのである。

たとえば弱すぎるストレッチは効果が無いのと同じである。

逆に、ストレッチを、限界を越えて無理に行うと、筋繊維が損傷したりして怪我となり、効果どころか障害となってしまうわけであるので、けっして無理はいけないのもご理解いただけると思うのである。

氣に関しても同様である。

弱すぎると大した効果はないのである。

しかし、やり過ぎると炎症を起こして、進捗が停滞して先に進まないのである。

これが「少し無理」なテンションをかけて、毎日継続すると非常に効果があるのである。

あくまでも「少し無理」であって、「ものすごく無理」はよろしくないのである。

氣の効果を成就するためには、とにかく、無理をせずに適度な圧力を、日々、氣道にかけ続けることが肝要である。

もちろん、氣は眠ると排出されて氣道は元に戻ろうとするので、毎日、時間を決めて行い、氣道の状態を徐々に拡張することが肝要である。


たとえば、某ちゅーごくの公園に毎朝、三々五々、人が集まって太極拳や気功を行うというようなことである。

毎日、時間を決めて一定の量を練功することを習慣にするのが最良の方法である。

つまりは、象気功のお得意タームの「継続」である。

「少し無理」な圧力を毎日継続するわけである。

ものごとは一朝一夕にはならんのである。

続く。

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