象気功
気功の穴
象気功


站樁功
タントウコウ



手6・型を真似る


これまでに解説してきたとおり、象形流気功法における正しい站樁功は、全身を放鬆・弛緩し、膝を緩めて、足の親指の付け根周辺を中心とした中足部に、背骨の最上部である首の付根を乗せて立ち、手を胸の前に構えるわけである。

ここまで解説してきた象形流站椿功のメソッドは、今までにあちこちの道場やお教室のおつむのちょーしがよろしくないとんちきなセンセーの間違ったご指導でとんちきな站椿功に励んできた皆さんには納得できないことも多々あるとは思うが、まあ、とんちきでないセンセーに習った人には当たり前と言えば当たり前の話ばかりで、さらに言えば、象形流站椿功で解説している方法と型は一般的といえば一般的で、站樁功としては何の変哲もない方法と型であるわけである。


しかし、初心者の人に一般的といっても、分かりにくかろうから、不肖象師匠自ら、ゆーちゅーぶで正しい站樁をやってる動画はなかろうかとかたっぱしからこれでもかとご覧になって探したのである。

まあ、これ、あたしの形・型と同じものあるいは酷似しているものを探すということである。



「まなぶ」は「まねる」と語源を同じくするわけであるから、物事を学ぶときは物真似あるいは猿真似から入るのが正しい道筋である。

しかし、それは「正しいものを真似る」ということが重要である。

まあ、放鬆弛緩すればそれなりに氣は養成されるのであるが、正中線が整い、足の親指の付け根の周囲を中心とした前足部から中足部と丹田と首の付け根が一直線上にあるということと、尾てい骨が微妙に前に出るということが重要である。


そうは言っても、膝の緩め具合、腰の角度、足幅の開き具合、足先の向き、手の高さ、肘の緩め方、手の開き方、手のひらの向きなどは、人それぞれの体型や脚力筋力や骨・関節の状態や筋肉の柔軟度などで違ってくるので、究極的には自分であれこれ試して自分にあった方法を見つけるしかないわけである。。

おおまかに、この型を基本として、全身を放鬆弛緩して、全身の深層筋をつなげテンションが掛かるように立つわけである。

象形流站椿功では氣の養成による氣道の拡張拡大が目的であり、武術的な強さの養成を目的とはしていないので、あくまで基本は放鬆弛緩である。

続く。

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