象気功

象気功

開合功



チャクラを開く4


さて、本日も開合功によりチャクラを開き、能無しのあなたを能有りにするという無理無体なカリキュラムを、粛々と上から目線で解説するわけである。

しかし、このカリキュラムをあなたが実行しても、たとえば精神状態について言えば、現在のあなたの精神状態と、象気功メソッド使用後のあなたの精神状態とを、数値で検証できるわけでもないので、思い込み以外には実感がないかもしれないのである。

それでも、気弱で人前で話もできない人が、気が付いたら、いつの間にかそれなりに話しができるようになっているということはあるのである。


そうは言っても、これは程度の問題であるので、やらないよりはやった方がその方向性に行くということであって、たとえば、気弱で外にも出られなかった引きこもりが、いきなり、街宣車の上で大演説をぶてるようになるてなことではないのは当たり前である。

それはともかく、人間の感覚は現在の感覚に支配されているので、過去の感覚は実感として分からないのである。

精神状態が刻々と変化しているので、自分が変わっていることは実感できないのである。

それに、氣道の変化は実に緩やかで、いわば、そうとう長時間歩いていても実感がないぐらい傾斜のごく緩い坂道であるので、どのくらい上がったかは実感として感じられない場合が普通である。


しかし、これが、数年、数十年という単位で見ると、気弱で人前に出ることができない人が、いつの間にか気が付くと大勢の前でスピーチしている自分がいたりするのである。

あるいは、虚弱体質で歩くこともしんどかったような人が、いつの間にか気が付くとハイキングをしていたりするのである。

まあ、氣道の拡張拡大は、とにかく変化が緩やかで時間がかかるので、いってみれば寿命とのせめぎ合いみたいなことでもあるが、何もしなければ、気弱な引きこもりは一生引きこもりであるし、虚弱体質は一生にわたって虚弱体質でしんどい人生であるのである。

さらに、たまさかには氣道の閉塞による重篤な臓器疾患や免疫異常が、平癒あるいは完治してしまう場合もあるので、その緩やかな変化も、これがなかなかバカにしたもんでもないわけである。

とにかく、現在の自分よりは氣道が拡張することにより氣の量が増大して、生命力が高まり、運気が上昇するわけであるから、やらないよりはやった方が確実によろしい方向に行くのであるから、やらないよりはやった方がいいのは当たり前である。


そのためのメソッドとして、站椿における開合功によるチャクラ活性化あるいは丹田解放は、効果が強力であるので、練功が一日に極めて少ない時間で済むので、一生にわたって行うのにはなかなかこれが嬉しいメソッドであるわけである。

これに習熟して氣をつかむようになると、3分あるいは5分もあれば、体内に十分に氣が充足してパンパンになり、偏差を起こさない「少し無理」という範囲内で収功して、それを毎日行うということになるわけであるので、ラジオ体操より簡単に短時間で毎日の習慣として続けることができるわけである。

また、立つ場所さえがあれば、場所も時間も選ばないので、実にお手軽簡単で、長期的に見れば効果が絶大なメソッドである。

われながら、つくづく氣の天才であると感嘆することしばしである。

さて、十分に自慢自画自賛をこれでもかと堪能したところで、站椿における開合功によりチャクラ・丹田を開く場合には、そのバランスも重要である。


よろしくないおつむのちょーしをよろしくしたいなんてことで、サハスラーラ・百会を集中的にこれでもかと開いた日には、氣がおつむに上って精神的に不安定な状態になるのはご想像のとおりである。

基本は人体下部のチャクラ・丹田を優位に開くということである。

氣道拡張拡大のイメージとしては三角形の頂点にサハスラーラ・百会があり、臍から下を三角形の底辺とするのがよろしいのである。

イメージとしては、下へ行くほど大きく開のである。

つまり頭頂部のサハスラーラを頂点として、三角形あるいはピラミッド型に氣道の状態を形成するわけである。

まあ、立位ではイメージしにくいと思うが、座位いわゆる座禅の姿勢であれば、この氣道の状態を三角形・ピラミッド型にするというのがご理解いただける思うのである。

つまり、下部に行くほど氣道が太いというのが正しい在り方である。

まあ、たとえば「腹を据える」というのは、足も含めた臍から下部の氣道に氣を集めるということである。

逆に頭部に氣を集めて「頭を据える」とおつむのちょーしが危なくなるのである。

さてさて、氣道の三角形の意味が理解できて、どっしりと腹が据わって人生航海悠々の人も、それが理解できず逆三角形になって、すっかり頭が据わっておつむのちょーしが危ない人もおられると思うが、次回もさらにチャクラを開くのである。

続く。

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